中国の脅威は南シナ海での軍事基地増強に表面化している。
そうして、北朝鮮のミサイルは順次精度を増していると言うが、防備の程は如何であろうか。
脅威に対応する術をもたない反安保法案が国民の理解を得る手立ては無いと心得る。
日本の安全は違憲合憲の判断よりも重要である。
もし、違憲と東京新聞が言うなら憲法9条の改正は喫緊の重要事項である。
憲法改正こそが妥当な方策とも言うべき方向である。
立憲主義を守る上からも、憲法改正の大運動を期待して止まない。
(何、東京新聞は、憲法改正には反対するのか)
安保法成立半年 廃止法案 棚ざらし
2016年3月20日 07時02分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016032090070231.html
他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法が昨年九月に成立してから、十九日で半年となった。反対する世論の広がりを受 け、民主、共産、維新、社民、生活の野党五党は一カ月前に安保法廃止法案を国会に共同提出したが、審議されていない。法律の問題点を野党から国会で追及さ れたくない政府・与党が応じてこなかったためで、数の力で法案を無視し続ける構えだ。 (木谷孝洋、宮尾幹成)
共産党は十七日の衆院議院 運営委員会理事会で、早期に廃止法案の審議を始めるよう求め、民主、維新両党が同調した。与党側は「持ち帰る」と回答を避けた。自民党の小此木八郎国対委 員長代理は十八日の記者会見で「廃止といっても、昨年の通常国会でいろんな苦労があって成立したばかりだ」と、慎重な姿勢を崩さなかった。
安保法は昨年九月の参院特別委で、与野党議員がもみ合う中で採決。議事録も取れない異常な事態となった。その後の参院本会議で、反対する国民が国会周辺に押し寄せる中で成立した。
野党五党が廃止法案を出したのは、集団的自衛権の容認など法律の違憲性だけでなく、与党が強引に進めた国会手続きの問題点などを問い直す狙いがある。
だが安倍晋三首相は十八日の参院予算委員会で「平和安全法制(安保法)の廃止は、日米の連携を低下させ、信頼関係を損ない、同盟関係を大きく損なう」と、廃止を議論することに拒否感を示した。
国会は会期が決まっているため、多くの法案の中から審議する順番を決めるのは、多数を占める与党だ。野党が提出した法案は、同じテーマの政府案とセットに する場合を除き、与党はほとんど応じない。これは「国会の常識」といえるが、安保法は与党が強引に成立させた経緯がある。徹底審議を求めていた国民の理解 は得られないだろう。
安保法廃止を求める「市民連合」に加わる上智大の中野晃一教授(政治学)は「安保法は立憲主義の観点からも、おかし な手続きで成立した。審議入りしないのは、国民の世論や、自分たちとは違う声に耳を傾ける気がないから。このまま逃げ切ろうという姿勢の表れだ」と指摘す る。
(東京新聞)
産経・FNN合同世論調査 安保法制「必要」過半数 野党共闘の土台崩れる 民進党「期待」は27%
2016.3.21 21:04
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160321/plt16032121040018-n1.html
野党5党が夏の参院選で連携の旗印とする安全保障関連法の廃止に対し、産経新聞社とFNNの世論調査結果は「安保関連法は必要だ」との意見が大勢と なっている実態を突きつけた。共闘の土台が崩れただけでなく、野党の核となる民主党と維新の党が27日に結成する「民進党」への期待も低い。巨大与党との 差は歴然としている。
安保関連法が必要との回答を参院選比例代表の投票先別でみると、民進党は39・8%だった。必要でないとした54・ 5%を下回ったが、4割近くが必要性を認識。必要との回答は共産党で20・9%、社民党でも33・3%に上り、野党共闘の柱とするにはおぼつかないテーマ といえそうだ。
民進党への期待値(27・6%)は、民主、維新両党が合流に合意する直前の前回調査(2月20、21両日実施)で「一つの 政党になることに期待する」の32・5%よりも下回った。「期待しない」は前回調査(63・1%)から5・5ポイント増えていた。新党名が決まり、綱領な ども固まったにもかかわらず、広く浸透しきれていない。
一方、民進党の支持率12・8%は、前回調査の民主党(9・7%)と維新の党(1・4%)の支持率を合わせた11・1%より、やや増えていた。参院選の比例代表投票先として民進党を挙げた人は21・1%で、前回の民主、維新両党の計16・4%よりも上昇した。
ただ、全体の35・1%を占める無党派層の動向を見ると、比例代表の投票先で民進党を選んだ人は21・1%で、自民党の24・2%を下回った。無党 派層で民進党に「期待する」との回答は24・5%と低迷。安倍晋三内閣の不支持層でも、期待する人(43・2%)が、期待しない人(53・0%)より少な かった。頼りとする無党派層からも評価が得られていないようだ。
民進党にとって、選挙や国会で共産党と連携することが得策だと思うかどうかについては、「思わない」が58・5%に上った。共産党支持層の民進党への期待も23・3%にとどまり、野党連携には大きな壁が残っている。
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