テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

女子団体追い抜き日本銀。金のドイツ魂、あの選手もメダルもらえてよかった

2010-02-28 08:44:24 | オリンピック
バンクーバーオリンピック・スピードスケート女子団体追い抜きは久しぶりにわくわくさせられた。

日本は0.02秒差で逆転負け。惜しい!。録画が何度も何度も繰り返されるが、何度も何度も負けたままだ。

日本に勝ったドイツ。準決勝米国戦のゴールがすさまじかった。

途中、コーナーでよろめいたりしていたフリージンガーが遅れる。同僚2選手が心配そうに振り返りながら滑る最後の直線。ついに転倒した。ゴールまで10メートル? 15メートル? ヘッドスライディングになったフリージンガーが平泳ぎのように脚を蹴り、氷上を泳いでいる。ゴールしても負けたと思い、顔を上げられない。数瞬後、突っ伏した彼女が場内の掲示を見上げる。「えっ、勝ったの」。歓喜のガッツポーズも倒れ込んだままでしていた。

ドイツ魂だな。

そのフリージンガーが決勝では滑らなかった。彼女はメダルをもらえるの? 

この疑問は、女子に先立って行われた男子表彰式で氷解した。壇上4人の国と3人の国がある。放送席からもこのとき、エントリーしていても一度も走らなかった高木美帆はメダルをもらえないと説明があった。フリージンガーは金メダルを受け取った。よかった。

この準決勝のシーンをもう一度確認したいと思ってずっと見ていたのだが、放送してくれない。あれって、倒れて何メートル滑ったのかな。


カーリング観戦に決着をつけた

2010-02-27 17:21:09 | オリンピック
バンクーバーオリンピック、あれだけカーリング女子の中継を見たのだから、とカナダ-スウェーデンの決勝戦にチャンネルを合わせた。カナダは10エンドと延長の11エンドで勝利の1投を決められず、スウェーデンがオリンピック連覇した。カナダのスキッパーにミスがあったように見えた。

スウェーデンは43歳のスキッパーが率いるおばさんチーム。やるもんではないか。れれっ、カナダも43歳スキッパー。おばさんパワーだな。

男子アイスホッケー準決勝では、カナダに挑戦したスロバキアが終了間際に2点を返し1点差に迫る。さらにキーパーを引っ込めての6人攻撃で猛攻をかけるうちに時間切れ。ベテラン揃いのおじさんチームだというが、よく頑張った。

テレビじじいとしては、まだ27歳とおじさんと言うには若すぎるが、百戦錬磨のベテラン、アポロ・オーノのメダルの行方も気になる。ショートトラック男子500メートルは、2人転倒のレースで2位入線したが失格、銀メダルは獲得できずじまい。ところが、最後の最後5000メートルリレーでアンカーとなって順位を一つあげ(確かそうだったですよね)、銅メダルを獲得、米の冬季オリンピックメダル獲得記録を8に伸ばした。父親が日本人だという。トラブルをおそれないアグレッシブな選手だ。

次のソチ五輪についてはどうするか断言せず、さらなる挑戦に含みを持たせたらしい。

カナダが負けて勝って勝って勝って、地元が目立ったオリンピック終盤戦観戦だった。


遠藤保仁のPK失敗を見た

2010-02-27 16:50:45 | サッカー
富士ゼロックス・スーパーカップは、PK戦で遠藤の失敗が響き、ガンバ大阪は昨年に続いて鹿島に敗れた。コロコロPKどころか、バーの上を越えていくなんて、名手の珍しい失敗を見た。

鹿島・中田のハンドだと放送席の言うファウル。主審は片手を挙げている。リプレーでは中田が脚を上げて飛び込んでいる。これは危険なプレーで間接FKだったのではないか。FKを蹴った遠藤は、ちょんとルーカスにボールを渡し、戻されてきたところをシュートしていた。

まるで、先日の広島-山東戦のリプレーを見ているよう。このときはテレビ朝日、きょうは日本テレビ。テレビ局の辞書には「間接フリーキック」という言葉はないのかな。

鹿島FKで、ガンバのディフェンダーが反則しPKをとられた場面。放送席は、今季からJリーグは手の不正な使用に対し、ファールをしっかりとっていくことになった…と丁寧に説明をしてくれた。その他、安田のイエローカードや、新井場のスローインでの反則などでは、わかりやすい説明があっただけに惜しいと思った。

