消防庁舎移転とポポロ：続編

６月２０日で、三原市議会定例会が終わりました。

その最終日の本会議で、反対討論をしました。
私が市議会に入った時には、一般質問のやり方として「一問一答方式」が導入されており、
これまで議席側にある質問席での発言しかしたことがありませんでした。
今回、初めて、議長席の下にある正面の場所（名前が分かりません）での発言。

初体験にドキドキしつつ、
議案の契約そのものへの疑義ではないため討論内容を迷いつつ、
原稿をかきました。

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私は、議第７９号および第８０号の、三原市消防本部庁舎建設工事請負契約の締結について、反対の立場で討論を行います。

請負契約の内容に反対するものではありませんが、現時点で、契約締結を承認し、建設工事に着工することは認められないと考えます。

芸術文化センターポポロに隣接する形で建設される消防本部庁舎については、昨年の１２月１８日に行われた議員全員協議会で、ポポロへの音の影響は問題ないのかという質問に対して、年度内に測定を行い、音の配慮について対応していくとされていました。

総務財務委員会で質疑を行う中で、
●３月と４月に、救急車両走行時のサイレン音をポポロ施設内で測定されたこと
●３月の測定にあたった業者は音楽ホールの専門ではなく、公害・騒音の調査をする広島県環境保健協会であったこと
●７月の工事着工までに、音楽ホールの専門業者に依頼して、再度測定を行うこと
が分かりました。

また、来年１０月の消防庁舎の供用開始以降、救急車両のサイレンを弱音に下げての走行が可能であることや、年間を通じて、ポポロと情報の共有をはかり、調整する場を定期的に持つことなど、評価できる答弁がありました。

しかし、ポポロを所管する教育委員会から「ポポロの評価、ステイタスを一抹たりとも欠くことのないように進めていく」との答弁があったものの、その点を担保する今後の対策についての検討の場を、いつ、どういう形で持たれるのかについては、質疑全体を通じて、答弁を得ることができませんでした。

また、着工までに行うとされる再測定について、透明性の確保や、実際のホールの使用状況の調査が不充分であるため、測定内容の再考、見直しを求め、現時点での工事着工を進めることになる契約締結に反対するものです。

以上
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再測定の日程を尋ねても、「調整中」を繰り返されるばかりだったので、
「救急車両が何回も走っていたら分かるから駆けつけます！」と宣言してたのですが、
本会議当日、市役所で話をしていたら、「明日の測定では・・・・」とポロッと言われ、
本会議翌日の測定現場にも行きました。

総務財務委員会で質問した際には、
施設全体の評価をするので、人がいては困る、というような話でしたが、
特に閉館して行われているわけではなかったので、
これで、なぜ、隠そうとするのかがさっぱり分かりません。

話しかけもしないし、
写真を撮ったりもしないし、
もちろん騒いだりもしないし、
たまたま来館した人として、館内に滞在していただけですが、
丁寧にやっていただいているなという印象を持てて、
やはり見に行ってよかった。

閉ざそうとするから、こじ開けようとするし、
なんで隠そうとするのかが本当に分からない。

いわゆる「音楽堂」ということに関しては、
永田音響設計事務所が、その威信にかけて、きちんとやってくださるものと思う。
しかし、やはり、2016-06-19投稿の
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/23ec0c28f0caf2c90ee177ae225764a7
に書いたように、扉やシャッターを開けた状態で使用するプログラムの場合の対策が、
現在、まったく検討俎上に挙げられていない。

引き続き、注視していかねば！と思っております。

　＊　＊　＊

深夜は、ものすごい大雨。
朝やんで良かったですが、市内各地で土砂崩れが起きています。
今週は雨が続くようなので、どうか大きな被害が出ないよう願っています。

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＜ブログ内関連記事＞

▼「三原の芸術文化って、なんだ？」2016-06-09投稿
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/69441ddb1d8fd8d2738724cc92413807

▼「H28.6.13総務財務委員会：消防庁舎移転」2016-06-19投稿
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/23ec0c28f0caf2c90ee177ae225764a7