テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

レブロン・ジェームスの鞘当て

2010-11-30 15:04:34 | バスケットボール
レブロン・ジェームスとクリス・ボッシュとドウェイン・ウェイドがヒートに集まって、新ビッグスリーともてはやされたが、ここまで10勝8敗、大きく期待を裏切っている。

日曜日に生中継で見たマーベリックス戦、北原憲彦さんの「3本の矢になっていない」という解説はそのとおりだと思った。組織だったプレーで相手を崩すことが少なく、点数が伸びない。

このシーンは見落としたのだけれど、タイムアウトでベンチに帰るジェームスが、スポールストラヘッドコーチに肩をぶつけながらすれ違った。まるで喧嘩を売っているようだ。武士がすれ違うとき、差した刀の鞘をわざと相手の鞘にぶつけて喧嘩を売った鞘当てにそっくり。チームはばらばらになっている。

その後、ウィザーズには勝ったが、相手は弱小チーム。復調したかどうかは、次戦以降にかかっている。

リバースに軍配が上がったマニングとの決闘

2010-11-29 14:22:17 | NFL
「マニングとリバースの決闘」とNBC放送は煽っていたけれど、マニングはマニングでもイーライではないからな。ドラフトでのジャイアンツの横紙破りといえば江川卓―小林繁のトレードを思い出すが、NFLではイーライ・マニングとフィリップ・リバースだ。大雑把にいえばリバースは小林の役どころに相当する。

イーライはさっさとスーパーボウルに勝ってしまったが、リバースもすごい成績をあげている。NFLのQBの生涯記録で、パサーとしてのレーティングが史上1位だというのだから。

この試合、ペイトン・マニングが4インタセプトを喫し、コルツがチャージャーズに14-36で惨敗した。

リバースには難癖かもしれないけれど、5FGはいただけない。決定機にTDを取れなかったことを示すから。評判は高くても、イーライやこれも同期のベン・ロスリスバーガーのようにスーパーボウル・チャンピオンになれないのはそのせいかもしれない。

あれから19年 武豊に勝運

2010-11-28 17:21:21 | いろいろスポーツ
G1で1位入線馬が降着というと天皇賞秋メジロマックイーンの斜行を思い出す。「圧勝」がスタート直後の斜行で他馬を邪魔したと裁定され、18着降着となった。騎手は武豊。

あれから19年、同じ東京競馬場。ジャパンカップに「圧勝」したブエナビスタに妨害されたとしてローズキングダムの優勝が決まった。ブエナビスタは2着に降着。ローズキングダムの騎手は武豊。

因果はめぐるとでもいうのか、落馬での欠場が響き、23年連続のJRA・GI勝利記録達成が微妙になっていた武豊に勝運がむいた。

須田鷹雄司会のBSフジを見ていたのだが、京都のメーンについての放送予定を最小限に縮小して長い審議を待ったのは機敏な対応だった。降着決定後、「積み残したものをひとつひとつ解決していこう」と、通常の放送予定を圧縮して消化していた。「バタバタになりましたが、ありがとうございました」と放送終了時に挨拶していたが、ばたばたどころか、手際よかった。

アジア大会男子マラソン シャミの自滅

2010-11-27 16:08:35 | いろいろスポーツ
アジア大会男子マラソンは、カタールのシャミが自滅してゆく姿を見た。

給水のたびに遅れる。シャミはペットボトルごとでないとダメなのだ。机上にボトルがないといっては怒りの仕草をする。1度止まり、地面においたダンボール箱の中からボトルを取り出してから走る。地面に残っていたボトルを拾ったこともあった。最終盤、箱からボトルを取り出しても空になっている。机上のカップに水を注いだかすだ。数秒ロスして、トップを競り合っていた韓国の池永駿に置いていかれてしまった。

その池とは、途中何度もやりあっていた。池がぴたっとシャミの後ろについて走る。そうすると脚が後ろに流れる走法のシャミの脚が池の脚にぶつかるらしいのだ。何度もお前先に行け、との仕草をする。たまりかねて小突くようなシーンも映し出された。

いくら前回の覇者だといっても、あれでは脚を使ってしまう。最後は日本の北岡幸浩にも追い抜かれてしまった。

ボトルのことも接触のことも、テレビじじいはシャミに気の毒だと思いながら見ていたのだが、これはやっぱり自滅なんだろう。

渡辺明竜王が激しくいって、羽生善治名人にいなされた? 竜王戦タイに

2010-11-26 19:47:40 | 将棋
九州場所1敗同士の対戦で白鵬が魁皇を破るのを見た後、将棋の竜王戦第4局にまわる。大相撲中継の関係で、普通より1時間遅れの午後6時放送開始。終盤、両者の持ち時間も切迫してきて、どんどん指し手が進む。

