テレビじじいの観戦日記

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激動の将棋史を体感した1週間

2017-05-21 10:22:39 | 将棋
この前の日曜日に、第38期名人戦(1978年)のドキュメントを見たのが激動の将棋史体感の1週間の始まりだった。

中原誠名人に森けい二八段が剃髪の挑戦。番組の最後の方しか見なかったんだけれど、第3局終盤、眼光鋭く生気あふれる森九段が名人を時間攻めにし勝ちを収めるところだった。でも結局、名人にはなれなかったんだ。

羽生善治三冠と何年も名人戦挑戦手合を独占していた森内俊之九段が番組のゲスト。A級から陥落し、フリークラスに移ったばかり。時は流れたなあ。永世名人は中原誠16世、谷川浩司17世、森内18世、羽生19世と続いているんだよな。なんてことが思い出された。

火曜日と水曜日は第75期名人戦第4局。立会はなんと森九段。ドキュメントのあの精悍な表情から幾星霜、なごやかな笑みを浮かべている。前週、最後の敗戦で引退となったばかりだという。

佐藤天彦名人と稲葉陽八段の20代対決で若返りを印象づけているけれど…。

木曜日、朝刊で佐藤が2勝2敗に追いついたことが報じられたその日の夕刊では、中学生棋士藤井聡太四段のプロ入り後無敗の18連勝が速報されたのだ。なんとも目まぐるしい、と思っていると、

今度は電王戦2番勝負で佐藤名人がポナンザに連敗のニュース。すごい1週間だったと思いません?