テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

420キロ対決、懸賞ないの?

2018-03-20 19:48:47 | 大相撲
春場所10日目、今日の一番と期待したのは魁聖ー逸ノ城戦だった。横綱鶴竜とともに勝ちっ放しの魁聖が2敗の逸ノ城と当たる。最も重い体重215キロの逸ノ城と2番目の205キロ魁聖、合わせて420キロ対決だ。
がっぷり組み合った相撲は逸ノ城に軍配。支度部屋に帰る魁聖の「重てえ」という声をとらえたNHKの放送は秀逸だった。勝って勝ち越した逸ノ城はインタビューに呼ばれ、「相手が重かったので」と相撲が長引いた理由を話す。
重いのは重々承知だけど、両者とも「重い」と言わずにはいられなかった重量級対決。優勝争いに影響する好取組なのに、懸賞ゼロだった。変だよな。

気力だな 日馬富士の大逆転優勝

2017-09-24 18:44:00 | 大相撲
みーんな休場しちゃった秋風場所。一人横綱の日馬富士が3日目から平幕に3連敗して黒星先行。
まさか千秋楽まで相撲を取って、一時の3差を逆転して優勝するとは。ほんとに今年は大逆転の年だ。
優勝決定戦を待つ間に、日馬富士は十両の照剛を呼んで立ち合いのけいこ。
ふつうは付け人が相手するんだそうで、異例。
豪栄道に備えて、小柄な照剛を相手に低い立ち合いを練習したのだろうと放送席。主催NHKみたいな大相撲だから、いい場面を映し出すもんだ。
そのとおりの相撲で優勝。
インタビューでそのことを聞かれると、
「照剛をテレビに出してやろうと」と周到な準備ぶりをユーモラスに、はぐらかした。
役者が違った。
最後は盛り上がったけれど、北の富士さんが、協会はケガをしない体づくりとけいこを迫られる、と締めて千秋楽!


稀勢の里びっくり優勝

2017-03-26 21:19:04 | 大相撲
奇跡の大逆転が起こる年らしい。手負いの新横綱稀勢の里が照ノ富士に対して本割りと優勝決定戦で逆転勝利を連発した。びっくりだ。

13日目に日馬富士にぶっ飛ばされて痛めた左肩付近。左を使えず完敗した14日目の鶴竜戦を見たら、照ノ富士の優勝は決まり、に見えた。

北の富士さんが、無理をしてこじらせるのが心配、5月場所はすぐだ、と解説していた。テレビじじいはもちろんのこと、大相撲ファンはみんなそう思っていたのではないか。

それが相撲史に語り継がれる勝負になるとは。

取り組み前、照ノ富士の左膝の痛みがぶり返していると放送していた。今思い返すと、14日目、大関1場所復帰がかかった琴奨菊戦で、立会変化して勝った1戦も膝をかばっての話かもしれない。照ノ富士は悪役にされちゃって気の毒だった。

稀勢の里を土俵際に追い詰めたところで2番続けて逆転を食ったのも、そのせいかもしれない。

そもそもスーパーボウルでペイトリオッツが奇跡の逆転勝ちをした日から、テレビじじいの落ち込み激しく、ブログの更新もかなり怠ってしまった。

年間優勝だろ、すぐにでも横綱昇進をと応援していた稀勢の里の今日の奇跡で、テレビじじいの元気は回復するのだろうか。

実は、すぐにでも横綱と見込んでいた照ノ富士が故障で足踏みしているのに同情していたのもテレビじじいなのだ。

稀勢の里昇進、アベさんに頼んでみよう

2016-11-29 10:04:30 | 大相撲
やったぞ稀勢の里、年間最多勝。横綱日馬富士に競り勝って単独トップの69勝、立派だ。今すぐ横綱にすればいい。

協会も横綱審議委員会も、初場所で全勝優勝が最低ラインみたいなこと言っているらしい。おかしい。

近年、相撲界を取り巻く国際情勢は、大変厳しくなっている。外国出身力士に席巻されている。国技の危機である。日本はどうすべきか。

半世紀以上、金科玉条としてきた内規の解釈を見直す。原則は2場所連続優勝した大関。それに準ずる成績をあげれば認めることもある。年間最多勝って、6場所連続優勝!に準ずる成績だあ。文句なし!

