「三原でお話しさせていただきます」とお知らせしていましたが、
昨日、お話しさせていただいてきました(^^)
企画してくださった皆様に感謝感謝です。
これまでは、地球温暖化やごみの現状、
そしてその対策としてどうしたら良いかということを大筋でお話してきていたのですが、
東日本大震災以降のエネルギー論議などをきいたり、参加したりする中で、
目先の対策としての環境問題よりも、
これからどんな社会を目指し、何を喜びとして生きていくのか、
そんなことを考えることが今必要なんじゃないかという思いで、
お話させていただく内容をずいぶん作り変え、
私としては初試みの、途中で音楽をきいていただくなど、
ドキドキしながらの1日でした(^^)
なので、自分の振り返り用に録音しておこうと思っていたのに、
すっかり忘れていました(; ̄O ̄)
書籍・グッズ販売もきれいに並べていただいていたのに、
会場の写真も撮り忘れて残念~~~(-_-;)
「生命の網---web of life」が、プツプツと切れていたのが、
今はもう加速度的にボロボロくずれて(指数関数的な成長のダイナミクス)いっていて、
私たちの残された時間は、あとどれくらいだろう、、、というところまできています。
レスター・R・ブラウンの著書
「地球に残された時間--80億人を希望に導く最終処方箋」から引用させていただくと、
「世界は2030年には、食料不足、水不足、高い石油という多重の脅威に直面しているだろう」
ジョン・ベディントン(英国政府主席科学顧問)
「ベディントンの分析に賛成するが、タイミングが違っている。その危機は、2030年よりもずっと2020年に近いタイミングで襲うだろう」
ジョナサン・ポリット(英国持続可能な開発委員会・前委員長)
「いつ来てもおかしくない。その引き金を引くのは、未曾有の不作になるのではないか。その原因は作物を枯らすほどの熱波と、帯水層の枯渇につれて顕在化する水不足の組み合わせだ」
レスター・R・ブラウン(アース・ポリシー研究所所長)
地球が破壊されていっている現状を、写真を通して見ていただきました。
ロンサム・ジョージがつい1週間前に命の灯が消え、
地球上からピンタゾウガメが永遠に失われてしまったことも。
※ナショナルジオグラフィックの記事をリンクします。
「ロンサム・ジョージの死と希少種保護」
そして、途中できいていただいたのは、
Metisの「この世界が今日で終わっても」
若旦那とのコラボ曲で、
世界の終わりに、僕は、君をみんなを笑わせたいよっていう男性、
人間の価値、人生の価値は、
愛する人に与える幸せの数で決まると、あなたに出会えて知ったという女性。
昨年末(2011年12月)発売のアルバムの曲ですが、とっても良いので、
ぜひ、きいてほしいです~~~
伊坂幸太郎の「終末のフール」でも、
「最後」を受け入れることで訪れる平安が描かれているのですが、
受け入れることで、進んでいける、前に向いていけるものがあるんじゃないかと
感じています。
そして、後半は、涙と笑いの楽しかったブラジル植林ツアーのお話など。
日本の幅(東京新潟間)もある、アマゾン川の河口。
その雄大な川の流れとともにある、雄大なアマゾンの大自然!
自然の懐の深さ、大きさを体感するとともに、
凄まじい破壊の現状も体験しました。
そして、笑いいっぱいの仮装しての植林♪
森林破壊をせず、機械も使わず、農薬も使わず、
コーヒー栽培をしているジャカランダ農場のこと。
※フードマイレージを考えると、日本のお茶がベストです!
フードマイレージ図表(全国地球温暖化防止活動推進センターより)
→ http://www.jccca.org/chart/chart05_07.html
熱帯林の破壊と、私たちの暮らしのつながりとして、
やさしい植物オイルとして日本で使われているパーム(油やし)オイルや、
ブラジル産鶏肉、大豆などが、
豊かな熱帯の森林を根こそぎ破壊していること。
私たちにできるのは、
その消費を減らすことや、
製品をつくっている企業に対して、森林破壊をしない原料を使うよう働きかけること、
まわりの人にもこの現状を伝えること。
今回の話では紹介しなかったのですが、グリーンピースがつくったCMをリンクします。
キットカットの袋を開けると入っているのはオランウータンの指・・
というショッキングなCMで、ネスレに抗議が殺到、
この結果、ネスレ社は熱帯雨林を破壊して作られた原料の使用を中止しました。
http://www.youtube.com/watch?v=VaJjPRwExO8&feature=player_embedded
電力消費が、40年で2.6倍も増えてしまった背景、私たちの暮らしの変化。
他の国と比べて、こんなに違う、こんなにムダがいっぱい!というのも、
自販機の数の比較や、世帯あたりの家電数や、
商品の販売方法(パッケージの多さ!!)など、資料や写真を見ていただきました。
そして、報道の自由ランキング、汚職腐敗度指数の、
日本の世界的な評価をみていただきました(^^)
大飯原発再稼働の反対も、
首相官邸前に4万人も押し寄せて抗議の声をあげてもとりあげないマスコミ。
事実は、待っていてはやってこない、
自分から「得る」ことをしなくてはいけない!と思っています。
今回のお話のまとめとして、次のことを!
