明治時代からの近代…『先史時代』から…。

現在の大学や専門学校の絵画の学科には
『洋画』と『日本画』がある。
展覧会でも『洋画』『日本画』が一般的である。
TAZUKO多鶴子は今までのメディアの取材でも
「『洋画家』ですか？『日本画家』ですか？」
度々、同じ質問をされる。
現代では『洋画』『日本画』が一般的情識になっているのだが、
実はこの単語が生まれたのは『明治時代』と思われる。
同じように『美術』という単語も同様に『明治時代』であり
その単語の歴史は以外に短いのである。
つまり
美大という形で芸術家をつくり始めたのも近年だという事が理解できる。
芸術が混迷している現代！
その縺れ絡んだ紐を解くには、
先ずは、
遠い遠い過去を振り返る事が懸命だとTAZUKO多鶴子は考える。
そこに何かのヒントがあるのではないかと…。
どれ程過去に戻るのか…
『先史時代』プレ・アニミズムやアニミズムといわれる
原始宗教の時代まで遡り考える必要があるのではないかと…。
それを…角度を変えて観ると…
それは…意外にも…何故だか…何処かが『禅』に何かが通じるように私は感じる。
…ただ…今は…そのように感じている。


＜先史時代 (せんしじだい)＞
歴史における時代区分の１つ。一般的には文献史料がまだ存在しない時代を指す。
文字文化の進展の度合いが地域によりまちまちであるため、特定の年代をさす用語ではない。また、文字文化がほとんど発達しなかった地域でも天文学や建築技術など他の分野が高度に発達した例もみられ、必ずしも文字史料の有無で時代を区切るべきでないという考え方もある。

「日本美術史」の始まり
＜　美術　＞
日本語の単語は西洋語からの翻訳語であり、1873年（明治6年）、当時の日本政府がウィーン万国博覧会へ参加するに当たり、出品する品物の区分名称として、ドイツ語のKunstgewerbeの訳語として「美術」を採用したのが初出と言われている。もっとも、この当時の「美術」には詩や音楽なども含まれ、現代日本語の「芸術」に近い語義であった。「美術」という単語自体が明治時代案出の訳語であり、西洋の概念を日本に当てはめたものであった以上、「日本美術」あるいは「日本美術史」という概念もそれ以前の時代には存在しなかった。「美術館」「美術家」「美術史」などの語も当然明治時代以降に使用されるようになったものである。「美術館」という名称は1877年（明治10年）に東京・上野で開催された第1回内国勧業博覧会の陳列館の名称として使用されたのが初出である。1889年（明治22年）に開校した東京美術学校（現・東京芸術大学美術学部）では「美学及び美術史」が開講され、この頃から「美術史」の語は現代と同様の意味で使用されている。1900年（明治33年）には日本初の美術史本と目される『稿本日本帝国美術略史』が刊行された。


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