アベさん、ね、そうでしょ。国技を守るために横審を総入れ替えしましょ。国粋派の舞の海秀平さんを抜擢してもいい。協会については、公益財団法人の認可を取り上げるぞ、とかなんとか圧力かけるんですよね。

弱すぎる横綱や、品位にかける横綱をつくらなければいいのだから。大丈夫、稀勢の里は綱取りの重圧から解放されて、相応しいツナを張ってくれるはずですよ。

硬くなるから稀勢の里には内緒だけど

2016-11-22 22:12:39 | 大相撲
竜王戦第4局の終盤と大相撲九州場所10日目の上位対決が重なって、とりあえず相撲を見た。

2敗の大関稀勢の里が1敗の横綱白鵬を破った。稀勢の里が粘って粘って勝ちを引き寄せるいい相撲だった。
昨日は豪栄道の綱取りにほぼ引導を渡した稀勢の里。今場所は気楽な場所なので、目をぱちぱちさせることもなく、調子を上げてきた。

で、内緒だけれど、年間最多勝を取ったら横綱にしてもいいではないか、という話が出ている? そんなこたあないか。

テレビじじいの提案なんだけど、日馬富士に競り勝って3横綱の上にいったら今年の第一人者、大功労者ではないか。横綱の価値がある。

こんな話が耳に入ると、また硬くなってしまうから内緒内緒内緒の話よあのねのね、だからね。

プレミア会員に何度も追い出されながら、運良く終局場面を見られたニコ生に感謝! 渡辺明竜王が丸山忠久九段を破り、2勝2敗のタイに追いついた竜王戦なんだけれど、渡辺優勢らしいのに最後までしかとは読み切れない展開(解説の田村康介七段がだよ)で、スリリングだった。田村七段は気さくに駒を動かしてくれて好感を持てた。

照ノ富士は切り返しで負けたんだよな

2015-07-18 21:37:27 | 大相撲
大関になって初黒星が7日目だというのだから、負けても照ノ海は強い。

でも全勝は白鵬、鶴竜の両横綱だけになったというのでは、優勝争いとしては少し面白みが減ってしまった。

早々と組まれた大関同士の取組。豪栄道が横から食いついて、

「切り返し、豪栄道勝ちました」とNHK総合はアナウンスしているんだけど、発表された決まり手は外掛け。

テレビじじいは、外掛けと切り返しの違いなんて正確には知らない。だけど、外掛けってもっと正面から身体を浴びせた形になると思っていたから、変だな。

すべての取組が終わりチャンネルを替えかけたところで、切り返しに訂正されたとのアナウンス。違和感が解消された。

すっきりして全英オープンゴルフに行ったら、強風で中断しているという。2ラウンド14番終了でサスペンデッドとなっていた松山秀樹は、一夜明けて15番をパーにした途端にまた長い中断となってしまった。

