朝鮮日報が手放しで稲田朋美政調会長をべた誉めするので気恥ずかしい。
ただ、朝鮮日報の見通しは間違っている。
従軍慰安婦問題、河野談合検証は通過点であって、憲法改正すらも通過点に過ぎない。
安倍首相に「忠誠」を誓っている、なんてのは見当はずれも甚だしい。
朝鮮日報の見方は先ず、韓国の見方を誤らせる基である。
終段になって、高市早苗氏が総務大臣に抜擢されたと言うところは、
NHK掌握とまったく的を得た論議である。
>高市氏は昨年5月、植民地侵略を謝罪した村山談話について
>「侵略という文言を入れているのはしっくりきていない」と語った。
>経済学教授出身の極右論客として有名な高市氏は、1995年の村山談話に関連し
>「少なくとも私自身は、(戦争の)当事者とはいえない世代だから、反省なんかしていない」とも述べた。
天晴れ、戦後世代の代表的意見である。
朝鮮日報の記事を見れば、やっと日本派政治家が政権中枢を占める時代が到来したかと、
深い感慨がこみ上げてくる。従軍慰安婦問題何ざ、片手間に片付けないと憲法改正、
安全保障法制の確立など、課題のクリアはおぼつかないぞ。
切所と言う分岐点に差し掛かっているのを知る。
有村治子氏は先祖に東郷平八郎を持つと言う強運の持ち主である。
「安倍ガールズ」などと狭義の定義ではなく、日本派の政治家と称して
頂きたいものである。
【世界三大提督】
トラファルガー海戦でフランススペイン連合艦隊を打ち破ったイギリス軍のホレーショ・ネルソン(戦死)。
アメリカ独立戦争でイギリス艦隊を打ち破ったアメリカ人ジョン・ポール・ジョーンズ。
日露戦争でバルチック艦隊を打ち破った日本人東郷平八郎。
以上の3人を言う。
共通して言える事は圧倒的優勢であった相手艦隊を寡兵で撃破したと言う事である。
(朝鮮日報日本語版) 「慰安婦は合法」発言の女性議員を政調会長にした安倍首相
朝鮮日報日本語版 9月6日(土)10時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140906-00000696-chosun-kr

政調会長とは日本の与党・自民党で政策・法案に関する最高意思決定機関「政務調査会」の運営を担当する重要な役職だ。このため、政調会長は「政策通のベテラン議員」が担ってきた。これまでも甘利明氏や与謝野馨氏など、主に経済・政策の専門家が務めている。
しかし、安倍晋三首相は政策通ではなく極右傾向のある女性議員を相次いで抜てきしている。今回の内閣改造で政調会長から総務相になった高市早苗氏(53)と行政改革相から政調会長になった稲田朋美氏(55)は戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社を参拝している。2人は旧日本軍が強制動員した慰安婦の存在はもちろん、侵略戦争を断罪した東京裁判も否定しており、自民党内でも「極右強硬派」に分類されている。
安倍首相が前例のない人事を相次いで行った背景には「戦後70年を来年迎えるに当たり、日本の過去の行いを反省した河野談話・村山談話を修正したい意向があるのでは」という見方もある。閣僚が日本の過去を反省する談話の修正論を唱えれば、韓国・中国はもちろん米国も含め外交的な反発を招く可能性がある。こうした点を考慮した安倍首相は、自民党政務調査会が多数の議員の意思だとして修正論を主張し、仕方なく内閣がそれにつられていく形にしようという意図があるわけだ。高市氏は政調会長の最後の役割として、慰安婦強制動員を認めて謝罪した河野談話の修正を政府に提案したし、稲田氏の政調会長就任の第一声も河野談話の修正だった。慰安婦問題=女性の人権問題という国際的な非難を、女性議員を前面に押し出して突破しようという計算も見え隠れする。
早稲田大学法学部出身の弁護士である稲田氏は、自己紹介文に「『正論』を読んで歴史問題に目覚めた」と書いている。極右傾向が強い産経新聞社系列の「正論」は安倍首相も読んでいる月刊誌で、日本の侵略戦争を美化する内容にあふれている。政界進出の直接のきっかけは南京大虐殺時に虐殺に加担し、裁判にかけられ処刑された旧日本軍遺族らが2003年に起こした名誉回復訴訟に参加したことだった。稲田氏は訴訟で「南京大虐殺は捏造(ねつぞう)された」などと極端な主張を展開して一般に知られるようになり、2005年に自民党の公認を受け総選挙に出馬した。11年8月には「竹島(韓国名:独島)は日本領土」と主張するために韓国に入国しようとしたが拒否されるなど「行動派の極右政治家」として有名だ。
3選にすぎない稲田氏が、ベテラン議員の務める自民党政調会長に抜てきされたのは、安倍首相に「忠誠」を誓っているからだともいえるだろう。同氏は「日本を救える人は安倍氏以外にはいないと考えた」「(安倍氏の)演説を聴いていると、まさに神の言葉のようだった」などと恥ずかしげもなく発言している。産経新聞は稲田氏抜てきについて「政治家として成長させたいという狙いがある」と分析した。

政調会長として根気強く反省談話の修正論を提起、総務相に抜てきされた高市氏は、NHK掌握を念頭に置いている。総務相はNHKを管轄しているからだ。NHKを通じ、侵略戦争の美化を本格化する可能性もある。高市氏は昨年5月、植民地侵略を謝罪した村山談話について「侵略という文言を入れているのはしっくりきていない」と語った。経済学教授出身の極右論客として有名な高市氏は、1995年の村山談話に関連し「少なくとも私自身は、(戦争の)当事者とはいえない世代だから、反省なんかしていない」とも述べた。

2人は、今回入閣した有村治子行政改革相(43)、山谷えり子(63)拉致問題担当相と共に「安倍ガールズ」と呼ばれている。有村氏と山谷氏も極右傾向の強い政治家だ。