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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

はじめての陶芸 手びねり「玉造り法」に挑戦

 

ストライプのエプロンまとって、1か月間・3回の陶芸教室

集まった生徒数は、10名


秋にはろくろ体験に行くので


その前に、手びねりの基本「玉造り法」で教えをこいます。

 


玉づくりは最もシンプルな成形方法です。

土を「締める・立ち上げる」基本作業

玉づくりができれば大抵の作品ができるようになります。

球状の粘土から立ち上げて好みの厚さで形を作っていきます。

 

初めて挑んだ手びねり、手作り感の楽しさ、指のあとが残り、形の柔らかさが見てとれます。

 

まずは、粘土の硬さの目安は

粘土を2cmほどの太さの棒状にして90度に折り曲げます。

そこでひびがほぼ入らなければ適切な水分量です。

ひびがたくさん入れば加水しておきます。

 

 

今回、「抹茶碗」を作ってみます。

 

玉づくりの工程・道具は、ブログの最後に書いています、参考にしてください。 

 


①まず、何を作るか決めます。


②陶土の本焼き(1230℃)後、15%小さくなるので、15%大きくして作ります。


③陶土をろくろに置きます


 ・ろくろの中心円が「湯呑」の大きさ

 ・次の円が「茶碗」の大きさ

 ・3つ目の円が「お皿・抹茶椀」の大きさ


④球状の粘土を広げます


⑤親指は外側、人指指は上部、中指は内側にあてて、土の厚みを均一にします


⑥底に近い下の部分から、土を「しめ」ながら上の部分へ少しづつ伸ばします

 陶土を両手の指でつまんで「寄せて」いくと自然に立ち上がります


⑦手ろくろと密着した部分の土を少し取り除き、糸で切りはなします


⑧厚さは、「湯呑み・飯椀ならば5mm程度」、「やや大ぶりの抹茶椀なら1cm」ほどにします



⑨陶土が乾燥してひびが入ったらスポンジで加水します

※注:「濡らしすぎない事」と「土を寄せて締めることでひびを無くします」


⑩楕円形、四角形、一部変形片口等、ここから出来ます


⑪室(ムロ)で乾燥させます


・3日ほどで適度に水分が乾燥して削り作業が出来るようになります

 


 

次は、「高台作り」です。底部の厚さを確認して、削る量を加減します。


①高台の大きさを筋入れします。


②「掻きベラ」を使って、削って削って厚さを5mmに近づけます。


形のよい高台ができあがりました。

忘れていたのは、焼成すれば15%縮むということ、見た目高すぎてもOKです。

 


 

素焼きあがり


3回目は、施釉(せゆう)です

釉薬を素焼きした作品に付着させ、本焼きします。

 

紙やすりで滑らかにし、撥水剤を塗ります。

 

焼きあがると白色になる「白萩(しらはぎ)」色を全体に塗ります。

 

上部の内・外側にも白萩を重ね塗りし印象を与えます。

 


「焼成(しょうせい)」高温加熱工程です

さて、どんな色・大きさに焼きあがるか楽しみです。

 

 

「白萩釉」が少し厚めにかかり、きれいな白い茶碗になりました。

 

 



◆詳しい作り方はこちら!

【真土谷 陶芸成人教室】

2022年 手づくりの陶芸教室(初心者)

陶土(陶器づくりの粘土で信楽白土)を使い「玉造り法」で好きな器を一点作ります。


①何を作るか決めます。

 陶土の玉は、600gです。形によっては増100又は減100gします。


②陶土の本焼き(1230℃)後15%小さくなるので、15%大きくして作ります。


③手回しろくろの中心に陶土の玉をしっかり動かないように置きます。

※作りたい作品を上から見たときの直径サイズの約2cm小さくした玉にしとおく。

 この玉の直径サイズで作る器のサイズが決まります。


④利き手の親指を玉の中心に置き、少しづつ下方に押し穴をあけます。

 反対の手で手ろくろをゆっくり回転させながら作っていきます。


⑤底の部分の土を1.5cm位残します。(あとで器の底と高台部分になる)定規を使い測ります。


⑥ダンゴ状の土と手ぬぐい布に包んだもので、底と内側をかるくたたく。


⑦親指は外側、人指指は上部、中指は内側にあてて、土の厚みを均一に。


⑧底に近い下の部分から、土をしめながら上の部分へ少しづつ伸ばす。

※両手の親指の間を2cm位あけて、左右から土を寄せることが大事です。

 土が伸びきって目標サイズより大きくならないためです。


⑨定規で直径と高さを計ります。(15%大きくした寸法です。)


⑩フチの部分の厚みや高さをそろえる。(弓、ナメシ皮を使用。)


⑪手ろくろと密着した部分の土を少し取り除き、糸で切りはなす。(ヘラ、糸使用。)


⑫楕円形、四角形、一部変形片口等、希望があれば出来ます。

 


【手びねりの道具】

◉手回しろくろ

手びねりの成形や釉がけ、絵付けなど、幅広い用途に使用。

錆びないステンレス素材のろくろもあります。直径は30cm前後のものが一般的。


◉ワイヤー(しっぴき・切り糸)

タタラ作りや、できあがった作品をろくろから切り離すときに使用します。


◉タタラ板

ワイヤーで土をスライスするタタラ作りに用いる板。

2枚の板がセットになっており、その厚みに合わせて粘土の厚みを調節します

 

◉カンナ

くり抜き技法のときに土をくり抜いたり、

高台(こうだい・うつわの底に設ける支えの台)をつけたり、

厚みの微調整などに活用します。使用頻度の高い道具のひとつ。


◉掻きベラ

うつわの高台の側面や内側を削り出すときや、削りの仕上げに使用。

土を掻き出すとき使う平掻きと、丸みをつけながら削りたいときに使う丸掻きがあります。

◉ハリ

装飾として細い線を引いたり、細かい部分に手を入れたりするときに使います。

◉木コテ

うつわの表面や内部をなめらかにします。


◉櫛目

作品に装飾として櫛目模様をつけます。


◉切り弓

うつわのふちをきれいに切って整えたいときに使用。

弓を持った手を固定し、ろくろの遠心力を利用して切ります。



◉なめし皮

唇に当たるうつわのふちを切った後などに、表面をこすってきめ細やかにし、

口当たりをよくするために使います。

 

※手びねりは電動ろくろと違い、マイペースで成形できるので、

友達や家族とおしゃべりしながらできるのもメリット。


旅先で体験すれば、最高のお土産になるはず!

 「このうつわには何を入れようかな」なんて想像をふくらませながら、

自由に手びねりを楽しみます。

 

初めての教室で、粘土を「しめて立ち上げる」ことを覚えました。

徐々に粘土を押し上げて、急がずやることが大事ですね。

 

秋には、「栃木の益子(ましこ)」の「陶芸の森」でろくろ体験

5点ぐらいは作れそうです

 

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