★事実を知ろう★
「本当はどうかな?」と考える
★意思表示をしよう★
相手や社会に対して、自分の考えを表現する
★お金の使い方を考えよう★
お金を投じることは選挙と同じ。応援したい企画・企業かを考えよう
★できることから始めよう★
千里の道も一歩から。ビジョンを描いて続けよう
例えば、旅行に行くにしても、
原発ができる予定の上関町って、どんなところなんだろう?行ってみよう!とか、
植林ツアーに参加してみよう!とか、
「自分のための旅行」から、「社会とのつながりのある旅行」に。
フェアトレードのコーヒーはちょっと高いけど、
1日2杯から1日1杯にして、フェアトレードのものにしようとか、
そんなお金の使い方に、みんなが変わっていくと良いなぁ~と思ってます。
そして、最後に、福島県飯舘村の「までいの力」を紹介させてもらいました。
菅野村長には、昨年6月にお会いしました。
家族、地域をとてもとても大切にしておられ、アイディアにもあふれる素晴らしい方です。
放射能の汚染のことでは、国の方針に従って裏切られた形となってしまい、
菅野村長への批判も大きいですが、菅野村長の無念の思いはどれほどのものか、
推し量りようがありません。
「までいの力」の本は、東日本大震災の前につくられ、
震災を経て、震災・原発事故を受けての菅野さんの前書きを入れて、
3月末に出版されました。
原発交付金も受けず、合併もせず、
これからの日本の村のお手本!と言われていた素晴らしい村づくり。
それを一瞬で台無しにしてしまった原発事故。
「までいの力」まえがきから、1部ご紹介します。
私たちの村が進めている「までいライフ」の1つの大きなメッセージは、暮らし方を少し変えてみようではないかということだ。戦後、一貫して大量生産、大量消費、大量廃棄によって作られてきた今日の日本経済の中に少しスピードをゆるめてみようと。走っている人は歩く、歩いている人は立ち止まる、立ち止まっている人はしゃがんでみる。そうすると足元の花の美しさが見えてくるような気がする。
もう1つの大きなメッセージは、人と人とのつながりを深めようということだ。他の国に誇れる日本人の国民性は「トラさんクマさん醤油貸してよ、味噌なくなったのよ」の関係であったはずだ。戦後一貫して効率一辺倒、スピーディーにお金が全ての全てという価値観で進めてきた結果、人と人との関係が希薄になり「自分さえ良ければ病」になってしまった。
「お互い様」のまでいの心が必ずや新しい日本を再生する基礎になると思う。
日本が経済成長に邁進してきた結果、起きてしまった原発事故。
たまたま福島だったけれども、
それはもしかしたら、島根だったかもしれないし、伊方(愛媛)だったかもしれない。
自分の意思とは関係なく、
引き受けることになってしまった福島の方々の思いが充分組み入れられた補償がされること、
さらなる事故を引き起こさないことを願うばかりです。
今回、「までいの力」は2冊お持ちしていたのですが、完売でした。
ジャカランダ農場のコーヒーも完売でした!
ありがとうございます!!!
今回のお礼に・・ということで、ジャスミンの鉢植えをいただきました!
普通は花束のところを、私だからということで鉢植えにしてくださったんでしょうか。
とっても嬉しいです~~~♪
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地球環境も、日本社会も、とてもとてもひどい現状です。
私自身、以前は危機感がとても大きくて、
「地球の最期」が頭の中のイメージにあって、それを回避しなくては!
