小沢さんには、まだまだ、出番がある。ご本人の気持ち次第ではあるが。民主党代表選の最後の演説を、最初から最後までラジオで聞いた。小沢さんの演説は、こころに響いた。小沢さんの夢を語るものだった。
特に、日本には中間層がなくなったとのくだりには、気持ちが通じるものがあった。 しかし、だからといって、地方に高速道路を造るとか、子供手当を満額支給するという考えには賛成できない。
失礼だが、目標に達する手段が違うと思う。この方針を実現するためには、税金を増やすか、社会保障を半分にするような蛮勇が必要である。だが、そんなことは、必要がないと小沢さんは判断している。
絵に描いた餅のような幻想を与えることが、小沢さんの本意ではないはずだと演説を聞いて思った。目標、目的と現実があって、目的実現の手段があるのが真理である。現実の捉え方と手段に間違いがあるように思った。しかしながら、ひとは変われる。どうなるだろうか。