日本医師会の声明にも注目していたが、
文部科学省自体が、10数年もこの減点と言う事態を見逃していた訳で、
医師会にも責任の一端は有りそうである。
日本医師会が声明「公平性・平等性欠く行為」 東京医大
2018年8月3日20時03分
https://www.asahi.com/articles/ASL8366FNL83ULBJ024.html?iref=comtop_list_nat_n03
東京医科大が入試で女子の得点を一律に減らしていた疑いを受け、日本医師会は3日、「公平性、平等性を欠く行為と言え、大変遺憾に思う」とする横倉義武会長名の声明を出した。
東京医大、女子受験者を一律減点 受験者側に説明なし
東京医大、11年から女子受験者を大幅減点 合格率激減
女子38%「困った」 東京医大、減点は「暗黙の了解」
「女性医師は確かに出産、子育てなどによって離職、休職せざるを得ないケースがあるが、入試段階で性別のみを理由に調整することは許されない」と批判。女性医師の出産や子育てを前提として、「医療現場で女性が働きやすい環境整備を進めることが大事だ」と指摘した。
同大による真相究明や、文部科学省による徹底した調査と厳格な対応も求めている。
東京医大、女子合格3割に抑制 女性医師「やっぱりね」
2018年8月3日12時00分
https://www.asahi.com/articles/ASL833HSTL83UBQU008.html?iref=comtop_list_gold_n04
東京医科大の入試で秘密裏に、女子受験者の点数が一律に減点されていた。時代に逆行する差別の発覚に、同大幹部も「とんでもない話で、許されない」と憤った。一方、女性医師らからは、構造的な問題を指摘する声も出た。
東京医大、女性受験者を一律減点「医師不足解消のため」
東京医大に限らず、女子が医学部に合格しづらいという点は以前から指摘されてきた。女性医師らで作る「日本女性医療者連合」(東京)の対馬ルリ子理事は、一律減点の発覚を受けて「やっぱりね、という思いです」と話した。
文科省の学校基本調査によると2016年春の医学部医学科の志願者のうち、入学した割合は男子が6・85%に対し、女子は5・91%と1ポイント近く低い。他の学部では男女差がほとんどないか、女子の方が高くなっており、医学科だけが傾向が異なる。同じ理系学部を比べても、女子は農学系で1・74ポイント、歯学系で3・33ポイント高かった。
対馬理事は数年前、医学部専門の予備校関係者から「偏差値だと女子は3、4ぐらい高い」と聞いたこともある。「女性は出産や育児で離職しやすいというだけでなく、医師としての質が低いという偏見は今もある」という。医師国家試験合格者に占める女性の割合は20年ほど、約3割で横ばいだ。「大学入学時に何らかのコントロールが働いていると感じる」と語る。
ある私立医大幹部は「私の大学…
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