ま、もう一回同じようなことがあったら、きっとテレビ観戦している私に何か誤解があるからだろう。そのときはルールを覚え直そう。


キム・ヨナの次は長洲未来 だという非常識

2010-02-26 22:26:27 | オリンピック
両親が日本人の長洲未来(米)がバンクーバーオリンピック・フィギュア女子シングルの最後に出てきて、なんと安藤美姫の上を行く4位に飛び込んだ。

急成長の16歳。

茨城県のおばあちゃんは「4年後は成人式と五輪が楽しみ」と言っているそうだ。(時事通信)

入賞者8人のうち浅田、安藤、鈴木に長洲を加えると、日本人が半数を占める。日本女性はフィギュア向き。一昔前なら一笑に付されただろう非常識が、常識になった。

キム・ヨナがいるから、フィギュアするなら東洋女性と言わざるを得ないのだろうか。金メダルが欲しかったな。

複合ジャンプの風まかせ

2010-02-26 08:50:33 | オリンピック
バンクーバーオリンピックのノルディック複合ジャンプをラジオで聴いた。

31人飛んだところで悪天候のためやり直しになった。

アナウンサーは風のことばかり言っている。ちょっといいジャンプがあると、日本選手までこの風向きが続いてくれと祈っている。

おかしくありませんか。フェアプレーの精神はどこに行った。ジャンプは品格を破壊するおそろしい競技だ。

ひんばんにスタートに黄や赤の信号がでて、条件を均衡させようとしていることは分かる。悪条件の時だけでなく、風が良すぎる時にも待たせているんだそうだ。知らなかった。
それでも有利不利がでるのはご覧のとおり。

天運に頼らず、正々堂々のスポーツにするにはどうする。

ドームのジャンプ場を作るっきゃない。

トヨタはタイガー・ウッズなのか、公聴会の生中継

2010-02-25 09:00:09 | 日記
バンクーバーオリンピックの中継でも見ようとテレビを付けたら、豊田社長の米下院公聴会を生中継していた。

ペラペラのブリキの車と貶められていた日本車が、長年かけて作り上げた安全神話。優等生トヨタはタイガーのようにかげでいけないことをしていたのか。

見ていて浅田真央とキム・ヨナのフィギュア・ショートプログラムに連想がいった。

印象点で左右される世界なのだ。

税金の助けを受け再生を図る米自動車産業を議会が応援している。

日本車の安全性は消費者がわかっているはずなのに。少なくともトヨタが突出して危険度が高いなんてありえない。

トヨタは色んな約束をさせられて、金メダルを手放すことになって行くのか。本来は自動車産業すべてで背負うべきことまでも。

オリンピック応援はこんな日本びいきでことはすむ。トヨタ問題は微妙なところは残る。

急発進の指摘が真実なら、ブレーキとアクセルの踏み間違いだと自動車会社が言い張った、数十年前の欠陥車騒動に完全に逆戻りしてしまうからだ。

うぶなサンフレッチェ広島サポーターに応えられず

2010-02-24 21:57:26 | サッカー
ACL初出場のサンフレッチェ広島がホームで初戦を迎えた。ACL慣れした前夜の鹿島アントラーズと比べ、サポーターの熱気はこちらが上の感じ。1万人を超えたという。初体験を喜ぶうぶなサポーターたち。ACLグッズもよく売れたんだそうだ。

その辺の事情を教えてくれる放送はよかったのだけれど、目立つチャンスがないので、 静かな静かな実況となった。そういう放送は嫌いではない。けれど、もうちょっと説明が欲しいと、素人からのお願い。

広島が相手陣でフリーキックを得たという。山東の選手が脚を高く上げた場面だった。レフェリーが片手を挙げていたから、あれは危険なプレーだとして間接FKではないのか。だから、キッカーのストヤノフは直接ゴールを狙わず、味方にワンクッションしてからシュートしたのではないか。と愚考したのだが、ゴールから遠いからむにゃむにゃと、よく分からない説明を聞かされた。終了間際にも、「ここでようやくホイッスル」というアナウンス。あれはレフェリーが何だといって笛を吹いたのか。反則は何だったのか。見ている方は分からずじまい。オフサイドだったのかな、と分かりもしないのに当て推量をさせられてしまった。

時々、ワールドカップで対オランダ戦をテレビ朝日が中継するとのテロップが出る。大役だ。その時は、視聴者によく分かる放送にして欲しいものだ。

複合団体は6位、トヨタは何位?

