TAZUKO多鶴子の近年制作している新作。
掛け軸心象絵画では『祈り無限大(∞)』という
シリーズ題名をつけています。
では、その『無限大』というのは何処からきているのでしょうか?
実は題名の中の『無限大』は、
古代の象徴の一つ『ウロボロス』がモデルと云われています。
また、その『ウロボロス』の起源は
紀元前1600年頃の古代エジプト文明の
みずからの尾をくわえ竜(または蛇)の図の原形と伝えられています。
言語の根元を探っていくと様々なものがみえて来ます。
言語だけで無く、
どんな事でも一方向から物事をみるのでは無く、
様々な方向から物をみるように勤めると、
更に鮮明に真実が分かってきます。
その姿勢が、
良い方向に導いてくれるとTAZUKO多鶴子は確信しています。
だからTAZUKO多鶴子は作家という眼を通して、
まだまだ多くを学びたいと思っているのです。
奈良『飛鳥園』の個展でも
きっと多くを学べる事でしょう。
明日の午後からいよいよ個展開催!
でも…まだまだ準備が出来ていないので…
さて~!頑張るぞ~!
<ウロボロス>
ウロボロス (ouroboros, uroboros) は、古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの。今日の無限大の記号「∞」のモデルとなった。
語源は古典ギリシア語で、「尾を飲み込む(蛇)」の意の「(δρακων) ουροβ?ρο?(〈ドラコーン・〉ウーロボロス)」。ただし現代ギリシア語では、同じく「尾を飲み込む蛇」の意の「ουροβ?ρο? ?φι?(ウロヴォロス・オフィス)」と表現する。
*象徴的意味*
ヘビは、脱皮して大きく成長するさまや、長期の飢餓状態にも耐える強い生命力などから、「死と再生」「不老不死」などの象徴とされる。そのヘビがみずからの尾を食べることで、始まりも終わりも無い完全なものとしての象徴的意味が備わった。
古代後期のアレクサンドリアなどヘレニズム文化圏では、世界創造が全であり一であるといった思想や、完全性、世界の霊などを表した。
錬金術では、相反するもの(陰陽など)の統一を象徴するものとして用いられた。
カール・グスタフ・ユングは、人間精神(プシケ)の元型を象徴するものとした。
他にも、循環性(悪循環・永劫回帰)、永続性(永遠・円運動・死と再生・破壊と創造)、始原性(宇宙の根源)、無限性(不老不死)、完全性(全知全能)など、意味するものは広く、多くの文化・宗教において用いられてきた。
*歴史*
ウロボロス様のイメージは、アステカ、古代中国、ネイティブ・アメリカンなどの文化にも見受けられる。
中国では、新石器時代の北方紅山(ホンシャン)文明(紀元前4700年 - 紀元前2900年)の遺構から、青色蛇紋石で作られた「猪竜(ズーロン)」または「玉猪竜(ユーズーロン)」と呼ばれる人工遺物が発掘されている。これは、ブタのような頭とヘビの胴体を持ち、みずからの尾をくわえた姿をしている。しかし、これはウロボロスの原形というよりも、竜の原形であると考えられる。
今日見られるウロボロスの起源となる、みずからの尾をくわえたヘビ(または竜)の図の原形は、紀元前1600年頃の古代エジプト文明にまでさかのぼる。エジプト神話で、太陽神ラー(レー)の夜の航海を守護する神、メヘンがこれに当たり、ラーの航海を妨害するアペプからラーを守るため、ウロボロス様にラーを取り囲んでいる。これがフェニキアを経て古代ギリシアに伝わり、哲学者らによって「ウロボロス」の名を与えられた。
参考資料: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』