昨日21日、六本木アビーロードで「ヴィレッジシンガーズ」のライブに行ってきました。
GSブームの頃、清潔に刈り上げた髪と、親しみやすい楽曲で人気となり、「バラ色の雲」「好きだから」「亜麻色の髪の乙女」などの大ヒットを連発していたヴィレッジ。
僕が入れ込んでいたスパイダーズとはずいぶん対照的なルックス・音楽でしたが、僕はヴィレッジが大好きでした。
彼らのヒット曲の多くがオーケストラを伴って録音されていましたが、テレビ番組などでフルメンバーだけで演奏してもオーケストラバージョンにいささかも引けを取らない魅力的な演奏に、10歳の塩塚少年は「なんて上手くて、いいグループなんだろう」と脱帽していたのです。
清水道夫さんのボーカルは、甘くて絶品。洋楽やロック曲も上手いです。そしてリズムギターがキレがよくて絶妙のボリュームバランス。
林ゆたかさんのドラムは、すごくよく歌い、アンサンブルをドラマチックに脚色する、曲をいきいきとあおるドラミング。
笹井一臣さんのベースは、楽曲の流れを的確かつ流麗に描く、よく歌うリードベース。
小池哲夫さんのオルガンは、特に生のステージではスタジオ録音のオーケストラ部分を再現していましたが、これが実に自然で見事なものでした。
リーダー小松久さん。12弦ギターはワイルドワンズ加瀬邦彦さんと並ぶ名手。ロック的なギターも上手く、そして実は歌もかなりお上手な方。そして小松さんのもう一つの功績は、コンサートマスターとしてバンドのアンサンブルやコーラスにとことんこだわり、メンバーに指示を出してまとめていたこと、です。
そんなヴィレッジも1971年に解散。他のGSも次々と解散して、メンバーはセカンドキャリアに入っていきましたが、このヴィレッジは、全員が芸能界・音楽界の裏方として大きな功績をあげた巨人たちです。
清水さんはコロムビアレコードでディレクターとなり、新人だった細川たかしさんをスターに育て、笹井さんはビクターでディレクターとなり、麻丘めぐみさんや岩崎宏美さんをデビューから手掛けた伝説の人。
小松さんは、あの伝説の音楽事務所「ビーイング」の創設に関わり、浜田麻里さん・TubeやMi-Keをはじめとする大勢のビーイング軍団でヒットチャートを席巻するのに貢献したプロデューサー。
小池さんはCM音楽制作会社「NOVA」を立ち上げて、昭和50年代にCM音楽に革命をもたらした重要人物のひとり。
林さんは解散後しばらく役者をやりましたが、その後ライブハウス「ケントス」や「シェリーズ」を立ち上げ、ライブエンターテインメントのビジネスモデルの確立に貢献された方。
GSメンバーが解散後芸能界音楽界で活躍されるケースはスパイダーズやブルーコメッツなど多々ありますが、このヴィレッジメンバーの活躍は異色であり、いかに優れた音楽家の集団だったかが分かります。
ヴィレッジメンバーも齢を重ね、2002年「亜麻色の髪の乙女」のリバイバルヒット、清水道夫さんのニセモノ騒動があった頃から再結成して時々ライブをやるようになりました。
六本木アビーロードで年間2-3度開催のライブは、いつもチケットがすぐ売り切れで僕もなかなか行けませんでしたが、笹井さんにお世話になって、やっと、行くことができました(^o^)/
主要なGSで、メンバーが全員ご存命で元気にステージに揃うのはもうこのヴィレッジ(とタイガース)だけ。それだけでもホントにありがたいです。
ライブは「虹の中のレモン」からスタート。
洋楽のカバー、定番の大ヒット曲、B面に収められた曲、バラエティ豊かな選曲で、飽きさせません。
林さんのよく歌うドラムを始めとして現役時代そのままのストーリー感満載の素晴らしい演奏。清水さんの歌声はあの頃と全く変わらず、しかもロック的な迫力を伴いグイグイと惹き込まれます。小松さんのボーカルもよかったなー。そして、コーラスがまた完璧でした。お見事!!