解説の久保利明二冠、聞き手の村田智穂女流初段は、封じ手からの指し手を再現する間にも盤面が進みそうで気もそぞろの様子がうかがえた。

久保二冠と井上慶太八段との詰むや詰まざるやの解説は、迫力があった。放送終了の約15分後に渡辺が投了して、対戦成績は2勝2敗になった。解説を聞いてのテレビじじいの素人感想だが、第3局、第4局とも渡辺が激しい順を選択しては羽生にいなされた印象がある。竜王戦は午後5時-6時の放送より、今日の時間帯の方が絶対に面白くなる。

ジェッツのスミス、裸足のTD

2010-11-26 14:28:52 | NFL
朝のNHKニュース。島津有理子アナウンサーがニューヨークだよりのようなコーナーで、サンクスギビングデーの楽しみはアメリカンフットボールだと、ジェッツ-ベンガルズ戦開始4時間前のレポートをしていた。

冷たい雨の中、テールゲート・パーティーとやらを楽しんで、キックオフを待っている。そうだったんだ。GAORAの生中継を思い出し、観戦。26-10でジェッツが勝った。

第4Q、ジェッツの勝利を決定的にするブラッド・スミスのキックオフ・リターンTDが面白かった。急ターンの連続でタックルをかわし、89ヤードのTD。リプレーで指摘されるまで気づかなかったのだけれど、最後の50ヤードくらい、左の靴が脱げたまま走っているのだ。鋭くターンして力がかかったのだろうな。それでも捕まらなかった。裸足のTDだ。スミスは第3Qにも53ヤードのTDランを決めている。速い。

サッカー男子も初優勝 自陣ゴールに勝運がついていた

2010-11-25 22:57:11 | サッカー
日本陣ゴールの左側に勝運がついていた。アジア大会サッカーは、UAEを破り男子も初優勝した。一番危なかったのは、後半に入ってすぐ、相手のシュートがクロスバー左側に当たった場面。はね返ってきたボールがGK安藤の後ろから左脚に当たり、そのボールがまたバーに当たり、戻ってきたボールを向き直った安藤がやっと捕球した。

イラン戦でも左ポストがゴールを守ってくれた。優勝するにはツキも必要だと、よく分かった。

この試合、金田さんは定位置のBSTBSに戻っての解説。放送開始早々のキックオフで、CMなし。提供スポンサーのテロップだけのスタートになった。TBSは、よくこらえてCMなしにしたと思う。ただ、金田さんもついに現地へ弾丸ツアーかと思ったら、やっぱり画面を見ながらの放送らしかった。ちょっぴり残念。

点は取らなかったけれど、永井のスピードとボールコントロールは素晴らしかった。どんな選手になっていくのか楽しみができた。

日本サッカー 審判に救われた

2010-11-24 20:50:40 | サッカー
アジア大会男子サッカーで日本が決勝に進んだ試合、イランに同点ゴールを決められたと思った瞬間、オフサイドの判定が下された。

イランにチャンスがくると大歓声で応援する完全アウェイの会場。反日感情の強さを感じさせられてきた。

そんななかであれは勇気ある判定だった。ましてや画面からはオフサイドには見えなかったのだから。

中国の審判だったのだ。申し訳ないけれど、不利にならないかと心配していたほどなのだ。

思いがけない結果だった。

女子サッカー日本初優勝 ゴールは元気の素

2010-11-23 09:24:39 | サッカー
アジア大会女子サッカーで日本が初優勝した。北朝鮮に押されまくっているように見えたが、後半28分、コーナーキックから日本が先取点を上げた。

それまで、ゴール前に放り込まれ、跳ね返したボールを北朝鮮に拾われ、跳ね返したボールをまた拾われ…の繰り返しに見えたのが、得点後の日本は違った。北朝鮮の選手がボールを持つと、高い位置で取り囲み厳しいチェック。ゴール前に長いパスを出させない。見違えるように動きが良くなった。

ゴールがどんなに選手を元気づけるのか。目の当たりにした。

それにしても無失点優勝はすごい。

ビックで羽ばたくイーグルス

2010-11-22 15:25:27 | NFL
見たいと思っていたマイケル・ビックのプレーをじっくり。ボールを片手で持って動く。あぶないなー。

第4Q始めにサックされてファンブル。ジャイアンツにTDを許し、一時逆転された。

悪い癖だ。と思ったのだけれど、ファンブルして敵にリカバーされたのは、なんと今季初めてだという。出場7試合でこれしかないのだから、むしろ立派な成績。悪癖だなんて言えない感じ。しかもインタセプト0の快進撃は続いた。これも立派なものだ。

インタセプトが少ないのは、たぶんビックが走れるからだろう。ターゲットを探してもいないとき、ビックは無理にパスをせず、自分で走ってしまう。投げなければインタセプトも起こらない。こんな推理当たっているだろうか。

ビックは素早い身のこなしでよく走る。激しいタックルを受ける。ケガが心配だ。無傷でいければ、今季、イーグルスは相当な成績をあげられるはずだ。

欲張りじゃなかったよね ペイトン・マニング

2010-11-22 10:58:30 | NFL
ペイトリオッツ-コルツ戦。ペイトン・マニングのパスがどうもおかしい。画面にディフェンダーしか写っていないところへ投げ込む。誰が悪いのか。この日3度目で決定的なインタセプトが試合終了直前に起こった。