すっきりしないなあ。

大関に昇進させるのが惜しい、照ノ富士のインタビュー

2015-05-20 09:48:02 | 大相撲
NHK総合の大相撲中継は、インタビューが面白い。夏場所10日目、日馬富士に勝って初金星の臥牙丸はすごかった。

うれしくて泣き出しそうな表情で花道を下がっていった臥牙丸、アナウンサーが口を挟めないほど次から次へ話す。

相撲は、時間いっぱいで双方の身体がぶつかってから仕切り直しになったのだけれど、臥牙丸はその時、自分が遅いと感じて次は速くしたとか、神への感謝とか。

金星ってあんなにうれしい、大変なことなんだ。よく分かった。

照ノ富士が豊ノ島を破ってのインタビューも感心させられた。

解説の北の富士さんは、わざと引っ張りこんでもろ差しとさせた上できめ出しにいった作戦だと看破し、大物ぶりに感心していた。

テレビじじいにはさっぱり見えていなかったのだけれど、照ノ富士がその通りの作戦だったことを明かしているではないか。

大関に昇進させるのがもったいないくらい面白い問答だ。

以前、把瑠都が大関になってからインタビューがなくなってつまらないと書いたことがある。

上に勝つ殊勲をあげた力士でないと、なかなかインタビュー室に呼んでもらえない今のやり方、もう少し緩めてもらいたいな。


北の富士さんが「怖い」と言った逸ノ城が白鵬を破る

2015-05-10 21:29:25 | 大相撲
入場してくる逸ノ城のアップの映像に重ねて「きょうは怖いですね」と北の富士勝昭さん。

なるほど、厳しい表情をしている。

2度めの7場所連続優勝を狙うという白鵬が、一瞬のできごとで何が起こったのか放送席にも分からない技で崩れ落ちた。

向こう正面の舞の海さんの話と反対側からの映像で、小手投げのような突き落としのような技が決まったのだと分かった。

場所前、逸ノ城は白鵬に大分可愛がってもらったらしい。

恩返しなんだそうだ。

もしかしたら大関昇進、というところまで来た関脇照ノ富士が初日から黒星で興味半減と思った夏場所。逸ノ城の踏ん張りで、優勝争いが面白くなった。

白鵬の命名者はすごい

2015-01-25 09:05:37 | 大相撲
大相撲初場所テレビじじいはあまり熱心に見なかったけれど、千秋楽を前に早々と感想を。

白鵬と四股名を命名した人はすごい。大鵬超えの33回優勝。大鵬、白鵬、まるで兄弟弟子だもの。それほど期待されてなかった角界入りだったそうだし、よくぞ。

逸ノ城の負け越しは残念。立合いで変わって大関に勝って叱られる。力と力のぶつかり合いを期待するファンは気が抜けるかもしれない。あれが得意技だと思えばいい。

14日目照ノ富士との水入りの一番で、物足りなかった時間はたっぷり取り返してくれた。

横綱3人、大関3人。そんなに大勢いれば不成績の力士が出てもしょうがない。カド番大関が2人いても、それが普通だと思えばいい。豪栄道は7勝7敗にやっとこぎつけた。残留か陥落か。相手はカド番を脱出した琴奨菊だって。どんな相撲になるのか。


逸ノ城、照ノ富士の本音インタビューがすごい

2014-09-28 22:46:20 | 大相撲
新入幕の逸ノ城の快進撃は横綱白鵬に阻まれ、13勝2敗の秋場所準優勝となった。すごい。

今場所を盛り上げた革命児だ。

テレビじじいが革命だな、と思ったのは、この好成績だけではない。鳥取城北高校留学組のモンゴル出身2力士、照ノ富士と逸ノ城のインタビューだ。

初日、大関琴奨菊を破った照ノ富士。十両にいた時から琴奨菊の相撲を研究していたと明かした。付き人とも話したとか、ちょっと危ない?情報まで漏らした。そんな下位にいる時から真剣に研究しているものなのだ。驚かされた。

千秋楽結びの一番まで、臨戦態勢で待った逸ノ城は、優勝決定戦で白鵬と取りたかったかと聞かれ、やりたかったと答えていた。史上2位タイの優勝31回を決めた大横綱を相手に、勝ちたい気持ちを表に出して素直だ。大関稀勢の里戦では、2度突っかけて待ったされる形になったとき、大関の姿勢が低くなってきたので立合い代わる決意をしたことを吐露していた。

元大関把瑠都のユーモアのなかで本音を言うインタビューが楽しみだった。照ノ富士、逸ノ城の好成績が続くと、これまでにない本音が聞けるような気がしている。



逸ノ城という新スターが飛び出した

2014-09-25 22:39:45 | 大相撲
逸ノ城が豪栄道にも勝って、大関連破。明日はついに横綱鶴竜と結びの一番で対戦することになった。

NHK解説の北の富士勝昭さんは、鶴竜は今場所強いところを一番も見せていない、と何やら心配そう。これで横綱にまで勝ってしまったら…。

場内の歓声も急激に高まってきた。スターが生まれた。古いけれど、テレビじじいは大鵬が新入幕した時の雰囲気を思い出した。あの時は小結柏戸が11連勝の大鵬を止めたんだった。

逸ノ城を止めるのは誰なんだ。

白鵬、鶴竜、逸ノ城…電光掲示板が予言する

2014-09-25 09:46:34 | 大相撲
新入幕・逸ノ城の迫力がすごい。わずか5場所目で大関・稀勢の里を気後れさせ、2度も待ったさせる。10勝1敗の快進撃だ。

話題の人の名前がすぐ反映されるので、テレビじじいはグーグルの日本語入力を愛用している。ところが「いちのじょう」と入力しても、「逸ノ城」は候補に出てこない。スピード出世に対応が追いつかないのだろう。

逸ノ城は、11日目の稀勢の里戦に続いて、きょう12日目も結びの二つ前の土俵に上がる。

結びが白鵬で、その前が鶴竜。さらにその前が逸ノ城。

これって新入幕力士では異例(いや初めて?)だが、近い将来、常時この状態になるのでは? つまり横綱!

