
ミシン屋さんへ。
京都寺町にある、おじいさんが一人でやってる小さなミシン屋さん。
おじいちゃんは、油をボタボタこぼして 「うひーー!こぼれた」と騒いだり
店に飾ってある釣り道具を見ているワタシに
「ワタシはねえ、釣りは福井県の小浜。
魚は食べる分しか釣らないよ。
川魚は気に入らない。小浜にボート2個あります。
1個は近く用。もう1個は遠く用だから大きいの。
岸はお魚釣りの人で満員コだから、モーターボートで沖まで行くの。
けど、もっと大きいのが欲しい。森繁も加山も、大きいの持ってるからね。」と
話しながら直すので
なかなか直らない。
30分で直る、と言っていたけど結局
「これ、全然直らないね。」と言われたので
預けて帰ることに。
「昔、柱時計をよく分解したけど、一回も直ったことない。
全部ブッ壊れましたよ。」という
ちょっと心配になるエピソードも話してくれた。
ついでに、ずっと欲しかったロックミシンを購入。
家に帰ると、お父さんが『下妻物語』を借りてきてくれていたので
お母さんと見た。