ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いオヤジの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

ロスト・バケーション

2018年06月22日 | ネタバレなし批評篇


90分間まるごとライブリーのビキニ姿を拝めるシチュエーション・シャーク・スリラー。透き通るような海とブロンド美女、そして巨大人食いザメ、これさえあればもうお腹はいっぱいだ。

小さい頃、伊豆の海でワカメが足にからまって以来の海嫌い。幼児でも安全に遊べる浅瀬(原題「SHALLOWS」)でシュノーケリング中、筒の中に海水がちょこっと入っただけでパニックになり溺れかけた者?にとって、この映画はけっこう五感をくすぐってくれた。

タレ目がキュートな印象のライブリーが、鮫にかじられるは、珊瑚をふんづけるは、クラゲにさされるは、鋼鉄のブイにはゴッツンコするはで、身長178cmのナイスバディはズタボロだ。監督のセラも相当なサディストである。

しかし、メイクをバッチリきめている時よりも、美脚がエソで腫れ上がり、顔は青アザだらけ、しかも腕はクラゲの毒でミミズばれになったライブリーの方がより魅力的に映ったのはなぜだろう。

素人娘がそんな状態になると途端に目を背けたくなるものだが、カモメのジョナサン?じゃないけれど、岩礁の上でずっと付き添ってあげたくなっちゃうくらいきれいに見えるよう、カメラを回しているに違いないのだ。

いずれにしても、激痛でライブリーの眉間にシワが寄るたびに股間のあたりがスースーするこの映画で、ブレイク・ライブリーがミラ・ジョボヴィッチの後釜を継げることが判明した。デッド・プールには申し訳ないが、奥さまが痛めつけられ、悲鳴をあげる映画をもっともっと撮って欲しいと願うのである。

ロスト・バケーション
監督  ジャウム・コレット=セラ(2016年)
[オススメ度 ]
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