棋士編入試験五番勝負第4局。折田翔吾アマが本田奎五段を破り、プロ入りを決めた。解説なしのAbemaTVで形勢のパーセントを頼りに観戦。
リードしてるんだけれど、逆転また逆転の大熱戦になり、161手で本田が投了した。
2、3年前の状況からしたら信じられない。
折田の終局直後の感想に万感の思いが込められていると感じた。
本田は棋王戦の挑戦者になって、渡辺明三冠を相手にタイに持ち込むなど、絶好調。その本田を破ってプロ編入を果たした。すごい。おめでとう折田プロ!
棋士編入試験五番勝負第4局。折田翔吾アマが本田奎五段を破り、プロ入りを決めた。解説なしのAbemaTVで形勢のパーセントを頼りに観戦。
リードしてるんだけれど、逆転また逆転の大熱戦になり、161手で本田が投了した。
2、3年前の状況からしたら信じられない。
折田の終局直後の感想に万感の思いが込められていると感じた。
本田は棋王戦の挑戦者になって、渡辺明三冠を相手にタイに持ち込むなど、絶好調。その本田を破ってプロ編入を果たした。すごい。おめでとう折田プロ!
渡辺明三冠が叡王戦挑戦者決定戦で豊島将之竜王・名人に敗れるところをAbemaTVで観戦。ソフトの指数がパーセントでずっと表示されていて、終盤渡辺が逆転した。両者1分将棋。あれれ、あっという間に今度は豊島が逆転し、押し切った。挑戦権獲得だ。
渡辺は叡王戦挑戦者決定戦第2局で豊島に敗れて追い付かれ、棋王戦第2局で本田奎五段に敗れて追いつかれ、王将戦第4局で広瀬章人九段に敗れて追いつかれていたところに、今度はとうとう追い抜かれるという負け。12日間で大事な対局に4連敗してしまった。
負けの連鎖。名人戦挑戦までに制圧してほしい。
棋王戦第2局、AbemaTVを見たら、挑戦者の本田奎五段が渡辺明棋王を破り1勝1敗に追いついたところだった。
少し遅れて入室してきた立ち会いの田中寅彦九段が「金を取ったらどうなるの」と聞いている。ここでは問答は続かなかったけれど、両棋士が大盤解説会場に移動してからのやりとりが面白かった。
金を取ったらどうなったの?
今度は解説の森内俊之九段が聞く。
先手の本田が5一に金を捨て王手したのに対し、渡辺は取らずに逃げて、即詰みのコースに入り投了した。もし金を取っていたら。
本田が「詰みます」と駒を動かすのだが、すぐギブアップ。
渡辺がこうしたらこうなってと動かし始めた。
どうも詰まないのだ。
勝勢の本田が自信たっぷりに金を捨た王手。渡辺は取ることは全然考えていなかった、という。
はったりが通ったみたい、と本田が言って会場に笑いが起こった。
金を取らなかった手を大悪手にしたくない渡辺の、必死に自玉を詰まそうとする姿も会場の笑いを誘っていた。
即詰みはなくても結局負けは変わらない結論になったようだ。
渡辺の明るい気性が場を支配して、ジメッとしない。最高の大盤解説だった。