タツノコメモ

手作りカバンとお人形の制作者メモ◎

ダンス・ローザス・ダンス

2021-09-24 12:44:22 | 日記
緊急事態宣言が出ていますが、
開けます。やります。通常通りです。
が多い、最近。

赤信号だけど、
車来てないか見て、自己判断で渡ってください。
みたいな。

ジョー君は、滋賀の緊急事態宣言中
幼稚園休ませよう。。と決めたのだけれど、
休んでいるのはどうやら、うちだけのよう。

車来てないけど、赤信号だから待とうね、
と1ヶ月ずっと横断歩道のこちら側で待っているような私たち。

いやいや、そんなわけはなく。
買い物行ったり、公文行ったり。

お店の人が、医療用みたいなゴム手袋つけて、
「徹底した感染症対策」アピールしているようで、
ゴム手袋したまま、食材を触り、
レジを打ち、お金を渡し、
手袋は洗うことなく、消毒されることもなく、
次のお客さんへ。
それは、お店の人の「手」が汚れないってためだけの手袋だよなあ、と
思ったり。




松かさの鎧と、白樺の皮の盾で
戦うのだ。

「徹底した感染症対策には個人差があるのだ!」




そんな緊急事態宣言中に
エコのダンスの発表会へ行った。

エコはいつでも、
”赤信号でも車来てなかったら渡るっしょ!
青信号でも、轢かれることあるから、信号ばっかり信じてちゃダメっしょ!
自分で判断する力!”
という態度。
(ちなみに、中学は緊急事態宣言中、
休んでも欠席扱いにはならないけれど、
休んだ間の勉強のフォローはなく、置いていかれるので
休むのは心配、行くのも不安の板挟み。)

エコのチームが終わったら、すぐに帰ろうと思っていたけれど、
出口から遠い席なのと、
出番と出番の間隔がすごく短かったのと、
真っ暗だったのとで、
なかなか抜け出せなかった。

どのチームも同じような、
コワい感じの音楽に
クネクネ・ビシ!クネクネ・ビシ!
みたいな振り付けで、
私はその良さに共感できず
盛り上がってあげられなくてゴメン、と感じながら見ていた。

ちょっと緊張していて、表情はこわばって、
時々恥ずかしくなるのか、
目だけうつむいてしまっている子を見つけると、
本当に見ててゴメン。。という気持ちになる。


かわりに、ものすごくニコニコで
猛烈に楽しい!ていう顔で踊っている子を見つけると、
ほんま、私は楽しんでいないから
踊っているあなただけでも楽しんで帰ってほしい!と祈る。

次のチームが暗闇の中、舞台の立ち位置に並ぶ影が見える。

それがキッズだとわかると、苦しみが倍になる。

舞台が明るくなって、
フニャフニャの未完成な体で、
決まっていたはずの振り付けを踊っているはずなのに、
グダグダと未完成になっていくダンス。

それを可愛いと思えなくてゴメンね、
という気持ちで目を閉じると
爆音の、こわい音楽が、カッコ良くてホッとした。


第一部、最終のチームはそれなりに、
ダンス知らない人が見ても感動するのか!?と期待したけれど、
頭を抱えて・クネクネ
走って回って・クネクネ
ゆらゆらして・クネクネ
としか理解できず。

ローザス好きだったのに。

エコは、と言えば
顔を真っ赤にして、「楽しかったーーー!!!」と言いながら帰ってきた。
学校の体育には文句しか言わないのに、
ダンスは楽しくて仕方ないようで、
本当に良かった。