テレビじじいはロンドン五輪が心配だ

「開幕無傷の４連勝。ベガルタ仙台、首位を守りました」。ということで、清武弘嗣、山口蛍、扇沢貴広のオリンピック代表３人を擁するセレッソ大阪が完敗するのを見たんだけれど、テレビじじいの心配は、五輪のサッカーではない。

我が気力が心配になったのだ。

昨日の金曜日、プロ野球が開幕して、夕方から世界卓球で、日本の男女ともが八強戦。その後、フィギュアスケートの世界選手権が控えている。

テレビじじいは、早々と疲れてしまった。福原愛が負けて、日本対韓国が２－２の佳境に入った時、もういいやとテレビを消して寝てしまった。これって、心配じゃありません？

夜遅くなるフィギュアは捨てるとして、あんなに盛り上がってきた卓球を捨てるなんて。

石川佳純がマッチポイントを、いやメダルポイントを２度落として、韓国に逆転負けしたんだって。そんなシーン見たくないから、これでよかったのだろうか。

時差のあるロンドンオリンピックで、深夜、いろんな試合がひしめいてくる。テレビじじいはどうしたらいいんだ、ってことが想定される。ところが、きのうは、そこまで種目数が多くないところで、寝てしまった、それが心配なのでした。

日本男子、ほんとにメダル確定

シンガポール戦の第４試合、水谷隼－ガオ・ニン戦を前に、坂信一郎アナウンサーは、さっきは「３大会連続メダル」と、大きな声を出しましたと、反省の弁。水谷が勝ったらもっと大きな声で放送したいという感じ。

水谷は、２ゲーム連取の後、2ゲーム落とし、最終ゲームもジュースにもつれ込む接戦となった。

水谷勝利の瞬間。スリル満点のゲーム展開だったわりに、大声は上がらなかった。

日本勝ちました。…いや、みごとに準決勝進出…。

とても静かな３大会連続メダル確定で、テレビじじい好みの落ち着いた放送になったのが、皮肉でした。

世界卓球男子「メダル確定」とお手つき放送 見ちゃった

Ｊスポーツで世界卓球男子準々決勝日本－シンガポールを見ていたら、丹羽孝希がガオ・ニンにストレート勝ちした。とたんに「日本のメダルが確定」と、アナウンサー。

えっ、もう決まっちゃったの？

第１試合は水谷隼が勝っているけど、２勝じゃ決着するはずがない。

「気の早い実況で恥ずかしい」。すぐ謝ってました。大ベテランの坂信一郎アナウンサーらしい（間違ってたらごめん）。

テレビじじいも「ごめん」ばっかり振りまいているので、大きなことは言えない。自戒、自戒。

試合内容では、３－９のスコアから逆転した丹羽の第１ゲームは痛快だった。

イチロー４安打 マジック・ジョンソン２０億ドル ドジャース買収

ドルトムントで卓球女子が５戦全勝でリーグ戦通過するのを見て、日本でのメジャー開幕戦でイチローの４安打目を見て。

やっぱりドジャースが２０億ドルでマジック・ジョンソンらの投資グループに売却が決まったというニュースがすごいな。

英プレミアリーグ、チェルシーをロシアの富豪が買った時や、リバプールをレッドソックスのオーナーグループが買った時の値段よりも桁違いに高いらしい。

マジックはいくら負担するのだろうか。ＮＢＡのスーパースターが実業家で成功しているらしい。

でも、ついこないだ、あっ、マジック・ジョンソンが見に来ているって、ＮＣＡＡ男子バスケットトーナメントの実況で言ってなかったかな。ミシガン州立の試合だったのかな。バスケットのことはもちろん忘れてはいないのだ。

みちのく魂 佐藤洋太が新世界王者

ＷＢＣスーパーフライ級王座に挑戦者佐藤洋太が就くところを見た。

３Ｒに王者スリヤン・ソールンピサイから２度ダウンをとって、途中採点もリード。だが、後半１８センチのリーチ差を生かせない、頭をつけあっての打ち合いに終始した。テレビじじいは大丈夫かな、と思いながら見ていた。