2010-02-24 09:19:05 | オリンピック
バンクーバー複合団体の中継中に、NHKテレビは、トヨタ自動車についての米下院公聴会のニュースを割り込ませた。

テレビ観戦じじいとしても、これは当然。

世界選手権金の日本チームより、生産台数世界一、つまり金メダルのトヨタ自動車の戦いぶりの方がよっぽど気になるから。

CNNに替えたら、ブレーキが利かなくなった女性の涙ながらの証言を延々と放送していた。

米では複合団体で米国チームが銀メダルを取った瞬間を放送していたのだろうか。

オリンピック放映権を持つNBCだかが生中継に熱心でなく、ゴールデンタイムに色んな種目をまとめてあたかも生中継のように見せると、批判がでているらしいから。

鹿島ACL開幕戦に勝利、小笠原は許してもらえないのね

2010-02-23 22:06:56 | サッカー
アジアチャンピオンズリーグが開幕した。鹿島は長春に1-0で勝った。サッカー日本の応援団長、松木安太郎さんの解説は久しぶりだ。全然、悲鳴が聞こえてこない。リードされないから「まだ時間はたっぷりありますから…」もなし。鹿島の危なげない試合だった。

小笠原が出場停止だという。年度は変わったのに、前回のレッドカードが生きているとはしつこい大会だ。本山もケガで出場していない。小笠原の代わりにキャプテンマークを巻いた中田浩二がクローズアップされた。

その中田が42分、見事なヘディングで決勝点を決めた。

もう昔なのかな、鹿島ってすごい補強をしていたんだ。
小笠原も本山も中田浩二も1999年ワールドユース準優勝メンバー。曽ヶ端もベンチに入れなかったけれど、帯同していたというし。

この黄金世代は、小野も稲本も戻ってきたし、遠藤もいるし、いっそのこと高原も永井も播戸も加地も南もみーんな呼んで南アフリカに行ったらどうなんだろう。舞台は同じアフリカ。「ベスト4」なんてなまっちょろい、「ベスト2」をやっちゃった連中なんだから。

中田浩二のキャプテンマークから、夢想が広がってしまった。


カーリング、延長戦でロシアに勝って、右も左も分かりません

2010-02-22 08:33:09 | オリンピック
早起きできず、8エンドから観戦した。もし初めから見ていたら…0-6になったところで寝てしまっただろうな。負けチャンネルはパッツパッですからね。けがの功名で、いいシーンが見られた。

1点リードだが、10エンドはロシアに1点取らせる。延長戦は有利な後攻めになるから、そこで勝利する。そのシナリオ通りに進んで目黒が最後の1投。

邪魔なロシアの守りのストーンを左側からカーブさせてロシアのナンバー1ストーンをはじくのだとばかり思っていた。

あっ、ガードの石に当たってしまう、というアナウンサーの悲鳴の後、目黒の石が通ったのは、ロシアの右側ぎりぎりだった。

自分の思っていたのとは正反対。右も左も分かりません。ともかくよかった。

たかが予選なんだけれど、1戦1戦注目を浴びるカーリングって、テレビ向きなんだとつくづく感心する。

オリンピックの陰で、宮里藍が米ツアー2勝目。また海外のタイでだった。ベルリン映画祭では寺島しのぶが最優秀女優賞獲得。最優秀でも銀熊賞なのですね。

日本女性が勝負に勝っている。

日本政治の風向き変化を示す、長崎県知事選での自公系候補当選が、一番大事な勝負だった。選挙権なかったし、私的には、スポーツのテレビ観戦と同じことになってしまった。風は右に行くのか左に行くのか、逆風なのか追い風なのか、分かりません。




ラージヒル葛西紀明8位入賞でも、仕分けしたくなりません?

2010-02-21 08:01:43 | オリンピック
バンクーバーオリンピック、ジャンプのラージヒルで、葛西紀明が8位入賞を果たした。よかった。

でも、ジャンプ種目って仕分けしたくなりません?

