というわけで、ジョンの作品の私的ベストテンです。
僕は「ジョン派」です。
ポールをポップスの職人とするならジョンはロックのアーティスト。
売れ線の曲作りを嫌い、特に後半は内省的な作風が増えていく。
しかしポップスとしても極上の曲を特に前半は多数書いており、
ビートルズはジョンの才能なくしてはありえませんでした。
まず何と言っても「A Hard Day's Night」。
どうこう言う前にまず圧倒的にカッコいい。
実にバランスよくしかもテクニカルに構築されたメロディ。
メロが動かないのにバックでコードが動く手法や、
7thを基調にしたロックの調性と普通の長調の調性が交互に出てくるという手法、
いずれも彼らの特徴的作曲技法が駆使された、まさにビートルズ前期を代表する名曲。
そしてあのD7sus4の衝撃的なイントロのカッコよさ。
ビートルズ全曲の中でも「イントロ大賞」です!!
Hard Day'sのアルバムは13曲中10曲がジョンの作品で、
初期のビートルズをグイグイ引っ張っていたジョンのカリスマが爆発してます。
いい曲ばかりですが、その中でも「If I Fell」の美しさは格別。
同じアルバムに収録されたポールの「And I Love Her」とともに、
ビートルズが単なるアイドルロックバンドではないことを如実に示した曲ですね。
最後の3曲はすべてジョンの作で、特に骨太のロックンロール「You Can't Do That」と、
短調と長調を行き来する傑作「I'll Be Back」は僕のお気に入りです。
「Help!」さきほど述べた、メロを動かさずコード進行で面白味を出す手法の代表曲。
カッコよすぎます。
「Yes,It Is」ジョンはバラードにも傑作が多いです。
「Day Tripper」ジャズの香りのする傑作。
O.レディングやブラジル'66のカバーバージョンもよかった。
Rubber Soulのアルバムもジョンの傑作が集中してる。
「ノルウェーの森」は神秘的な曲。ジョージのシタールもよかった。
「In My Life」泣けてくる。
「Girl」アルバムにどうしても曲が足りなくなり、急遽作った曲とは思えない、美しく完成度の高いバラード。
これ以降はポールがかなり主導権を握り、曲数もポールが勝るようになる。
ポールはポップな曲を量産。でもジョンもいい曲を書いてる。
「Lucy In The Sky With Diamonds」僕らも空に浮いているような気分。
「Strawberry Fields Forever」前半のバンド演奏と、後半のオーケストラ入りの
異なるバージョンが奇跡のドッキング。
「Hey,Bulldog」イエローサブマリンのアルバム唯一の傑作曲。
写真撮影の日に、ちょっとの待ち時間に電光石火の勢いで作った曲。
結局13曲選んでしまいました。どの曲も外せないですー。
ちなみに、最終選考まで残っていた他の曲は次のとおりです。
「Ask Me Why」「When I Get Home」「No Reply」「I'm So Tired」
「Come Together」「Polythene Pam」「Because」。
ホワイトアルバムに入っているジョンの曲、
確かにあまりポップじゃないけど、味があって、いいです。
でもそのよさが分かるまでに15年くらいかかりました。
「I'm So Tired」「Happiness Is A Warm Gun」にのめりこんだ瞬間が
僕のジョン派宣言日となったのでした。
では次回の「ポール牧」、ぢゃなくてポールの巻をお楽しみに。
僕は「ジョン派」です。
ポールをポップスの職人とするならジョンはロックのアーティスト。
売れ線の曲作りを嫌い、特に後半は内省的な作風が増えていく。
しかしポップスとしても極上の曲を特に前半は多数書いており、
ビートルズはジョンの才能なくしてはありえませんでした。
まず何と言っても「A Hard Day's Night」。
どうこう言う前にまず圧倒的にカッコいい。
実にバランスよくしかもテクニカルに構築されたメロディ。
メロが動かないのにバックでコードが動く手法や、
7thを基調にしたロックの調性と普通の長調の調性が交互に出てくるという手法、
いずれも彼らの特徴的作曲技法が駆使された、まさにビートルズ前期を代表する名曲。
そしてあのD7sus4の衝撃的なイントロのカッコよさ。
ビートルズ全曲の中でも「イントロ大賞」です!!
Hard Day'sのアルバムは13曲中10曲がジョンの作品で、
初期のビートルズをグイグイ引っ張っていたジョンのカリスマが爆発してます。
いい曲ばかりですが、その中でも「If I Fell」の美しさは格別。
同じアルバムに収録されたポールの「And I Love Her」とともに、
ビートルズが単なるアイドルロックバンドではないことを如実に示した曲ですね。
最後の3曲はすべてジョンの作で、特に骨太のロックンロール「You Can't Do That」と、
短調と長調を行き来する傑作「I'll Be Back」は僕のお気に入りです。
「Help!」さきほど述べた、メロを動かさずコード進行で面白味を出す手法の代表曲。
カッコよすぎます。
「Yes,It Is」ジョンはバラードにも傑作が多いです。
「Day Tripper」ジャズの香りのする傑作。
O.レディングやブラジル'66のカバーバージョンもよかった。
Rubber Soulのアルバムもジョンの傑作が集中してる。
「ノルウェーの森」は神秘的な曲。ジョージのシタールもよかった。
「In My Life」泣けてくる。
「Girl」アルバムにどうしても曲が足りなくなり、急遽作った曲とは思えない、美しく完成度の高いバラード。
これ以降はポールがかなり主導権を握り、曲数もポールが勝るようになる。
ポールはポップな曲を量産。でもジョンもいい曲を書いてる。
「Lucy In The Sky With Diamonds」僕らも空に浮いているような気分。
「Strawberry Fields Forever」前半のバンド演奏と、後半のオーケストラ入りの
異なるバージョンが奇跡のドッキング。
「Hey,Bulldog」イエローサブマリンのアルバム唯一の傑作曲。
写真撮影の日に、ちょっとの待ち時間に電光石火の勢いで作った曲。
結局13曲選んでしまいました。どの曲も外せないですー。
ちなみに、最終選考まで残っていた他の曲は次のとおりです。
「Ask Me Why」「When I Get Home」「No Reply」「I'm So Tired」
「Come Together」「Polythene Pam」「Because」。
ホワイトアルバムに入っているジョンの曲、
確かにあまりポップじゃないけど、味があって、いいです。
でもそのよさが分かるまでに15年くらいかかりました。
「I'm So Tired」「Happiness Is A Warm Gun」にのめりこんだ瞬間が
僕のジョン派宣言日となったのでした。
では次回の「ポール牧」、ぢゃなくてポールの巻をお楽しみに。
嬉しいです。頑張って下さい。今度の日曜日は、「サンデー・ジャポン」を見ます。