前半はペイトリオッツのペース。4Q31-14では、2TDでも足りない。見るのをやめようかと思ったが、前季同じスコアからコルツが逆転勝ちしているというので、見続けた。

なるほど。コルツが2TDを決め、3点差に迫った。さらに残り2分25秒で攻撃権が回ってきた。自陣25ヤードぐらいからのドライブ。残り1分を切ったあたり、ニューイングランド陣25ヤードぐらいのところでファーストダウンを更新した。

ビナチエリに蹴らせれば、延長戦になる。けれど、TDで逆転勝ちならいうことない。ほとんどコルツの流れだと思い込んだところで、次のマニングの1投がインタセプトされた。ゴール前5ヤード地点に投げ込んだのだけれど、欲張って一気に決めようとしたのではないか、が直後の感想。勝ちにいったのだからしょうがなかったか、がテレビじじいのいまの結論だ。

コルツは4敗目で、プレーオフへきびしい戦いが残った。

アジア大会女子サッカー決勝は現場からの中継で見たい

2010-11-21 09:01:12 | サッカー
土曜日にはアジア大会女子サッカー準決勝日本-中国も見た。前半0-0で、中継は後半開始からだった。

前半中国がネットを揺らしたのに、審判の判定でゴールを認められなかったと放送席。そのリプレー。中国が日本のゴールラインギリギリから折り返したボールをシュートしている。ボールは外に出ていないという意味のことを放送席が言っていて、その通りに見えた。

けれど、あとから読んだネットのニュースでは、オフサイドの判定だったという。それなら納得。きわどく救われたプレーだったけど、正確な判定だと、テレビじじいは思った。

アジア大会のサッカー中継は、男女とも映像を見ながらの放送で、スタジアムからではないようだ。押されているように見えた日本だったが、延長になると中国よりよく動いて、決勝進出を決めた。決勝戦の放送は現地からやってほしいな。

名古屋優勝 FC東京少しラッキー

2010-11-20 21:34:14 | サッカー
FC東京が川崎に敗れた試合。帰ってきた大熊清監督の大声が画面から聞こえてきて面白かった。ワールドカップ南アフリカ大会は、相手が日本語の通じない人ばかりだから良かったけれど、川崎の選手にも聞こえる指示って、効果半減? リカルジーニョへの指示はしょうがないから呼び寄せて、通訳を交えてになっていた。

大熊監督はシャミセンを弾くときもあるんだろうか。

試合終了後、湘南-名古屋にチャンネルをかえたら、優勝決定の直後だった。ストイコビッチ監督が胴上げされるのを見た。早過ぎる優勝決定。あとは降格の1チームをめぐる争いか。
16位FC東京は、降格圏の神戸に勝ち点1差に迫られた。火曜日の名古屋戦、中二日で優勝の美酒の酔いが残ってるなんてことはないだろうな。名古屋の必死さはなくなるから、FC東京に少しラッキーだとは思う。
  

ア大会サッカー ここまで来たら優勝目指せ

2010-11-19 22:58:43 | サッカー
アジア大会男子4強を決めたU21日本代表は、ドイツ・ドルトムントの香川ら抜きの1軍半だと言われるが、強い。無失点で準決勝進出を決めた。たぶん運も。代表がごろごろしているタイを相手に1-0。

前半終了近くの得点は、山崎が相手ディフェンダーを抜いてゴールに迫り、エンドラインギリギリからマイナスの折り返し。飛び込んだ東が決めた。タイにボールを持たれる時間が長いし、少なくとも2回、ひやりとする場面があった。そんないらいらを吹っ飛ばす気持ちのいいゴールだった。放送席が「ほとんど山崎のゴール」というほど、折り返しが見事だった。

組み合わせ運に恵まれて、あと1勝でメダル、まで迫った。これからはイラン、韓国、UAEと強敵ばかり。次のイランに勝てば決勝進出で銀メダル以上。負けても韓国-UAEの敗者と銅メダル争い。1軍半がいまだ日本のやったことのない優勝!!なんてことになったら楽しいな。

把瑠都が負けて興味半減

2010-11-18 21:57:06 | 大相撲
大相撲九州場所は、4勝0敗の大関把瑠都が豊真将に寄り倒されて、明日からどこを楽しみにして見たらいいのか。

豊真将がやけに下がって立つ、と思ったのだけれど何ごとも起きず。左四つからもろ差しになられても両上手をひいていつもの形。これでOKと思ったのだけれど様子が変だ。豊真将に吊られるようにされて後退、負けてしまった。

あの形になって把瑠都の怪力に対抗出来る力士はあんまりいないと思っていたのだけれど、どうしちゃったんだろう。

白鵬と併走しての優勝争いでは、ちょっと興味が薄れてしまった。