the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

元気人間づくりセミナー①

2010-12-14 02:15:50 | 環境(全般)
吉田先生の元気人間づくりセミナー
好評のうちに終わりました。

前日は夜8時から「三原のおサイフ」。
今回も白熱して深夜3時半の解散でした!
4時に帰ってメールチェックして朝の準備をして・・
6時に起きるつもりが全然気がつかず・・・
8時に娘が起こしてくれて良かったです(^^ゞ


今回もますますパワーアップされた感のある吉田先生。
午前中は農業者向けのお話。

その中で印象に残ったことをいくつか。

【ネオニコチノイド】

今、日本での使用が問題になっている農薬ネオニコチノイド。
神経系に作用し、人間にはうつ病を引き起こすなど、
ミツバチは帰巣本能がやられてしまうなどミツバチの減少に影響を及ぼしている。

※以前書いた「ミツバチ」の記事
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/46acb40a41ddab026c72936b7adbb455/?ymd=201003&st=0

そのネオニコチノイドは残留期間が長いため散布回数が少なくてすみ、
その結果「減農薬」と表示できてしまう。

他の国では厳しい規制があったり使用禁止になったりですが、
日本は対策がないまま。
海外輸出用は、海外の残留量基準にひっかからないように栽培されるようです。


【草はソーラーバッテリー!】

太陽の力をしっかり受け取って体にためこんでいる草。
これを土の力にしないなんてもったいない!
逆に土がむき出しになっている畑はソーラーパネルがない、
つまり太陽エネルギーを活用できていない状態。

耕作放棄地こそ、すぐに良い野菜ができる!

ひざ丈になったら草刈り → これを繰り返すと根が弱る
そして月2回草をすき込むように耕すと土がふかふかになるそうです。

太陽エネルギーをしっかり受けていることもですが、
刈っても抜いてもすぐ生えてくる雑草の生命力を活かす
ということも大事なようです。

ただしマメ科などチッソ成分の多い草は、そのまま生ですき込むと腐ってしまい、
畑に虫がくる原因になってしまったりするそう。
しっかり乾かしてからか、粉砕してからすき込む必要があるそうです。

草が生えていると、畑の栄養分を草にとられてしまう
というのが一般的な考えで草を抜くわけですが、
草が生えているほうが畑の栄養分のト-タルが多くなる。
つまり、
野菜だけ植えて4の栄養分を野菜がとる(一般常識)
     or
野菜と草が生えて10の栄養分を5:5でとる(吉田先生方式)
のように考えられるようです(^^)


【有機農業を広げる】

家庭菜園や市民農園で、自分で野菜を作ろうっていう人は
基本的に無農薬や有機栽培でつくりたい
安全なものを食べたいという人。

自分で有機野菜をつくる人が増えることで、
有機農家さんは困るんじゃないかしら?
と考えることがあったのですが、
自分でつくる人が増えることで、そういう考えが広がり、有機農業自体が広がる。
自分で野菜をつくれないという人は絶対いるので、
有機農業を支持する考えが広がることが大切!
と、とっても明快にお話してくださいました。


【ストレスで強くなる野菜】

紫外線カットして育てるとホウレンソウの収量がとても増えるそうです。
大きく育つと。
紫外線というストレスがないためにすくすく育つ。
だけど、抗酸化の栄養素が育たないなど、栄養分がぐんと減るそう。

現在の栄養学では、標準数値で食事の栄養価を計算するけれど、
実際にミネラルなど成分を測ると、普通の国産、減農薬、有機栽培などで全然違う数値だそうです。
そしてこれがまた調理方法によっても変わってくる。
簡単に調理できる水煮した野菜なども売られているけど、ほとんど栄養素が抜けた状態だそうで、
コンビニ弁当をずっと食べ続けたら栄養失調状態だとか。。。

コンビニ弁当等の弁当類・惣菜のミネラル摂取量の実測値を発表した
「食品と暮らしの安全」はこちらから
⇒ http://tabemono.info/shop/5_489.html

麦もしっかり育てるために、苗の時に麦踏みをするように、
強くて、栄養がたっぷり詰まった野菜を育てるためには
ある程度のストレスというか、負荷条件があるほうが良いようです。

人間も同じかもしれませんね!



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