いや横綱には休場中の日馬富士もいたっけ。モンゴル出身の3横綱に続くのは、稀勢の里でもなく豪栄道でもなく、モンゴル出身の逸ノ城だ。きょうの豪栄道戦の結果次第では、はっきりそういう流れができそうだ。

嘉風のお得意様は日馬富士。斉藤彰吾のお得意様は大谷翔平なんだろうか

2014-07-17 08:58:22 | 大相撲
夕方。大相撲名古屋場所4日目、前頭2枚目の嘉風が横綱日馬富士を破った。32歳の初金星は最年長記録だという。

テレビじじいが書きたかったのは最年長記録ではない。驚くなかれ、先場所も日馬富士に勝っている。小結だったから金星とは言わないだけだ。それよりもなによりも、嘉風はこれで日馬富士との対戦成績を5勝2敗としたんだそうだ。

必勝法があるに違いない。

夜。パ・リーグ日本ハム3-1西武。2週間前、勝利を確信してマウンドを降りた大谷翔平の8勝目を逆転サヨナラホームランでふっ飛ばしたのは、代走から守備に入っていた斉藤彰吾だった。その斉藤が九回代打本塁打を放っているではないか。

斉藤は2週間前がプロ7年目の初ホームラン。この日が第2号。相手は大谷が先発した日本ハム。その降板後の九回、いずれもクロッタから打った。

大谷なのか、日本ハムなのか、九回なのか、クロッタなのか。全部重ならなければダメなのか。

斉藤にツキをもたらすのは何なのか。あの逆転弾以降、毎試合のように打席がまわってくるようになったが、ホームランはこの2本だけだ。


日馬富士反則まげ、優勝争いから脱落

2014-05-24 18:49:03 | 大相撲
夏場所12日目に白鵬が物言いで手を上げたあの時から、まげをつかむ反則に厳しくなった。

14日目の結びの一番、稀勢の里の突進を日馬富士がかわしはたき込んだように見えた。

軍配は稀勢の里に。

物言いがついた。日馬富士が残っているという物言いかと思ったら、協議の結果、日馬富士が稀勢の里の髪の毛をつかんだとして、軍配通り日馬富士の負けとなった。

庄之助は向こう側からのあの角度で、まげが見えていたのか。それならすごい。

日馬富士の右足が一瞬出たと見たのではないか。こちらもスローだと微妙だった。

NHKによると、日馬富士は手が入ってしまったと認めたらしい。そこで放送終了。この後のニュースはどうなっていくのだろう。

優勝争いは、稀勢の里が白鵬を1差で追うことになった。

先日、村田諒太がヘスス・ネリオをKOした試合、ローブロー気味の「ボディー」や後頭部へのパンチがテレビじじいには見えたような気がした。荒い試合をやるんだな。

大相撲のまげのように、急に基準が変わったりしないのだろうか。心配だ。

鶴竜は横綱合格でいい

2014-03-22 23:24:14 | 大相撲
大相撲春場所14日目、大関鶴竜が横綱白鵬を破り、1敗を守った。勝てば優勝の千秋楽、対戦相手は、これまた2横綱を連破してにわかに調子が上がってきた琴奨菊。でも、大横綱白鵬のアゴに突きを入れた鶴竜の気迫を見せられると、自力優勝を決めそうな雰囲気ではある。

テレビじじいは、鶴竜が優勝できなくても横綱に昇進させるべきだと思っている。

千秋楽に鶴竜黒星の場合、白鵬負けなら鶴竜の優勝。白鵬白星なら優勝決定戦になる。

協会は優勝を条件としている。だけど、白鵬と2場所続けて優勝決定戦となれば大変な実績だ。しかも本割では2場所続けて白鵬を破っている。もう1人の横綱日馬富士にも勝ったし、これって横綱でしょう。

モンゴルの大先輩の横綱白鵬、と書きかけて、待てよ。鶴竜も白鵬も1985年生まれ。白鵬は誕生日が来たので1歳上になるけど、いくらも違わないんだ。びっくり。