IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

鬼のおはなし。

2008年10月30日 | 鬼瓦、鬼師について



鬼のことわざをいくつ知っているか考えてみました!


鬼も笑顔
 容貌は悪くても笑顔を見せているときはかわいいこと。


知らぬ仏より馴染みの鬼
 なれ親しんだ者のほうがよいということ。


心を鬼にする
 (相手のために)意識的に非常な態度をとること。


鬼が笑う
 実現が難しいと思われることなどを言ったときに、それをからかって言う。


鬼瓦にも化粧
 醜い女性であっても化粧をすれば美しく見えてしまうこと。


鬼の居ぬ間に洗濯
 主人ややかましい者がいない間に、息抜きをすること。


鬼というと言葉のイメージからどうしても「怖いもの」という先入観が
ついてまわります。
だけどそのイメージゆえでしょうか。
かえってユーモラスです。
優しさにもあはれにも似た味があるような…。


ことわざのひとつひとつをとってみても、そういった鬼の特性が
じゅわっと滲み出ているような気がしますね。
鬼は貴重な財産です。


「鬼に笑われ」ないよう「化粧の無い鬼瓦」を。