天星人語

世間と空、そして(時々)海をぼんやり眺める毎日です。

近況紹介

無職70歳です。65歳と2か月で脳梗塞を発症、5か月間の入院を経て、6か月後に復職しました。 4年後医師の判断により薬を卒業しました。定期的な通院はありません。 好きな言葉は、「着眼大局、着手小局」です。 モットーは、「実態は、現場・現物・現実・数字で確認する」です。なので、根拠は出来るだけ事実・現物を示します。 原理原則は「観察(問題点を探る)・分析(その原因を探る)・判断(緊急と根本的な対策を実施する)」です。 読書・筋トレ・散歩・旅・映画館での映画鑑賞時間を過ごすのが好きです。

東電OL殺人事件

2010年03月13日 | 自我
 2月20日、今朝は午前2時半に起きた。首に首巻を付けると暖かい。少しゆるめた。    さて、東電OL殺人事件(新潮文庫)である。541頁ある。作者は佐野眞一さん。通勤途上に読む本は多い。久々の衝撃作かと思う。    彼女は殺された日、会社休日の土曜日は、夜だけで4人の男を受け入れたかもしれない。昼間は五反田のホテトル「魔女っ子宅配便」に出勤していた。年収1千万の39歳 . . . 本文を読む
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自我の衝突と開放

2009年01月02日 | 自我
核爆弾の爆発光景ではありません。    自我を薄くする訓練をすべきではないかと常日頃思っている。自我の暴走の極点は核戦争である。イスラエルのガザへの空爆による死者は400人を超えた。ハマスはイスラエルへのロケット弾攻撃を続けている。住民の絶対多数を占めないハマス幹部の自我。ハマスはイスラエルの抹殺を主張している。この戦争に大きな意味を見出さない多くの住民は迷惑をしている。自我と自我の . . . 本文を読む
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自我の壁を薄くすることはできるかもしれない

2008年06月29日 | 自我
自宅上空のそら     自我に正面からぶつかった本がある。  私とは何者であるか。自我とは何かを説明するのはなかなか難しいいのですが、平たく言えば、「私とは何か」を自分自身に問う意識で、「自己意識」と言ってもいいでしょう。自我が肥大化すると、がんじがらめになって容易にそこから抜け出せないことがあります。その病理的な肥大化は、相当深刻なところまできていて、「うつ」や「ひきこもり」と . . . 本文を読む
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生物的秩序を自己形成する能力

2007年09月30日 | 自我
無生物、生物問わず、すべての物体の根源は物質である。生物と無生物の間に、物質的な意味での根本的な相違は何ら存在せず、両者を分けるのは、ひたすら、それらの構成要素の自己組織化と秩序性(内臓秩序)の有無となる。 このように、生物と無生物を分かつ根源が生命であり、それは「物質を組織して意味を与えている力そのもの」であり「部分を統合して全体を組織する力」である。生命とは「物質を組織し、個体を形成し、種を . . . 本文を読む
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現代日本画の求道者

2007年09月17日 | 自我
   高山辰雄さんが亡くなった。いかに生きるべきかを知りたいと願い、社会に約立つ絵を描きたいと言われていたそうである(見出し含め日経新聞)。    合掌。高山さんほどになると、絵が仕事という認識がない。絵を描くことが人生である。高山自我が絵を描かせている。    仕事を掘り下げることに集中をしたい。一日一生だ。今朝はきのう同様、風が少々強く曇り空だ。 . . . 本文を読む
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自我の衝突

2007年08月29日 | 自我
   世界は自我の衝突現象に満ちている。    自我は、認められないと疎外感を抱く。自我は自我を追求する。場合によっては手段を選ばない。自爆テロといわれるものは、その最たる現象だ。    だが、宇宙そして地球の物理的な限界もある。自我の行き着く先は、核戦争と環境破壊による人類の破滅かもしれない。どうだろうか。 . . . 本文を読む
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この私の身体は誰のものか?

