共産党議員ら、政府に申し入れ
除雪できずストーブ使えず
年末年始の大雪で被害を受けている青森県への支援などを求めて、同県の日本共産党の議員・予定候補者らが9日、衆院議員会館で政府への申し入れを行いました。
岩渕友参院議員、高橋千鶴子前衆院議員(衆院比例東北ブロック予定候補)、おぎの優子参院青森選挙区予定候補、青森県内の県議と市議が参加し、申し入れ文を手渡しました。
申し入れ文では、道路の排雪への資金面での支援、公共交通への影響を抑えるためのJRへの指導の強化などを求めました。
高橋氏は「駅のターミナル機能が完全にまひして、駅までたどり着かない。駅の周りが除雪できない状態だ。排雪が進んでいないため、状況は深刻だ」と報告。除雪用機器のさらなる配備を求めました。
おぎの氏は除雪が追いつかない中「雪がどっと落ちストーブの排気口がふさがれる被害が出ている。ストーブが使えないのは、死活問題だ」と述べました。
地元県議や市議は「雪下ろしで命綱をつけたまま、宙づりでなくなった人もいた。雪下ろしでの犠牲を生まないためにも支援強化を」(安藤晴美県議)、「雪捨て場の確保が必要だ。流雪溝の整備を一層求めたい」(赤平勇人青森市議)、「1人暮らしの老人や空き家が多い。除雪が非常に困難になっている。家から出られない人もいる」(須藤江利加弘前市議)などと現状を訴えました。
国側は、要望を反映させつつ、県や市とも連携しつつ対策を進めたいと述べました。除雪用機器の配備や情報の提供も進めていくと答えました。
雪で被害を受けた弘前城の修復についても「弘前の心である」(千葉浩規弘前市議)として支援強化を求める意見が出されました。
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