やはり翌日は予報どおり、朝、富士山と挨拶をしてからは
富士山は雲の陰・・、あめも振り出してしまいました。
でもそんなことは気にならない・・。
「昨日5湖を回って正解だったな・・。」
そんなことを思いつつ、朝ごはん。
朝食後は富士吉田市でお目当ての富士山レーダードーム館を
まず訪ねました。
35年の役割を終えた山頂のドームが今はミュージアムとして
私達に往時の厳しかった建設、観測の様子を伝えてくれるのです。
殊に上映映画を見た時は、思わずジーンと胸に迫まりました。
続いて道を挟んだ歴史民族博物館へ。富士吉田の歴史や文化を
伝える博物館で、分かりやすくまとめられていた。
展示の中でも殊に昔の富士山信仰に興味がでて、
重要文化財に指定された御師旧外川家住宅を見学しました。
外川家は富士講の人たちの宿坊で主家と裏座敷からなる
奥行き80間程の短冊形の地割に建てられた住宅でした。
富士信仰は室町時代から始まり、江戸時代後半から隆盛を極め
この地域には86の御師宿坊が栄え、御師は富士講の人々に
祈祷や厄払いをして、皆にあがめられていたそうです。
76代目というご主人の説明も大変面白く、時の経つのも忘れそうでした。
別れ際に玄関でのご主人とのワンショットです。