ステージでのMCは現役時代から小池哲夫さんの担当でしたが、ほっこりとやさしい小池さんとメンバーのトークに癒されます。
いやー、ホントに楽しかったです。
会場内ではFacebookで僕のことをご存知の方から何人もお声をかけていただき、ありがたかったです。
ありがたい、と言えば、ライブ終了後笹井さんに「これから打ち上げるけど、来る?」と誘っていただき、一緒に呑ませていただき、興味深いお話をいっぱい伺うことができました。
笹井一臣さん、そしてヴィレッジメンバーとスタッフの皆さん、楽しいライブをありがとうございました。
皆さん、体力の続く限り続けてください。またぜひ、応援に参じたいと思います。
GSブームの頃、清潔に刈り上げた髪と、親しみやすい楽曲で人気となり、「バラ色の雲」「好きだから」「亜麻色の髪の乙女」などの大ヒットを連発していたヴィレッジ。
僕が入れ込んでいたスパイダーズとはずいぶん対照的なルックス・音楽でしたが、僕はヴィレッジが大好きでした。
彼らのヒット曲の多くがオーケストラを伴って録音されていましたが、テレビ番組などでフルメンバーだけで演奏してもオーケストラバージョンにいささかも引けを取らない魅力的な演奏に、10歳の塩塚少年は「なんて上手くて、いいグループなんだろう」と脱帽していたのです。
清水道夫さんのボーカルは、甘くて絶品。洋楽やロック曲も上手いです。そしてリズムギターがキレがよくて絶妙のボリュームバランス。
林ゆたかさんのドラムは、すごくよく歌い、アンサンブルをドラマチックに脚色する、曲をいきいきとあおるドラミング。
笹井一臣さんのベースは、楽曲の流れを的確かつ流麗に描く、よく歌うリードベース。
小池哲夫さんのオルガンは、特に生のステージではスタジオ録音のオーケストラ部分を再現していましたが、これが実に自然で見事なものでした。
リーダー小松久さん。12弦ギターはワイルドワンズ加瀬邦彦さんと並ぶ名手。ロック的なギターも上手く、そして実は歌もかなりお上手な方。そして小松さんのもう一つの功績は、コンサートマスターとしてバンドのアンサンブルやコーラスにとことんこだわり、メンバーに指示を出してまとめていたこと、です。
そんなヴィレッジも1971年に解散。他のGSも次々と解散して、メンバーはセカンドキャリアに入っていきましたが、このヴィレッジは、全員が芸能界・音楽界の裏方として大きな功績をあげた巨人たちです。
清水さんはコロムビアレコードでディレクターとなり、新人だった細川たかしさんをスターに育て、笹井さんはビクターでディレクターとなり、麻丘めぐみさんや岩崎宏美さんをデビューから手掛けた伝説の人。
小松さんは、あの伝説の音楽事務所「ビーイング」の創設に関わり、浜田麻里さん・TubeやMi-Keをはじめとする大勢のビーイング軍団でヒットチャートを席巻するのに貢献したプロデューサー。
小池さんはCM音楽制作会社「NOVA」を立ち上げて、昭和50年代にCM音楽に革命をもたらした重要人物のひとり。
林さんは解散後しばらく役者をやりましたが、その後ライブハウス「ケントス」や「シェリーズ」を立ち上げ、ライブエンターテインメントのビジネスモデルの確立に貢献された方。
GSメンバーが解散後芸能界音楽界で活躍されるケースはスパイダーズやブルーコメッツなど多々ありますが、このヴィレッジメンバーの活躍は異色であり、いかに優れた音楽家の集団だったかが分かります。
ヴィレッジメンバーも齢を重ね、2002年「亜麻色の髪の乙女」のリバイバルヒット、清水道夫さんのニセモノ騒動があった頃から再結成して時々ライブをやるようになりました。
六本木アビーロードで年間2-3度開催のライブは、いつもチケットがすぐ売り切れで僕もなかなか行けませんでしたが、笹井さんにお世話になって、やっと、行くことができました(^o^)/
主要なGSで、メンバーが全員ご存命で元気にステージに揃うのはもうこのヴィレッジ(とタイガース)だけ。それだけでもホントにありがたいです。
ライブは「虹の中のレモン」からスタート。
洋楽のカバー、定番の大ヒット曲、B面に収められた曲、バラエティ豊かな選曲で、飽きさせません。
林さんのよく歌うドラムを始めとして現役時代そのままのストーリー感満載の素晴らしい演奏。清水さんの歌声はあの頃と全く変わらず、しかもロック的な迫力を伴いグイグイと惹き込まれます。小松さんのボーカルもよかったなー。そして、コーラスがまた完璧でした。お見事!!
ステージでのMCは現役時代から小池哲夫さんの担当でしたが、ほっこりとやさしい小池さんとメンバーのトークに癒されます。
いやー、ホントに楽しかったです。
会場内ではFacebookで僕のことをご存知の方から何人もお声をかけていただき、ありがたかったです。
ありがたい、と言えば、ライブ終了後笹井さんに「これから打ち上げるけど、来る?」と誘っていただき、一緒に呑ませていただき、興味深いお話をいっぱい伺うことができました。
笹井一臣さん、そしてヴィレッジメンバーとスタッフの皆さん、楽しいライブをありがとうございました。
皆さん、体力の続く限り続けてください。またぜひ、応援に参じたいと思います。
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