池ちゃんのページ


行政・町内情報、地域活動やスポーツクラブ・昔遊び・ジャズオーケストラの活動などを紹介します

中国で党「提言」紹介し交流

2025年03月13日 19時04分17秒 | 一言

緒方副委員長 3都市を訪問

 日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者は2月下旬、中国の上海、浙江省寧波市、北京を訪問し、大学や研究機関などとの間で、党の「東アジア平和構築への提言」を紹介し、大きく動いている世界情勢、日中関係などについて学術交流をおこないました。(上海、寧波、北京=小林拓也 写真も)

上海

写真

(写真)復旦大学の教授らと懇談する緒方氏(左から3人目)=2月19日、上海復旦大学日本研究センター

 緒方氏は、中国で有数の米国研究機関で、1998年にクリントン米大統領(当時)が演説したことでも知られている上海の復旦大学アメリカ研究センターの信強副所長・同大台湾研究センター主任と韋宗友(い・そうゆう)教授と懇談。就任1カ月あまりのトランプ米大統領の政治と手法、それに対する中国と日本、アジアの対応などについて話し合いました。

 また、同大学日本研究センター責任者の胡令遠(こ・れいえん)教授、賀平教授らと懇談。緒方氏は、昨年6月に同センターで緒方氏を招いて開かれた「日中関係及び東アジアの平和と発展」をテーマとした講演会を通して、異なる意見を含めて率直に対話し相互理解を深めた議論が双方の日中関係のあり方にとって重要な実践となっていると伝え、謝意を表明しました。

 上海外国語大学日本研究センターの廉徳瑰(れん・とくかい)所長、呉寄南・上海国際問題研究院日本研究室元主任との間では、それぞれ日中関係の評価、今後の課題などについて意見交換しました。

歴史認識を交流

 上海師範大学では、緒方氏は戦後80年、歴史認識について党の立場を述べ、意見交換しました。中国「慰安婦」問題研究センター所長の蘇智良教授は、中国最大規模の同センター内の「慰安婦」歴史博物館を案内し、中国本土、朝鮮半島をはじめ東南アジアや太平洋の島々にいたる広範囲の慰安所の設置や歴史、日本の専門家との交流について説明しました。緒方氏は、1992年にジュネーブでの国連人権委員会(当時)で、英BBC作製のドキュメンタリーが放映され韓国NGOが訴えた国際舞台での初の「慰安婦」問題の告発となった集会に参加した経験を述べました。

寧波

 寧波は、8~9世紀に鑑真、空海、最澄ら日中の高僧が出入りした東シナ海に面した玄関港で日中間の文化交流を歴史にとどめています。緒方氏は寧波大学東シナ海研究院を訪れ、胡求光(こ・きゅうこう)副院長と懇談しました。それに先立って、同研究院の研究員らから研究活動について説明を受け、緒方氏は東シナ海問題での党の立場について述べました。

北京

写真

(写真)中国社会科学院日本研究所の研究員らと懇談する緒方氏(右)=2月24日、北京

 北京では、北京外国語大学日本学研究センターの周異夫主任から中国での日本関係の最大蔵書となる同センター図書館の案内を受け、その後、劉江永(りゅう・こうえい)教授とアジア情勢と日中関係について率直な意見交換を行いました。

マルクス研究も

 中国社会科学院日本研究所では、楊伯江所長の司会のもと座談会がおこなわれました。そこでは日本共産党がとりくんでいるマルクス主義研究に関する質問が出され、緒方氏は、志位和夫議長の著作や論文を紹介し、党勢拡大、選挙での党の前進にとって欠かせない重要課題として、理論の深化と成果、社会主義・共産主義の魅力を青年はじめ国民に伝える努力について紹介しました。双方は、日中関係の前向きの打開のために求められる土台と現状、今後について議論しました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