という気持ちが根っこにあっての行動・・という感じでした。
今は、
森を守ること、
地球規模で食料を分かち合う感覚での食生活を送ること、
震災や原発事故の被害を受けた方々へ思いを寄せること、
それ自体の現在の喜びが、行動のエネルギーの元となっています。
悲しみをみんなで分かち合い、
喜びをみんなで喜び合える、
そんな三原、日本、そして世界になっていけるように願いつつ、
がんばっていきたいと思いまーす\(*⌒0⌒)♪
昨日、お話しさせていただいてきました(^^)
企画してくださった皆様に感謝感謝です。
これまでは、地球温暖化やごみの現状、
そしてその対策としてどうしたら良いかということを大筋でお話してきていたのですが、
東日本大震災以降のエネルギー論議などをきいたり、参加したりする中で、
目先の対策としての環境問題よりも、
これからどんな社会を目指し、何を喜びとして生きていくのか、
そんなことを考えることが今必要なんじゃないかという思いで、
お話させていただく内容をずいぶん作り変え、
私としては初試みの、途中で音楽をきいていただくなど、
ドキドキしながらの1日でした(^^)
なので、自分の振り返り用に録音しておこうと思っていたのに、
すっかり忘れていました(; ̄O ̄)
書籍・グッズ販売もきれいに並べていただいていたのに、
会場の写真も撮り忘れて残念~~~(-_-;)
「生命の網---web of life」が、プツプツと切れていたのが、
今はもう加速度的にボロボロくずれて(指数関数的な成長のダイナミクス)いっていて、
私たちの残された時間は、あとどれくらいだろう、、、というところまできています。
レスター・R・ブラウンの著書
「地球に残された時間--80億人を希望に導く最終処方箋」から引用させていただくと、
「世界は2030年には、食料不足、水不足、高い石油という多重の脅威に直面しているだろう」
ジョン・ベディントン(英国政府主席科学顧問)
「ベディントンの分析に賛成するが、タイミングが違っている。その危機は、2030年よりもずっと2020年に近いタイミングで襲うだろう」
ジョナサン・ポリット(英国持続可能な開発委員会・前委員長)
「いつ来てもおかしくない。その引き金を引くのは、未曾有の不作になるのではないか。その原因は作物を枯らすほどの熱波と、帯水層の枯渇につれて顕在化する水不足の組み合わせだ」
レスター・R・ブラウン(アース・ポリシー研究所所長)
地球が破壊されていっている現状を、写真を通して見ていただきました。
ロンサム・ジョージがつい1週間前に命の灯が消え、
地球上からピンタゾウガメが永遠に失われてしまったことも。
※ナショナルジオグラフィックの記事をリンクします。
「ロンサム・ジョージの死と希少種保護」
そして、途中できいていただいたのは、
Metisの「この世界が今日で終わっても」
若旦那とのコラボ曲で、
世界の終わりに、僕は、君をみんなを笑わせたいよっていう男性、
人間の価値、人生の価値は、
愛する人に与える幸せの数で決まると、あなたに出会えて知ったという女性。
昨年末(2011年12月)発売のアルバムの曲ですが、とっても良いので、
ぜひ、きいてほしいです~~~
伊坂幸太郎の「終末のフール」でも、
「最後」を受け入れることで訪れる平安が描かれているのですが、
受け入れることで、進んでいける、前に向いていけるものがあるんじゃないかと
感じています。
そして、後半は、涙と笑いの楽しかったブラジル植林ツアーのお話など。
日本の幅(東京新潟間)もある、アマゾン川の河口。
その雄大な川の流れとともにある、雄大なアマゾンの大自然!
自然の懐の深さ、大きさを体感するとともに、
凄まじい破壊の現状も体験しました。
そして、笑いいっぱいの仮装しての植林♪
森林破壊をせず、機械も使わず、農薬も使わず、
コーヒー栽培をしているジャカランダ農場のこと。
※フードマイレージを考えると、日本のお茶がベストです!
フードマイレージ図表(全国地球温暖化防止活動推進センターより)
→ http://www.jccca.org/chart/chart05_07.html
熱帯林の破壊と、私たちの暮らしのつながりとして、
やさしい植物オイルとして日本で使われているパーム(油やし)オイルや、
ブラジル産鶏肉、大豆などが、
豊かな熱帯の森林を根こそぎ破壊していること。
私たちにできるのは、
その消費を減らすことや、
製品をつくっている企業に対して、森林破壊をしない原料を使うよう働きかけること、
まわりの人にもこの現状を伝えること。
今回の話では紹介しなかったのですが、グリーンピースがつくったCMをリンクします。
キットカットの袋を開けると入っているのはオランウータンの指・・
というショッキングなCMで、ネスレに抗議が殺到、
この結果、ネスレ社は熱帯雨林を破壊して作られた原料の使用を中止しました。
http://www.youtube.com/watch?v=VaJjPRwExO8&feature=player_embedded
電力消費が、40年で2.6倍も増えてしまった背景、私たちの暮らしの変化。
他の国と比べて、こんなに違う、こんなにムダがいっぱい!というのも、
自販機の数の比較や、世帯あたりの家電数や、
商品の販売方法(パッケージの多さ!!)など、資料や写真を見ていただきました。
そして、報道の自由ランキング、汚職腐敗度指数の、
日本の世界的な評価をみていただきました(^^)
大飯原発再稼働の反対も、
首相官邸前に4万人も押し寄せて抗議の声をあげてもとりあげないマスコミ。
事実は、待っていてはやってこない、
自分から「得る」ことをしなくてはいけない!と思っています。
今回のお話のまとめとして、次のことを!
