R2年9月定例会：補正予算賛成討論ほか

9月8日に始まった9月定例議会が、9月30日に閉会しました。

「新市長はどうですか？」と、
会う人、会う人、訊かれるので、
私なりの評価をブログに書こうと思いつつ、
ひとまず、補正予算の賛成討論などの報告のみ。

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　議第９５号　令和２年度三原市一般会計補正予算（第７号）について、賛成討論を行います。

　この度の補正予算では、歳入歳出それぞれ１６億１８５５万円を増額するもので、そのうち、新型コロナウイルス感染症に関するものが、１３億９７４８万４千円と８６パーセントを占めています。

　その内容としては、インフルエンザ予防接種補助、行政のICT化の推進や公共施設の換気・空調機能の強化などを含む感染拡大防止策、市民生活への支援、子ども・子育て支援、そして事業活動などへの支援、地域活性化対策とされています。

　それぞれの目的を確実に達成してただくことが重要であると考えます。しかし、三原市内の全世帯を対象とするプレミアム付き商品券発行事業費３億円については、事業の目的の１つである「市民の生活支援」において、低所得、高齢、言語などの事情がある世帯が利用しにくい事業計画であることが質疑で明らかになりました。十分な配慮を行った上で予算執行いただきたいことを申し添えて、議第９５号　令和２年度三原市一般会計補正予算（第７号）に賛成致します。

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▼プレミアム付き商品券発行事業の説明資料

上記の通りで、
目的は、【生活支援】【消費喚起による売上増】
プレミアム内容は、１世帯あたり最大5,000円。額面6,000円分の商品券を5,000円で購入【１セット＝1,000円券×６枚】【１世帯5セットまで購入可】

全世帯に購入案内が届く→購入希望を返信する→購入場所に赴いて購入する・・・という流れ。
25,000円まとめて購入もOK、5,000円ずつ購入もOKの予定です。
具体的な購入場所や、購入方法は、委託業者（委託料8,000万円）から提案を受けることになっています。

1,000円得するとは言え、前もって5,000円払うのがしんどい人や、
日々の行動範囲や行動ルートから外れた場所に購入に行けない人や、
購入案内の通知が理解しづらい高齢者のみ世帯や外国人など、
本人の意思により「利用しない」のではなく、「利用できない」人がいる可能性がある事業内容です。

「コロナ関連の福祉政策は別にやっている」と言われるんだけど、
そうじゃなくて、
全世帯を対象にした事業で、不利な条件を押し付けられる人がいてはいけないということ。

新市長が打ち出している「誰も取り残さない」を、
今後、どう具現化していくのか、問われる課題だと思います。

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討論には盛り込まなかったけど、「やる必要ある？」と思っている
「キャッシュレス消費者還元事業」の説明資料

嬉しい人はたくさんいると思うし、
ある程度の消費アップにつながるだろうけれども、
マックス１万円の恩恵を受けられるのは、
１ヶ月の間に、QRコード決済で、4000円以上の買物・飲食を10回以上する人だ。
それだけ市内経済に貢献していると言われるのかもしれないけれども、
市として１億円かけてキャッシュバックする必要が本当にあるのだろうか？

事業目的の１つとして【キャッシュレス決済の普及促進】が挙げられているが、
消費税増税対策のキャッシュレス還元の9ヶ月間で、
三原市内のキャッシュレス店は2.3倍（飲食のみでは3.7倍）になっていて、
対応しようと思う事業者さんは、すでに対応しているんじゃないかと思います。
必要な流れと思うものの、安易な還元策でなく、もっと課題を特定して取り組んでいただきたいなと思います。

内閣府地方創生推進室「新たな日常」に対応するための政策資料集より




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うーーーん、、、と唸ってしまう
「観光プレミアム付商品券発行事業」の説明資料


予算可決の翌日に請負業者の公募が始まったので、詳しい業務仕様書がこちらに。
https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/25/111861.html

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長期化する新型コロナウイルス感染症。
感染拡大防止策も経済対策も、
どちらも重要で本当に悩ましいところです。

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コロナ対策費のほとんどが総務費で予算計上されていたんですが、
ご存知ない議員が多かったようで、
補正予算委員会で私の質疑が中断させられてしまいました。
議案に目を通しておられないのか・・・悲しい

今回補正予算のコロナ対策費一覧