IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

修理鬼

2007年12月15日 | 工場の仕事
久しぶりに鬼瓦の修理のご依頼です。

今回は唐破風用、唐獅子付の鬼瓦。
以前にも唐獅子付鬼瓦の修理をしましたが、
前回とは異なる意匠です。
立派な牡丹が唐獅子の脇を固め、威風堂々と言った所でしょうか。





若干の欠けや割れがありますが、結構良い状態でやってきました。

同時にもう一つ修理。
こちらは結構珍しい瓦です。
松の木に乗った鷹。



鷹の羽根が片方無くなってしまっているので急いで工房へ…。
在りし日の姿?を思い浮かべながら、職人がその無くなってしまった
羽根を作り上げて行きます。

いかに昔の鬼師の技、心を読みとるか。
古瓦とじっくり向き合う時間も
良い仕上がりにするためにはとても重要な作業なのです。

生まれ変わった姿はまた後日報告します。


にほんブログ村 美術ブログ 工芸へ