テレビじじいの観戦日記

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誰も抗議しない誤審 ジャイアンツ負けた

2010-10-22 14:32:54 | 野球
球審以外は誰もフェアだと思わなかったんじゃないの。ナ・リーグのチャンピオンシップ第5戦の三回、フィリーズ・ハラデーのバントに対してくだされた判定が勝負に微妙な波紋を起こした。

ジャイアンツのリンスカムは初安打を打たれたあと死球を出し無死1,2塁。フィリーズの打順は投手のハラデーで、ここは当然送りバントだ。テレビで見る限り、ボールはファウルゾーンに落ち、ホームベース上を転がるところをキャッチャーが捕った。あれってファウルだよね。日米放送席もテレビじじいもそう思った。ハラデーもおんなじ。走らない。キャッチャーはフェアだっていうんで3塁封殺を狙って送球、三塁手が少し前に出ていたためベースを踏み損ね、タイミングはアウトだったのにセーフ。ハラデーは遅れてスタートしたが、一塁でアウトになった。

ジャイアンツはダブルプレーを取る機会をもらったのに失敗し、まあしゃーないか。フィリーズは三塁で封殺されていたら「ファウルだ」と騒いだろうけれど、結果として2、3塁に進塁できたのだからバント成功、十分満足できる結果だ。

従って、明らかな誤審に誰も抗議しないという珍風景となった。

そう、そんな大したことじゃなかったはずなのに、直後に一塁手がゴロを大きくはじく2点タイムリーエラー。次に適時打も出てフィリーズが3-1と逆転してしまった。

試合後、「フェア or ファウル?」と、なんとも歯切れの良い見事なインタビュー。ハラデーは「分からなかった」だって。よく言うよ。あの時はファウルだと思ったからスタートを切らなかったのに。

シリーズは2勝3敗にしたフィリーズの本拠地での戦いになった。