連続大河ブログ 原付旅 外伝
レイラインポイントコンプリートの旅
タイム原付旅 大阪編
鯖砂漠サバイバルの巻
さて、前回は調理師学校時代に消費税導入による自動販売機の氾濫を戦った話でした。大量の10円玉とぬるいコーラもといファンタグレープを1本ゲット!他にも色んな弊害があったに違いありません
あー重かった!恥ずかった!
鯖砂漠サバイバルの巻
さてさて、今回は調理師学校では、ただ卒業すれば調理師免許がもらえると言うものではなく、筆記試験もある程度合格点が必要で、なおかつ実技テストもあります。筆記試験は普通に授業を受けていればなんて事は無い普通に合格点を取れる問題ばかり。ほとんど睡眠学習だった食品衛生学や栄養学の試験もすごいものですね寝ながらちゃんと見になっている特に猛勉強したわけではないのにしっかり合格点です。
さて問題の実技試験ですが和食部門では、「魚のさばき方」「だし巻き卵」「大根の桂剥き」
西洋料理部門では「玉ねぎのみじん切り」「フライパンのあおり方」「プレーンオムレツの作り方」
中華料理部門では「フーヨーハイの作り方」「包丁の使い方」「餃子の包み方」
実家暮らしの子たちは家でも練習できますし、使った材料も家族で消化できるでしょう!でも学生寮に住んでいる私たちはそうは行きません!
練習に使用する道具、場所、材料の確保!材料の保存!消化!と問題山積みです!
フライパンの練習は炊く前のお米を材料に見立てたりタオルを油で湿らせて、だし巻き卵や芙蓉蟹の代わりに!餃子の皮は中身の具も皮も小麦粉で何度も再利用!桂剥き、微塵切りはラップで包んで保存3日くらいなんとかなります。火をしっかり通してから、ヘルシーな?おやつに!
しかし、魚の捌き方の練習だけはそうはいきません!まず生ゴミが出ます!内臓やエラや骨、頭、鱗!これらを捨てることのできるゴミ箱が必要!まな板包丁などを洗う水道が使える流し台!そして捌く前の魚、捌いた後の切り身を保存して置ける冷蔵庫!もしくは魚を手に入れ直ぐに消化できる環境が必要でした。
授業の実習で鯖を捌きましたが!それ以降は、なかなか難しいですネ〜。学校で早朝練習でも満員電車の中に生魚を持ち込むのはなかなかの迷惑な話!
当時はYouTubeはおろか、カメラやビデオもアナログ!もちろん学生には高くて手が出ません!なので授業や実習での経験を脳内再生!
繰り返しイメージトレーニング!肉眼で見た映像!包丁の先や魚を持つ手に伝わってくる感触!音!匂い!できるだけリアルに再生!目を瞑ると自動再生されるほど!
そして実技試験当日!思わず目を閉じて鯖を捌こうとしてしまいました。(笑)
すごい集中力で、一発合格でした。
今でも、たまに夢で地平線まで広がる鯖を捌く鯖砂漠の夢を見ます。
最後にフランス語の気軽なあいさつを「サバ?」(元気?)「ウィ!サバ!エトワ?」(元気だよ!あなたは?)「ウィ!サバビアーん!」(無茶苦茶元気!奥歯ガタガタいわすぞ!ワレ!)
次回 ニセ餃子ニセ合格ニセモデルの仕事の巻
ここまで読んでくださった方の願い事が叶います様に…」
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