３－０の判定勝ち。岩手県出身でトランクスに「みちのく魂」と大きな表示。よくやった。

涙涙のインタビュー。

「ダウン取ったあと色気づいちゃって、スリヤン選手を勢いづかせてしまった」と反省。リング上で５歳だという長男を抱いて、「これが夢だった。もうすぐ、２８歳だが、まだ戦える。もうちょっとお付き合いください」と、決意を表明した。

勤務先のガソリンスタンド社長へ感謝の言葉も。日本チャンピオンを５度防衛した選手でも、ボクシングで一本立ちはできないんだ。

タイガー・ウッズの復活勝利はスリルだ

タイガー・ウッズが2年半ぶりに優勝。そのアーノルド・パーマー招待の最後の２ホールだけだったけれど、見た。

５打差の勝利ではスリルも何もなかったが、他の選手たちにとっては、王者の復活はとてつもないスリルに満ちているだろう。また従属の日々が始まるのかと。

ロリー・マキロイら新戦力とはまだ対戦したことがないと、放送席はいっていたような気がするけれど…テレビじじいはうといもので分からない。

４度の手術を乗り越えて、ともいっていた。首の手術を繰り返すペイトン・マニングも復活するのかなあ。

鶴竜敗戦に「舞の海に負けた気分」と北の富士さん

鶴竜の頭は混乱しているでしょう。私も混乱している。舞の海に敗れたような気がする。

鶴竜が豪栄道に敗れた相撲で、北の富士勝昭さんの解説は、向こう正面の舞の海秀平さんを引き合いに出して、ユニークだった。

さらに、鶴竜が支度部屋で次に備えて大銀杏をととのえるシーンを見て、「相当強く張られたとみえて、頬が赤かったですね」と、アナウンサーも指摘しなかったことを的確に視聴者に知らせてくれた。すぐにカメラがもう一度鶴竜の顔を映しだした。テレビじじいも、なるほど。赤くなった頬に気付かされた。

豪栄道の張り差しで一直線に持っていかれたのだけど、さらに、優勝決定戦で白鵬にも同じところを張られて十分になられただけに、北の富士さんの指摘は重かった。

鶴竜の右頬を張れ、が来場所からの作戦になりはしまいか。

把瑠都 ショックな負け

大相撲１４日目、把瑠都がガップリになって稀勢の里に負けてしまったのはショックだった。応援してきたのに、綱取りも振り出しに戻ったと、放送席に言われてしまった。来場所頑張れば…のところにも踏ん張って残れなかった。応援してきたんだけどなあ。

琴欧洲を下手投げに仕留めた鶴竜に追い越されてしまうよ。心配になってきた。大関昇進は鉄板だし、千秋楽に勝って優勝すれば、綱取りだってすぐそこになる。

稀勢の里って、１横綱４大関を破った鶴竜が唯一負けた相手なのね。把瑠都が負けて不思議はないわけか。

ティーボウとリン ニューヨークで２新星接近

ブロンコスはティム・ティーボウをジェッツにトレードした。ジョン・エルウェー副社長は、ティーボウについて昨季の活躍は歴史に残る、と言っているそうだ。テレビじじいは、ペイトン・マニングを獲得できたからティーボウは不要だということを行動で示したようにみえる。

ジェッツのＱＢはマーク・サンチェス。ティーボウより１歳年上の２５歳だ。ＮＦＬ向きのパサーで、２０１１年シーズンは逃したが、過去、プレーオフでも活躍した。

ティーボウはスターターではなく、ワイルドキャットとかショートヤードを獲得したい場面での起用が考えられるという。


１月半ばまで光った新星ティーボウ。２月に急に輝いたＮＢＡニックスのジェレミー・リン。リンはヘッドコーチが辞任したあと５連勝で盛り返している。同じニューヨークでティーボウが輝く場面はあるのだろうか。

４月から今度は大リーグでニューヨークの日本人選手が輝くなんてことはないかな。大ベテランだけどヤンキースの黒田博樹とか。

セインツへの処分発表 ペイトンヘッドコーチは１年間出場停止

ＮＦＬは、相手選手をノックダウンしたりして試合続行不可能にしたプレイヤーにボーナスを出していたセインツの問題で、ショーン・ペイトンヘッドコーチを１年間の出場停止にするなどの処分を発表した。２００９－１１年のシーズンに実施していたと認定し、当時のグレッグ・ウィリアムズ守備コーディネーター（現ラムズ）は無期限の出場停止となった。

