（無題）

朝、ソイーズ入りのポテトサラダとトマトサラダを作る。お昼用に。

ロッカーに、なっちゃんからの結婚式の招待状が入っていた。
おそらく手作りの、鶴とか亀とかのハンコが押してあって、かわいい。

夜、映画に行こうと思い、
はじまる時間まで本読むために、コーヒー飲みに行く。
安野光雅　『ZEROより愛をこめて』

みなみ会館。　『黒蜥蜴』
木村功扮する明智小五郎。
女の子が誘拐され、犯人・三輪明宏は逃げ、ホテルの部屋に
閉じこめられた明智探偵。
いそいで受話器を取り、フロントに電話。

「もしもし？　ぼく、アケチ！」

その落ち着いた一本調子の言い方が気に入った。

ダイちゃんのカレー日記。
今日は、菜の花とアスパラとコーンのカレー。

なんて、色鮮やか。

（無題）

朝、起きるか起きないかぐらいの状態で
思い切りカーテンを開けるのが気持ちいい。

カーテンを開けただけでもう、一仕事終えたくらいの達成感。

パン食べて、ミシン踏んで、冷風の中郵便局へ。

お昼。パン屋へ出勤。
子供が着るみたいな、模様いっぱいのかわいいセーター着たマドちゃん。
あがる時間になっても、あれやらなきゃこれやるの忘れてた、と言っては
楽しそうに働いてる。
「パン買って帰ろー」と言ってはパンを買い
「カフェオレ飲んで帰ろー」と言ってはカフェオレを作り、
本当にこのパン屋にいるのが好きみたいで、楽しそう。

キョウコさんと、ワインビネガーと冷え性の話。
キョウコさんの経歴を、もっと詳しく聞きたい気持ちをおさえつつ、
あれこれいろいろ聞いては憧れる。

ダイちゃんは、私が前に作ったカレーに、つぎ足しつぎ足しして
カレーを作り続けるらしい。
私が入れた野菜は今頃煮とろけて、
明日にはまた、ちがう旬の野菜が入るはず。

（無題）

朝から、あったかーいあったかーいを繰り返し。

頭が痛いので薬を飲み、パリでまかない料理を食べる番組を
ウトウト見ながら寝てしまう。

夕方からカバンを作り、
ナスと油揚げのあんかけ豆腐を作り、
テレビで「あしながおじさん」を見る。

母さんは　「『パリの恋人』でもそうだったけど、この
フレッド・アステアに恋するって、なんか無理があるー」といい、
「このレスリー・キャロンって、美人なの？」と私が聞くと、
「ま、チャーミングってとこね」と、教えてくれる。

（無題）

春みたいなあたたかさの中、
郵便局へ。銀行へ。

お昼スギ、ダイちゃんの車で
リサイクルショップなどを巡る。
うづら荘のダイちゃんの部屋に必要なものを買い揃える。

となりの部屋のアダチくんは、
ダイちゃんがモノを買い揃えすぎだ、と言う。

夜、カレー。
野菜たっぷりのつもりだったけど、煮込みすぎてほとんど溶けてしまった。
ちょっと、シュン。。となった。

うづら荘のみんなで飲んでいると、
フジタくんは冷や奴を、セツは納豆スクランブルエッグを作ってきてくれた。
フジタくんは　「どれも賞味期限が切れてる食材で作りましたッ」と
胸を張り、豪快に笑った。

ワタシは、冷や奴を何口か食べた。

（無題）

夕方まで部屋にこもり、カバン作り屋。

バレエに行くころ、外はもう、暗くなっていた。

バレエ教室に来ている中学生２人は
「受験、終わった？」なんていう話。
高校入試があるのに、レッスン来てるんだ。
えらいなあ。
花とアリスみたい。

夜。今日は、うちのマンションで大型ゴミをだす日。
有村くんがかわいい女の子２人連れて来ていた。
ワタシは　「うちのマンション」と言うのに、
みんなは　「モモちゃんとこの団地」と言う。

ダイちゃんが実家から車で来る。
２人でコタツを探したけど、ちょうどいいのは見つけられなかった。

ワタシは、かわいい教会椅子風のイスを二脚と
かわいいカゴを一つ、拾った。