みなさん、こんばんは。
今日は朝から雨が降っていて、外出を控えた方も多かったのではないでしょうか。関東ではこの雨で、桜も散ってしまうでしょうね。
さて、今日も本の紹介です。一気にたまっていた本を読んだものですから・・・。
「オーナー社長が書いたこれは節税か、脱税か!」著:川田長雄 かんき出版
タイトルがセンセーショナルなので、思わず興味本位で買ってみました。
内容は、先代の社長と著者の税金観を、経験をもとに書かれた本です。読み始めると、とにかく税金を払いたくないという先代と、著者もそこまでは言わなくても、多く払いすぎ(あくまでも著者の主観)たくないという主張を延々と述べています。
脱税の事も書いていますし、「形式が整えばそれでいい」的な発想は、人によっては受け入れにくいでしょう。これを拝金主義と呼んでいいかどうかはわかりませんが、根底にそのようなものもあるのかもしれません。
節税スキームについても、私達のような人間からすると、目新しいものはないですし、税理士という括りで語っているのですが、必ずしもすべての税理士が本書に出てくるような人ではありませんし、見方が偏ってしまっているのは仕方のないところでしょうか。
それと、本書は税金を払わないようにするために、延々と書いていますが、第4章P170には、「・・・しかし、裏道を歩く者は、目先のことで利益を得ても、決して表通りに出ることはできない、ということも事実です。脱税や税金逃れに憂き身をやつす者は、結局のところ愚か者であり、ついに真の事業経営者にはなれないということです。・・・」
この文章を読んで、個人的にはホットしました。経営を行っていく上では、倫理観を持って当らないと、究極的には、不正や犯罪に手を染めるなんてことにもならないでしょうから、この辺は大切な部分かと思います。
それでは、今日はこの辺で。また、明日!