優勝アマン、2位マリシュ、3位シュリーレンツァウア。これは、ノーマルヒルの結果と全く同じ。これでは2種目やる意味がないのでは、と思ってしまったのです。

実はノーマルヒル16位だったノイマイヤーが6位。17位の葛西が8位。同じく19位のコフラーが4位。21位のハエクが7位と、ノーマルヒルで2桁順位だった選手の巻き返しも目立った試合でした。

ラージヒル得意の選手がいるのは、はっきりしているのだけれど、2種目でどのくらい違うものなのか。

解説を聞いていると、ジャンプは風の吹き方でころりと結果が変わるらしい。葛西の1回目がもっとよければと、惜しがるアナウンサーに、気流が悪かったのだからやむを得ないと解説者。

風まかせの度合いを減らすために、ノーマル、ラージとチャンスを2回与えるということなのかな。

たまたまの結果から、またまたド素人談義をしてしまいました。許してくださいね。

銅メダル高橋大輔の悲鳴

2010-02-20 12:34:03 | オリンピック
バンクーバーオリンピック男子フィギュアは生中継では見られなかった。スーパーボウル程度のイベントだと、報道に耳をふさいで、録画を生中継のように楽しむ方法もある。だが、日本トリオが上位に来ている男子フリーは絶対無理だと、最初からあきらめていた。

案の定、「きゃー」と悲鳴が聞こえてきたり、歓声が上がったりで、結果は知れてしまった。それ以外に、電光ニュース、道行く人のラジオ、ワンセグテレビ、果ては号外まで。障害は沢山ある。それを乗り越えても、ビデオにスイッチを入れたとたん、ニュースをやっていたりする。

録画放送を見た。織田信成の靴ひもが切れた様子、小塚崇彦の4回転ジャンプ。知っていてもそこそこスリルがあった。

なになに、プルシェンコは8年間ジャンプを失敗していない?。アナウンスに「すげーヤツ」と感心。でも、3年半のブランクがあったんだよね。この選手。すると、実質4年半なのかな。それでも「すげー」。

プルシェンコは、予想通りジャンプで転んだりせず、演技終了、アナウンサーは優勝を決めたような賞賛ぶりだった。

そこへ解説の本田武史さん。ジャンプがいつもと比べてよくなかった。評価点はあまりでないのではないかとクギを刺す。good さすが高橋大輔の「銅」で破られるまで、フィギュア男子最高のオリンピック4位という勲章を持つ人だ。感心した。にわかファンの我々にこういうことを教えてくれるのが、ほんとの解説者だろう。

生中継を楽しめなかった私としては、靱帯断裂から復活のリハビリ中に高橋が悲鳴を上げているニュース映像が、男子フィギュア・テレビ観戦でピカイチのシーンになった。リハビリで下半身が柔らかくなる利点もあったというアナウンスも興味深かった。


オリンピック吉兆

2010-02-19 08:55:25 | オリンピック
TBSラジオで先日、森本毅郎さんがNHKテレビのオリンピック放送にお小言を呈していた。自分も出身者なのですが、とやんわりと。あの応援メッセージは何なのだ。選手は聞いていませんよ。理性的な、らしい意見だと感心した。

でもスーパーボウルの結果があんなだったしな。

テレビ視聴者数記録を更新したというこの試合、コルツファン以外はすべてセインツを応援したという。ハリケーン「カトリーヌ」からの復興の仕上げとして、全米からの気が流れ込んで、セインツを後押ししたと言えまいか。

NHKテレビの応援メッセージだってもしかしたら。

さっき私は白い鳩を見た。これだって何かの吉兆。もしかしたら男子フィギュアだぞ。

カーリング年

2010-02-18 08:35:49 | オリンピック
何回前のオリンピックからか、カーリングテレビ観戦の面白さを知った。解説者に教えられながらスリリングなゲーム展開に引き込まれる。けさは日本女子がカナダ 最後の一投で逆転負けするまでじっくり。ただ、カーリングってオリンピック限りなのね。まるでうるう年のように四年に一回めぐってくる。二月二十九日をうっかり忘れてあたふたするのと同じで、カーリングもこのオリンピックあと何試合か観戦すると終わってしまうのだろう。自分でプレーしてみようというところまでハマってしまう人よ出てこい。