日頃仲良くしていただいている、オルガニストの大高清美さん。
変拍子の難曲をあっけらかんと満面の笑みで弾きまくる超絶技巧の名人ながら、ちいちゃくてラブリーなルックス、関西芸人のようなマシンガントーク。今やわが国では「大高清美」というワン&オンリーのジャンルの人なのであります。
その清美さんが昨年11月24日、ハモンドオルガン教則DVD 「大髙清美 オルガンの流儀~楽曲に深みと説得力を与える演奏法と思考法~」を発売。
その翌日、僕は清美さんと共演させていただき、DVDも購入していたのですが、なかなか見る時間がなくて、2か月以上放置しちゃって、ゴメンなさい。でも、昨日、全部見ました!!
で、その内容ですが、オルガン各種演奏法や、おススメのドローバーセッティング、装飾音符を使ったカッコいいフレージング、足鍵盤の実践的な活用術、速弾きのコツなど、興味深いテーマがてんこ盛り。
ハモンドオルガンのしくみ、魅力、キャパシティの大きさがホントによく分かりました。
それぞれの解説がとても明快に整理されていて、しゃべりのテンポも滑舌もよく、また演奏実例がドンズバなのでバッチリ理解できます。
こういうのって、本人がちょっとこだわっている事に関してついつい必要以上の時間やテンションで語ってしまいがちですが、それもなくて、実にフラットに冷静に語っています。
オルガンという楽器の魅力だけでなく、オルガニスト大高清美の魅力とただならぬ才能も、たっぷり楽しめます。
特典映像として、インタビュートークが収録されています。
清美ちゃん個人の考え方やバックボーンが分かって、面白く最後まで興味をそらさない内容でした。
そして、KIYO*SENのライブ演奏が2曲。これも最高でした。
矢堀さんのギターは、特にキレてましたね。
僕自身、オルガンに対して深い愛情とこだわりがあるのですが、このDVDを見て、今すぐにでもオルガンに触って音を出したい欲求にかられてます(^^♪
僕がオルガンに開眼したのは、大野克夫さん(スパイダーズ~井上堯之バンドetc)。
堯之バンドでは「太陽にほえろ!!」のサントラが有名ですが、ハモンドの魅力を爆発させていました。
あとは、トラフィック、スペンサーデイビスグループのスティービー・ウィンウッド。
バニラ・ファッジのマーク・スタイン。スリー・ドッグ・ナイトの人。ステッペンウルフの人。キース・エマーソン。
「フォーカス」の中心人物でorgのタイス・ヴァン・レール。フォーカスは72-75年はタイスがハモンド中心に弾いていましたが、それ以降だんだんシンセを多用してハモンドを弾かなくなってつまらなくなりました。
そして、タワー・オブ・パワーのチェスター・トンプソン。
いやいや、何の役にも立たない僕のオルガン遍歴を語ってしまってごめんなさい。
話しは戻りますが、このDVD、オルガンそして大高清美さんに少しでも興味がある人ならば、ぜったい楽しく見られます。
おススメです(^_-)-☆