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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

熊本「小袖餅」素朴にメロメロ

旅の途中で 見っけ

このお餅、懐かしいような~ 最後に食べたのはいつ頃かな~ 

と 想いをめぐらします。

売っていた場所は、熊本地震で被害に遭った「宇土市」という場所。

国道3号線沿いにあったような「小袖餅本舗」。

三角半島へ家族で海水浴に行った帰りに買い求めたような~

 

お祝いごとの翌日、東京に帰るため「あそ熊本空港」に向かいます。

空港施設のレストランもまだ営業出来ず、「誉の陣太鼓」のお店も開いていません。

つれあいがレジの端に置かれているオレンジ色を手に取ります。

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四国上空であのオレンジ色の小袖餅(こそでもち)を取り出します。

黄色のかけ紐を解くと、可愛いお餅が10個。

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「本日中に召し上がり下さい。」

と書かれているとおり 飛行機で食べた時と 

家に帰ってからは、あの柔らかさが無くなっています。

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あんは程よく甘く、上品です

【小袖餅の由来】

永正14年、宇土城主は民を見に、おひとりお忍びで城下に行かれたんだと、

とある町はずれの茶店により、餅を味われたんだと。

勘定も払わず店を出る城主に「お餅代を戴きます」と

城主の顔を知らない茶店の娘「静江」。

お金がないのに気づいた城主、ほとほと困って

遂に小袖を切って 「これを持って城内に来い。さすれば餅代をとらす」と言って、立ち去られたんだと。

小袖の家紋で城主であることを知った静江は、

自分の無礼の罰が母に及ぶ事を恐れ、

その夜城内に忍び込み「母を救けて、私ひとりに罰を下さい」と嘆願したんだと。

城主は静江の孝行心に感激し、小袖と沢山のお金を渡し

その後、静江の孝行な心と餅の美味しさを讃えて、

誰が言うとなく「小袖餅」と名付けたんだと さ。おしまい

 

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あとで弟から聞くと、小袖餅の代表と知り合いとのこと。

これからも 「あそ熊本空港」に着いた時、発つ前に 求めます。

素朴な素朴な 優しい甘さ お餅の柔らかさに エミがこぼれます。

 

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