★事実を知ろう★
「本当はどうかな?」と考える
★意思表示をしよう★
相手や社会に対して、自分の考えを表現する
★お金の使い方を考えよう★
お金を投じることは選挙と同じ。応援したい企画・企業かを考えよう
★できることから始めよう★
千里の道も一歩から。ビジョンを描いて続けよう
例えば、旅行に行くにしても、
原発ができる予定の上関町って、どんなところなんだろう?行ってみよう!とか、
植林ツアーに参加してみよう!とか、
「自分のための旅行」から、「社会とのつながりのある旅行」に。
フェアトレードのコーヒーはちょっと高いけど、
1日2杯から1日1杯にして、フェアトレードのものにしようとか、
そんなお金の使い方に、みんなが変わっていくと良いなぁ~と思ってます。
そして、最後に、福島県飯舘村の「までいの力」を紹介させてもらいました。
菅野村長には、昨年6月にお会いしました。
家族、地域をとてもとても大切にしておられ、アイディアにもあふれる素晴らしい方です。
放射能の汚染のことでは、国の方針に従って裏切られた形となってしまい、
菅野村長への批判も大きいですが、菅野村長の無念の思いはどれほどのものか、
推し量りようがありません。
「までいの力」の本は、東日本大震災の前につくられ、
震災を経て、震災・原発事故を受けての菅野さんの前書きを入れて、
3月末に出版されました。
原発交付金も受けず、合併もせず、
これからの日本の村のお手本!と言われていた素晴らしい村づくり。
それを一瞬で台無しにしてしまった原発事故。
「までいの力」まえがきから、1部ご紹介します。
私たちの村が進めている「までいライフ」の1つの大きなメッセージは、暮らし方を少し変えてみようではないかということだ。戦後、一貫して大量生産、大量消費、大量廃棄によって作られてきた今日の日本経済の中に少しスピードをゆるめてみようと。走っている人は歩く、歩いている人は立ち止まる、立ち止まっている人はしゃがんでみる。そうすると足元の花の美しさが見えてくるような気がする。
もう1つの大きなメッセージは、人と人とのつながりを深めようということだ。他の国に誇れる日本人の国民性は「トラさんクマさん醤油貸してよ、味噌なくなったのよ」の関係であったはずだ。戦後一貫して効率一辺倒、スピーディーにお金が全ての全てという価値観で進めてきた結果、人と人との関係が希薄になり「自分さえ良ければ病」になってしまった。
「お互い様」のまでいの心が必ずや新しい日本を再生する基礎になると思う。
日本が経済成長に邁進してきた結果、起きてしまった原発事故。
たまたま福島だったけれども、
それはもしかしたら、島根だったかもしれないし、伊方(愛媛)だったかもしれない。
自分の意思とは関係なく、
引き受けることになってしまった福島の方々の思いが充分組み入れられた補償がされること、
さらなる事故を引き起こさないことを願うばかりです。
今回、「までいの力」は2冊お持ちしていたのですが、完売でした。
ジャカランダ農場のコーヒーも完売でした!
ありがとうございます!!!
今回のお礼に・・ということで、ジャスミンの鉢植えをいただきました!
普通は花束のところを、私だからということで鉢植えにしてくださったんでしょうか。
とっても嬉しいです~~~♪
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地球環境も、日本社会も、とてもとてもひどい現状です。
私自身、以前は危機感がとても大きくて、
「地球の最期」が頭の中のイメージにあって、それを回避しなくては!
という気持ちが根っこにあっての行動・・という感じでした。
今は、
森を守ること、
地球規模で食料を分かち合う感覚での食生活を送ること、
震災や原発事故の被害を受けた方々へ思いを寄せること、
それ自体の現在の喜びが、行動のエネルギーの元となっています。
悲しみをみんなで分かち合い、
喜びをみんなで喜び合える、
そんな三原、日本、そして世界になっていけるように願いつつ、
がんばっていきたいと思いまーす\(*⌒0⌒)♪
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