朝日新聞はよく嘘をつくから信用できない。
>だが首相のこの考えは、平和国家としての日本の形を変えかねない。容認できない。
憲法に規定する国民投票を経ない現状の日本国憲法の正当性は、大日本帝国憲法の
改正でかろうじて、命脈を保っている。憲法改正が出来ない事実は、日本国民の主権を奪っている。
民進党が野党第一党を誇っているが、憲法改正案の無い状態は、政党として存立する基盤が
疑わしい状態である。日本国民と日本社会を外部の武力攻撃から守るのに、何の躊躇いが
あるのか?
平和国家とは、日本国憲法創設以来の非武装国家が目標であろうか?
ロシアに北方領土を軍事占領され、韓国に竹島を強奪され、中国に尖閣諸島を脅かされて
北朝鮮に日本国内に核ミサイルを脅迫されている状態が朝日新聞の唱える平和国家の実像である。
>自衛隊は歴代内閣の憲法解釈で一貫して合憲とされてきた。
朝日新聞は自衛権の行使に異論を唱える。即ち、集団的自衛権は認められない。
現状の安保法制でかろうじて必要最小限の自衛権が認められたが、民進党、共産党などの
野党4党はそれも憲法違反であると言う。個別的自衛権の偏重で誤まって来た戦前を思う。
民進党小西議員は、憲法改正で、集団的自衛権のまっとうを目論むと説くが、
そんな小さな内容では無く、史上初めての憲法改正をしたいと言う論議である。
朝日新聞の説く、個別的自衛権の行使でも無い事は、明瞭である。
自衛隊を日本国憲法に記載し、その行動を合憲化する事に、朝日新聞は異論を挟む。
一貫して合憲とは、朝日新聞の台詞ではないか、朝日新聞は自衛隊を非合法組織とでも言うのか?
朝日新聞は、憲法9条第1項、2項と自衛隊とは、整合しないと言う。
ならば、憲法改正に際して、論議すれば良かろう。殊に、憲法9条第2項の戦力の保持、
交戦権の否認は、国家主権を制限する事態である。
ならば、論議すれば良いと考える。多くの保守言論は憲法9条第2項が問題であると主張している。
憲法についての論議を活発にすれば良い事ではないか。真に平和憲法と言い得る状態まで
活発に論議すれば良い。
国家主権と自衛隊の関係に大いに論議すべきである。
朝日新聞社説の最後4行は、愚劣である。
(朝日新聞社説)憲法70年 9条改憲論の危うさ
2017年5月9日05時00分
http://www.asahi.com/articles/DA3S12927391.html
安倍首相が「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と述べ、9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加するなどの改憲構想を示した。
国民の間で定着し、幅広い支持を得ている自衛隊の明文化なら理解が得やすい。首相はそう考えているのかもしれない。
だが首相のこの考えは、平和国家としての日本の形を変えかねない。容認できない。
自衛隊は歴代内閣の憲法解釈で一貫して合憲とされてきた。
9条は1項で戦争放棄をうたい、2項で戦力不保持を定めている。あらゆる武力行使を禁じる文言に見えるが、外部の武力攻撃から国民の生命や自由を守ることは政府の最優先の責務である。そのための必要最小限度の武力行使と実力組織の保有は、9条の例外として許容される――。そう解されてきた。
想定されているのは日本への武力攻撃であり、それに対する個別的自衛権の行使である。ところが安倍政権は14年、安全保障関連法の制定に向けて、この解釈を閣議決定で変更し、日本の存立が脅かされるなどの場合に、他国への武力攻撃でも許容されるとして集団的自衛権の行使容認に踏み込んだ。
改めるべきは9条ではない。安倍政権による、この一方的な解釈変更の方である。
安倍政権のもとで、自衛隊の任務は「変質」させられた。その自衛隊を9条に明記することでこれを追認し、正当化する狙いがあるのではないか。
自民党は12年にまとめた改憲草案で2項を削除し、集団的自衛権も含む「自衛権」の明記などを提言した。その底流には、自衛隊を他国並みの軍隊にしたいという意図がある。首相はきのうの国会審議でも、草案を撤回する考えはないとした。
草案に比べれば、首相がいう「1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」という案は一見、穏当にもみえる。
だが1項、2項のもつ意味と、集団的自衛権の行使に踏み込む自衛隊とは整合しない。日本の平和主義の基盤を揺るがしかねず、新たな人権を加えるような「加憲」とは質が違う。
そもそも憲法改正の発議に向けた議論を担うのは、衆参の憲法審査会だ。その頭越しに行政府の長が改憲項目を指定するのは、与野党協調を重視してきた憲法審の議論を混乱させる。
東京五輪の開かれる20年と改憲の期限を首相が関連づけたのも、おかしな話だ。自民党総裁3選を視野に、自らの首相在任中に改憲を実現したいと言っているようにしか聞こえない。