これは安部総理がTPP交渉参加を表明した瞬間うかんだ川柳です。中国や韓国、インドネシアなど、アジアの主要国が参加していないことには一言も触れず、「日本だけが内向きになったら成長の可能性もない。優秀な人材も集まらない」と強弁します。
しかし「すでに合意されたルールがあれば、遅れて参加した日本がそれをひっくり返すことが難しいのは厳然たる事実」と、不利な条件を受け入れざるを得ないことを認めたうえでの参加表明で、しかも、参加後「不利だから」と脱退することも、既参加国の承認がなければ許されないと言うことも明らかになっています。後から入ってきた者が好き勝手にルールを変えたら、だれでも怒るし、認めるわけにはいかないのは、一般社会で当たり前のことですし、日本に強引に圧力をかけている米国がよもや認めるはずがありません。仮に認めたら、米国は他国からなめられてしまいます。
「特化した作物を作って、輸出できる」との意見も流していますが、「コシヒカリ」「松坂牛」などが米国他で作られており、農業・酪農のスケールを見れば、到底太刀打ちできません。余談ですが、”エレキの神様”寺内タケシとヴェンチャーズのギタリスト、ノーキー・エドワーズのジョイント・コンサートで、寺内タケシが「(サイドビジネスとしてやっている)牧場で、今年は(牛が)わずか100頭ほどしか生まれなかったと言っていると」通訳していました。
残留農薬のついた、あるいは遺伝子組み換えの野菜を食べなくて済むよう、ベランダ農園、がんばります。
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