原発を支える労働

「日本人の夢！送電線の国有化を願う1000万人署名！」という署名を募ってます！
　※過去記事→http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/47f1bf3ec07bdb46eaa797633a0517f4

「署名をお願いできますか？」と昨日話した方が、伊方原発で２年間働いていた、という方でした。
放射線量の多いところは、滞在時間が短くなるため、ボルト１本しめて次の人、
と、みんな並んで順番に作業に行く、そのために長時間のミーティング。
あとちょっとでキリがいいのに！と自分は思っても、
ロープをつけられていて時間になったら引っ張り出される。
作業自体はたいしたことないけど、待機時間が長く、
防護服を着て暑い上、トイレも行かれない飲食もできないのが大変だった。
防護服を着ても、絶対中に入り込んでくる。やっかいなのは毛穴に入ること。
線量計が鳴ったら外には出られない。
モニターで放射線の残っている箇所を見て、たわしで血がにじむまでこすることも。
今、事故現場で働いておられる方々は、より苛酷な状況だろう。
エラい人たちが話すのは綺麗事。現場はそんなもんじゃない。

などなど、生々しいお話をきかせていただきました。

署名用紙も預かってくださいました。

何気なく使う電気の向こう側で起きていることに
関心を持ってほしいと思います。

原発は電気をつくる手段・方法。
電気はモノを動かす手段・方法。
電気を使って動かす機械も手段・方法。
私たちが得たいものは、暖かさ・涼しさ・明るさ・スピードetc.
手段・方法は、智恵を使えば、いろんなやり方があって、他のものに変えられるはず。

事故のリスクや労働に伴う被曝が事実としてありながら、
それでも原発に固執する必要はないと思う。


原発の労働については、こちらもぜひお読みください。

「原発がどんなものか知ってほしい」平井憲夫
http://www.iam-t.jp/HIRAI/