製作中の鬼瓦。
数珠掛(じゅずかけ)カエズ
社寺等によく使用されるシンプルな鬼瓦です。
常時在庫製品もありますが、今回はレギュラー製品よりも
大きなサイズでの御注文だったので手作りで製作しました。
丸に結び雁金(まるにむすびかりがね)の家紋入り。
雁紋について。
雁(かり)の文様より転用した紋。
「雁金」「雁音」とも書き、「かりがね」と読みます。
こちらが、よく使用される雁金紋。
土佐坊昌俊が源頼朝の治承の挙兵にのぞみ、
二文字に雁の旗を賜り、これを家紋としたと言います。
可愛らしい家紋ですけど、この紋は古く
多くの大名・旗本に用いられたのだそうです。