われわれが人生の意味を問うのではなくて、われわれ自身が問われた者として体験されるのである。人生はわれわれに毎日毎時問いを提出し、われわれはその問いに、詮索や口先ではなくて、正しい行為によって応答しなければならないのである。人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課すこと、日々の務めを行うことに対する責任を担うことに他ならないのである。 (夜と霧)
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個人の自己は社会的関係に先立って存在するのだという(静態的)見方へと後退することではなく、象徴的なそのもの自体は、必然的な変化を被るときには、破壊されることはないのだということが保証される必要性を思い出させてくれるような、そういう個人の自己についての見方に回帰することである。
主著に「詩的言語の革命」がある。フランスの思想家・精神分析家である。実に様々な考え方がある。もっとも . . . 本文を読む
首相の米議会演説向け「靖国不参拝表明を」 下院委員長 2006年 5月13日 (土)
6月末に予定される小泉首相の訪米をめぐり、米下院のハイド外交委員長(82)=共和党=が、日本が模索している米議会での首相演説を実現するには「靖国神社を参拝しないことを自ら進んで表明する必要がある」とする趣旨の書簡を同党のハスタート下院議長に出していたことが12日わかった。8月の終戦記 . . . 本文を読む
「癒されて生きる」(岩波現代文庫)に「自我の超越」という章がある。やはりこの自我というものがくせものである。
柳澤さんは書く。「人は、もはや自分のものを何らもたないというような境地に至るまでは、どこまでも自分を棄てる練習をしつづけなければならぬ」と。
また、「釈迦は、すべての存在を否定して、いっさいのものを相互の関係として捉えた。この世界は主客が一体となっていて実 . . . 本文を読む
いのちとはなんでしょうか。広辞苑の第五版によりますと、いのちとは「生物の生きてゆく原動力」と定義されています。しかし、生きていく原動力とはなんでしょうか。これとおなじように、意識にも実体がありません。生命科学は生命現象の個々の過程を物質として分析し、物質の間に生じる作用として説明していますのに、その最終結果が「いのち」という実体のない非物質的なものであるというのはどういうことでしょうか。
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濃厚なつき合いはなるべくしない
女(男)とどうつき合うか
車もこないのに赤信号で待っている人はバカである
病院にはなるべく行かない
心を込めないで働く
ボランティアはしない方がカッコいい
他人を当てにしないで生きる
おせっかいはなるべく焼かない
退屈こそ人 . . . 本文を読む
「ぼくはこの小さなギリシャの島で、昨日初めて会ったばかりの美しい年上の女性と二人で朝食をとっている。この女性はすみれを愛している。しかし性欲を感じることはできない。すみれはこの女性を愛し、性欲を感じている。ぼくはすみれを愛し、性欲を感じている。すみれはぼくを好きではあるけれど、愛してはいないし、性欲を感じることもできない。ぼくは別の匿名の女性に性欲を感じることはできる。しかし愛してはいない。とて . . . 本文を読む
(「他人と深く関わらずに生きるには」紹介三回目だ。いよいよ小生最大のお気に入りのテーマである)。ほとんどの動物は、植物を探して、セックスををして、子育てをしてやがて死ぬ。人間も動物の一種であるから、食うこととセックスをすることは基本的な快楽だが、それ以外にも楽しいことがいっぱいある。
人間は社会的な動物だから、他人とコミュニケーションせずには生きていけない。他人とコミュニケーションす . . . 本文を読む
(友を語ったら、異性のことに触れないわけには行かない)。君子の交わりが淡々としているのはいいとして、男女の交わりが淡々としているわけにはいかないかもしれない。男はなぜ女に惚れ(まれに男に惚れる人もいる)、女はなぜ男に惚れるのだろう(まれに女に惚れる人もいる)。恋愛はお互いが特別な関係であるという幻想ゲームで成り立っている。相手が諾と言ってくれなければ、このゲームは始まらない。少なくとも特別な人間 . . . 本文を読む
「他人と深く関わらずに生きるには」(新潮文庫)をお気に入りのお店、「花子」で読んだ。自己に響くものがあるので、紹介したい。
濃厚なつき合いはなるべくしない。君子の交わりは淡きこと水の如し。人の心は毎日変わる。但し、自分に関してだけは、どんなに変わっても、自我は同一性を主張して、私は私だと言うわけだから、自分の心変わりだけは非難しない。
究極の所は、自分の心は . . . 本文を読む
たまにだが、スーパービューの先頭車両に乗る。弁当とワインを持参するのは言うまでもない。写真は2列目からの光景だ。 この日の1列目は横浜から乗り込んできた3人の男性グループが、同じく弁当とビールでわいわい楽しんでいた。どうも音楽関係のお仕事をされているようである。
伊東からはJR東日本より伊豆急の乗務員に交代する。この日は女性運転士である。緩急のメリハリの効いた運転 . . . 本文を読む
近況紹介
上場企業会社員です。
只今69歳。65歳と2か月で脳梗塞を発症、5か月間の入院を経て、6か月後に復職しました。
月に10日ほど仕事をしています。
仕事場は、自宅近くにあるサテライトオフイスです。
好きな言葉は、「着眼大局、着手小局」です。
モットーは、「実態は、現場・現物・現実・数字で確認する」です。なので、根拠は出来るだけ現物を示します。
原理原則は「観察(問題点を探る)・分析(その原因を探る)・判断(緊急と根本的な対策)」です。
読書・運動・公園散歩・旅・映画館での映画鑑賞時間を過ごすのが好きです。