the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

熊本大地震・・益城町に行きました

2016-04-28 05:21:20 | 震災・原発関連
4月16日の本震から11日目、前震から13日目となる昨日、
大学教授、防災士の方々が熊本大地震の現場へ行かれるということで、
同行させていただきました。

三原市内の全中学1年生の「大人への入門式」と重なってしまい、
子ども達の様子を見るのをとても楽しみにしている私としては
非常に悩ましい選択ではあったのですが、
広島経済大学の社会人セミナー「災害大国に生きる」を受講させていただいたご縁などから
スポット的にお誘いいただき、貴重な機会であることから即答でご一緒させていただきました。

熊本駅から車で益城町へ。

注意して見ると、
看板が落ちたと思われる形跡や、
窓にビニールが貼ってあり、ガラスが割れたのだと気が付くものの、
人が行き来して、お店も営業していて、商品がないということもなさそうで、
ごく普通のまちの風景という感じ。
激甚の震災があったことを印象づけるのは、
「災害派遣」と貼った自衛隊車両を多く見ることと、
建物は大丈夫でも家の中の被害がひどかったのであろう「ごみ」が
路上に積んであるのが見られること。

それが、益城町の役場付近になると、景色が大きく変わってしまった。
家の壊れ方が尋常ではない。

幹線となる道路のがれきは撤去されていたけれど、
両側の家が崩れて道路をふさいだままになっているところもある。
重機がないとやりようがない感じだし、
すでに撤去したがれきを運び込んだ旧小学校グランドがいっぱいになり、
持って行き場がないために、撤去できない状態となっているとのこと。
食料や物資など供給のほうは、時間の経過とともに改善していくけれど、
排出の問題は、時間経過とともに深刻になることを目の当たりにした。
生ゴミは、近隣自治体で無事だった施設に運ばれていた。
行政としては、災害時のがれき量の予測をし、それに基づいて、
仮置き場の確保と処理計画をつくっておく必要がある。

避難所は、益城町内と、外国人対応の熊本大学とを
様子を見させていただきました。

家が倒壊してしまったり、
家は大丈夫だけれど、余震がこわくて帰れない方が多いようです。
プライベートもなく、精神的にも身体的にも、とてもしんどいと思います。。
避難所から通勤しておられる方々も多いようです。

東日本大震災の時は「避難所」をイメージすることがなかなかできなかったけれど、
昨年、防災の人材育成研修で、避難所運営ゲームHUGを体験したことで、
今回はニュースを聞きながら「ああ、こういう役割の人がいないんだな・・」とか、
問題を理解することができました。
シミュレーションはシミュレーションでしかないけれど、やはり必要だと思います。

最後に熊本城へも。

益城町にしてもそうだけれど、
報道写真は見ていたものの、やはり目の当たりにするショックは大きい。

熊本城の石垣が崩れて押しつぶされた熊本大神宮


木の根張りと地衣類が大好きで、こういうアングルの写真をよく撮るのですが、
後ろに写る、石垣とともに崩れた東十八間櫓が悲しい。

自然の育むエネルギー、ゆっくりとした時間の流れ、静寂と、
自然の激しいエネルギーと、そのエネルギーの一瞬の放出とが、
すごく対比されているように感じた。
どちらも自然のパワーであることを、どう受け止めるか、確たる気持ちに至れていない。

熊本駅にて。



<ブログ内関連記事>
「熊本地震」・・できること(2016-04-18投稿)
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/1b824f007ca9ee37ddc8e5fe63f162c4




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「税をコントロールする公会計」 | トップ | 「無念」上映会@三原 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

震災・原発関連」カテゴリの最新記事