2006年10月11日 | 自我
  だれのものでもない。世間一般が理解しているのは、以下の通り。  ① 自分の労働によって手に入れた無生物(誰のものでもないもの)は自分のものである。  ② 自分の労働と交換して手に入れた財は自分のものである。  ③ 他人との自由な取引(譲渡、交換、売買)によって得た財は自分のものである。  だが、人間以外は人間の所有物になれても、人間だけは誰かの所有物にはなれない。私の身 . . . 本文を読む
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クリステヴァ

2006年05月22日 | 自我
 個人の自己は社会的関係に先立って存在するのだという(静態的)見方へと後退することではなく、象徴的なそのもの自体は、必然的な変化を被るときには、破壊されることはないのだということが保証される必要性を思い出させてくれるような、そういう個人の自己についての見方に回帰することである。    主著に「詩的言語の革命」がある。フランスの思想家・精神分析家である。実に様々な考え方がある。もっとも . . . 本文を読む
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【本を散歩する】癒されて生きる 柳澤桂子さん

2006年05月15日 | 自我
柳澤桂子さんです。 . . . 本文を読む
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【本を散歩する】永遠のなかに生きる 柳澤桂子さん

2006年05月12日 | 自我
柳澤桂子さんです。 . . . 本文を読む
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水木しげるさん

2006年03月25日 | 自我
 あなたの本を初めて読みました。「生まれたときから『妖怪』だった」(講談社)。            あなたの生き方には、理由は分からないが共鳴するものがある。水木さんは「食う・寝る・大便」が重要テーマだそうだ。 分かるような気がする。     天星は生きたいから生きている。好きなことだけをする。無理をしない。損得を考えない。ぼ~っとしている。何かを残そうとしない。あくせくしない。 . . . 本文を読む
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柳澤桂子さん

2006年03月24日 | 自我
 あなたの本は何冊か読みました。    「今、私たちが地球に存在すること自体、奇跡的なことなんですね。ヒトの固体は精子と卵子が受精して発生する。精子は五億、卵子は四百万の中のたった一つが出会うのです。生命は、地球に生物が誕生してから四十億年も受け継がれ、その上、生物が大量絶滅する危機を何度もくぐり抜けてきたのですからね。なのに人間は自ら大量絶滅の危機を作り出している。いのちの犠牲は絶 . . . 本文を読む
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沈黙できない自己 そして世界

2006年03月11日 | 自我
   ここ数年の世界経済は、米国が巨額の借金を続けながら世界からモノやサービスを買い続けて世界の成長を支える構図が続いてきた。(日本経済新聞 10日付け社説より)。    根本の理由はまだ誰も知らないのではなかろうか。    自己の欲望を満たしきれないお国の姿を見ているのではないか。新天地でこれまでよりは豊かな生活を送りたい移民者が多い。欲望という自我を満た . . . 本文を読む
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原子爆弾と自我の開放

2006年03月06日 | 自我
 午前5時朝刊に目を通す。中国の地域格差。米国で増加中の「ゲーテッド・コミュニティー」にひっかかる。朝日新聞朝刊の社説(中国)と時流自論(米国)のテーマである。    確かに上海にもデリーにも浮浪者と言われる人の数は多い。中国は共産主義政権にもかかわらず、貧富の差が大きい。今後GNPが増えると格差は、はたして減少するのだろうか。この矛盾はソフトランディングが可能なのだろうか。共産主義 . . . 本文を読む
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自我について

2006年02月10日 | 自我
 わたし、私 という言葉は聞くと気分が悪いという声がある。だが自我は自己のことを話さないわけにいかないようだ。    わたしのことは(=あなたのことは)だれも聞きたくない。だがしかし自己のことは聞いてもらいたい。どうもそういうようにできているらしい。    自己はまず自己、家族、身内の順番で関心を持つらしい。他人は目に入らない傾向にある。悪い方向に進むと引きこもりに至る。 &n . . . 本文を読む
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