IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

奈良市ならまち

2007年08月18日 | 日本の町並み
先日行って来た奈良の町並みです。



 

ならまちと呼ばれるこの辺りは江戸時代末から明治時代にかけての
町屋の面影を残す町です。
落ち着いた風情が漂い、なんとなく懐かしい空気を感じる事ができました。
こういう町で育った訳ではないのですがそう感じるということは
やはり、日本人として根付いているものがあるのでしょうね!

よく見ると格子も家々によって微妙に違いがあり
職人さんの心意気が伝わります。

屋根には個性あふれる鐘馗さんが家を守っていました。




一般公開されている町屋に入ると、エアコン要らずの涼しい空気。
通り庭と格子が風を内へ誘っているようです。
古瓦をオブジェに。粋ですね!

 

二階から望める大小様々の瓦屋根は圧巻でした!
街中なので、建物がひしめき合っていますけど
窮屈さなど微塵も感じません。



この日は猛暑の為か、観光客もまばらでゆっくりした時の流れを楽しんできました。
日本の町並みってホントに良いものですね!!
個々は個性を主張することはなく、一つの統一した景観を造る。
それによって町全体が個性的に見えてくるのだから不思議なものです。
また訪れたいと思います。


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