the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

H28.6.13総務財務委員会:消防庁舎移転

2016-06-19 06:22:20 | まちづくり
今回の総務財務委員会は6件の付託議案があり、
そのうちの2つは、消防本部庁舎の建設工事契約に関するものです。

これはすでに、事業計画、予算を承認したものなのですが、
隣接することになる、ポポロへの音の影響について、
昨年12月全協(全員協議会)で約束されたことが未実施のまま、
契約承認によって、工事が始まることになってしまうため、
ここで質問させていただき、
結果として、私は「否決」の判断をさせていただきました。


この件について、現地取材してきた中で、様々な問題を感じています。

多くの著名な音楽家の方々から高い評価をいただいているポポロですが、
外部の音を遮断するものは、
・ステージ上に組む4枚の反響板
・大扉
・内シャッター
・外シャッター
があります(下の図面参照)。


これらの使用は、公演内容により異なっています(下の表参照)。


それぞれの年間利用回数としては、
Aのパターンの場合で30回程度、
B+B’で60回程度
C+C’で5回程度(具体例:けんみん文化祭、劇団四季公演、オペラ、BS NHK日本のうた、NHKのど自慢、NHK MIHARA坂本龍一音楽の学校など)
となっています。

3月に、消防署、建築課、文化課、広島県環境保健協会
4月に、消防署、建築課、文化課
で測定が行われましたが、
Aのパターンと、
Aで反響板だけをなくしたA’(上記表への記載なし)でしか測定されていません。

実際の使用状況を確認して、実際の使用状況での測定を行うべきだと思いますが、
なぜ、それをやらないのか、理解できません。
その上、測定結果の公表をせず「測定数値に問題なく大丈夫」という。。。

「ポポロが大丈夫と言っている」的なことが流布されていますが、
私が取材してきた中では、
ポポロ館長が「まあ、なんとか大丈夫か」と捉えられたのは、
Aパターン(反響板、大扉、内シャッター、外シャッター、全てあり)の状態で、
なおかつサイレン弱音の場合のみだったそうで、非常に強い危惧を抱いておられます。
ですが、三原市の指定管理を受けておられるため、
こちらの質問には答えてくださいますが、自ら発言・発信することが難しいお立場です。

このままでは、
劇団四季や、オペラ、バレエ、NHK収録などができなくなるのではないかと心配です。
(できなくなった場合は事業収入に影響するので、今後の指定管理受託問題も心配)

総務財務委員会での質疑では、
教育部長から「ポポロの評価、ステイタスを一抹たりとも欠くことのないよう進める」
と2度重ねておっしゃっていただき心強く感じてもいますし、
消防署からも、弱音サイレンでの対応や、ポポロの事業内容に関する情報共有の場を持つことなどを、
ご答弁いただけたことは良かった。

しかし、昨年12月に「ポポロへの音の影響について対応する」と言われたまま、
ここまで対応が遅れてきて、現段階において、
「対策についての検討を、いつ、どういう場で持たれるか」の回答が得られない、
再測定についての透明性が確保されない、
という現状であるため、反対します。

※契約締結自体への反対ではありません。


こうした↓扉のパッキン劣化の問題もあり、音もれ個所の特定も必要だと感じています。
(真ん中あたりと下部分に隙間がある)



<ブログ内関連記事>

▼「三原の芸術文化って、なんだ?」2016-06-09投稿
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/69441ddb1d8fd8d2738724cc92413807

▼「消防庁舎移転とポポロ:続編」2016-06-22投稿
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/47e39f51715bc683e560219b6e4d49c1




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