チームには、５０万ドルの罰金やドラフト第２巡の指名権を２年間剥奪などの処分が発表された。

ブレット・ファーブ、キャム・ニュートン、アーロン・ロジャース、カート・ワーナーの各ＱＢが標的にされていたという。

選手の処分問題についての結論は、まだ先になるようだ。

ＮＦＬの発表を読んでみたが、ヘッドコーチは管理責任というより、黙認ってことなのかな。証拠のEメール？　テレビじじいの読解力では、はっきりしない。

把瑠都しょんぼり

春場所１１日目、把瑠都が琴欧洲に完敗して２敗目。残り４日間を全勝したうえで優勝、が横綱昇進の条件だろう。ピンチだ。

負け残りの土俵下で、しょんぼりした顔が何度かアップになった。かわいそう。テレビじじいは、以前からガンバレ把瑠都なのだ。

監督に名指し批判された森重真人 ＣＢはつらいよ

ＡＣＬ。押していた試合を蔚山に追いつかれて２－２で引き分けたＦＣ東京、ランコ・ポポビッチ監督のインタビューは容赦がなかった。

森重真人は、このままなら、どこへ行ってもプレーできない。

カウンターやロングボール狙いの蔚山に対し、ＢＳ朝日の放送席はよく守っているという評価だったのだが、結局、失点してしまった。

1点目はオフサイドをとろうとラインをあげようとして、森重が残ってしまったように見えた。2点目もロングボールに守備陣はなすすべもなかった。

それにしても、センターバックはつらいなあ。

ペイトン・マニングがブロンコス入り ティム・ティーボウの運命は？

ペイトン・マニングがブロンコス入りを決めたニュースが、夜中に流れたらしい。

ティム・ティーボウはどうなるの？

当然はじき出されて移籍先を探すことになるのだが、ドラフトされた頃からＮＦＬ向きのＱＢではないと騒がれていた選手だから、難しいらしい。

先発の座を昨季途中からつかみ、プレーオフで１勝するまでブロンコスを引き上げた殊勲者。片膝突いて祈る姿は「ティーボウイング」の言葉まで生んだのに、短い栄光だったのか。

「リンサニティー」のＮＢＡニックス、ジェレミー・リンは、３月になった途端に失速の６連敗。ヘッド・コーチ解任の事態に。その後、３連勝してプレーオフ進出ラインの８位に辛うじてぶら下がっている。

テレビじじいは、新ヒーローほしさから両選手にたちまち飛びついたのだけれど、なんか儚いものだと感じている。

春場所たられば

大相撲は、把瑠都を横綱に上げて鶴竜を大関に上げると収まりがいい。そう思っていたら、鶴竜が白鵬に食いつく相撲で見事な勝利。テレビじじいのシナリオもまんざら悪くなさそうだ。

鶴竜だけが好成績で、把瑠都がコケると、大関が６人になってしまう。それでもいいとは思うのだが。鶴竜を待たせるのだけは、避けてほしいな。たられば話だけど。

郷田真隆九段 誕生日おめでとう棋王位

郷田真隆九段が久保利明棋王から３勝１敗で棋王位を奪取したのを朝刊で知ったのは、テレビじじいとしてはやや失敗だった。勝負の行方が分かっている棋譜を中継サイトで見るはめになったのだから。４１歳の誕生日の勝利だという。

ＮＨＫ将棋トーナメントは、羽生善治王位・棋聖が渡辺明竜王・王座を破り４連覇した。通算１０回目の優勝で初の「名誉ＮＨＫ杯選手権者」になった。解説の森内俊之名人が先手の羽生が良いはずだという通りになった。

タイトル保持者は、渡辺、羽生、森内、郷田と佐藤康光王将の５人。きのう、ガンバ大阪の試合を見てサッカーの潮目が変わったのではないかと書いたばかりだが、将棋界は違った。渡辺以外は、４１－４２歳で１９８２年６級という羽生世代。久保や広瀬章人七段からタイトルを奪い返し、依然として猛威をふるっている。