初めての定例議会が、7月2日の本会議で終わりました。
1つひとつ、自分で考えて、決める、
その結果が、議会としての決定となることに、
大きな責任をひしひしと感じています。
ちなみに、1人会派で、
会派名は「是々非々の会」です(^^ゞ
決めるまでの過程では、
まわりの人に相談させてもらうこともあるのですが、
いろんな意見をきいても、最終的には自分で判断しなくてはならず、
また、自分の未熟さは、自分がいちばん痛感していることでもあるので、
「こう考えて、こう決めました」を、
できるだけ明らかにして、
「こういう視点も必要なんじゃない?」
「こういう考え方もあるよ」
などなどをご指摘いただければと思っています。
今回の議会では、
国の制度変更に伴って、市の条例が変わるとかいうものが多く、
賛否の判断に困るものはあまりなかったのですが、
職員給与の件と、支所長の件について、書いておこうと思います。
◆職員給与の条例制定
東日本大震災の復興予算を理由に、職員給与の減額を前提とした国からの交付減額で、
市長・副市長・教育長は10%カット、
部長クラスで9%、課長クラスで7%、主任・係長クラスで6%、
主事・技師、保育士、教諭、保健師、消防士等が3%のカット、
総額で1億4600万円の減額見込みです。
すでに労使合意された上での提案なので、
あえて反対ということもないであろうと思いつつ、
気になるのは、議案説明時に副市長も言われた
「財政自主権の侵害であり、自治の本位に悖る」という点。
国に対して、何らかの意見表明をされるのかを委員会で確認させていただきました。
ちなみに、財政面から人件費を見ると、こうなっています。
これには、職員給与だけでなく、議会、審議会などの委員の報酬も含まれますが、
人件費は、減少傾向(公債費、扶助費の伸びに圧迫されているとも言えます)です。
もう1つちなみに、
今回の職員給与のことは時限的なものですし、
目的も違うのですが、
議員報酬が高いのではないかというのもよく言われるところ。
この4月から4議席減りましたが、
定数と合わせて、今後考えていく必要があることだと思っています。
その際に、どういう議会にしていくのかが大事なところで、
ボランティア的に会議費用だけの支給にして、市内各町に議員がいるくらいにするとか、
議員数はぐんと減らして、専門職としてチェック機能を充実させていくとか、
また、議員という職業で家族を養って暮らせるようにするか、
収入源は別に持っていることを前提にするのかとか、
単に議員数、議員報酬額という数字の議論に終わらないよう、
議会の機能、目的、議員に求める資質を明確にする必要があるのだと思います。
私の場合、
4月に財政の勉強に東京に、
5月に公共施設仕分けの勉強に東京に、
6月に行政の社会責任の勉強に大阪に、財政の勉強に東京に、
などなど動いていると、
また、中には受講料が高いものもあるし、書籍も買ったり、
経費がかかるのは事実です。
構想日本の資料をお借りすると、各国の議会はこんな感じ。
そして、地方議会には厳しい目が(^_^;)!(こちらも構想日本より)
【2013.7.6追記】
以前書いた「市民は議会にいくら払っているか」の記事をリンクしておきます。
※2013.3.30に書いたものなので、三原市の現在の数字とは異なります。
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/cdab73eebd90a32cc49c0eae2a8b80c2
◆大和・久井・本郷支所長のこと
それぞれの地域の方々とお話してみると、期待半分、不安半分という印象を得ています。
この件の問題となっている点は、
他の総務財務委員さんからもご指摘があったのですが、
ソフト事業の要素が大きく、採用された方の資質に結果が大きく左右されること、
何をもって、結果が出た、成功した、とするのかが難しいこと、
人件費削減、行財政改革という方向に逆光するのではないか
(市側からは、行財政改革につながる投資であるというような説明もありました)、
などなど、
効果がはっきりしないことに対する、半年で1千万円(3人分)という経費
という点でしょう。
<現状の課題>
・3町の疲弊(人口減少、高齢化)
・合併後、行政が遠くなった、声が届かない
<本質的欲求>
・不満の声の元となっている現状を受けとめる人(体制)
・不満・つぶやきを、課題解決につなげる企画力のある人材・組織
・過疎地域自立促進計画、中山間地域活性化基本方針など、
すでに策定されている計画を、「地域らしさ」「個々の役割」を付加しつつ実現できる
リーダーシップと行動力のある人材・組織
<課題解決の選択肢>
・他の手法ではダメなのか?
*支所長である必要があるのか?
*既存の地域審議会ではダメなのか?
*地域議員ではダメなのか?
*市長懇談会で市長自ら声をきくことのほうが効果が高いのではないか?
以上は、総務財務委員会と行政とで共有できたものと捉えています。
※選択肢については、市からはそれぞれの役割と特徴を挙げられ、
支所長の必要性を主張しておられます。
<課題解決に向けて、安藤が必要と考えている事>
(1)自治意識が高まること
(2)必要な時に必要な応援(マンパワー、資金・モノ)が得られること
(3)そこに喜びがあり、支援・被支援の相乗効果の好循環が生まれること
(1)は難しいですが、私としては、一般質問で取り上げた
「市民参加」「交流密度」「幸福度指標」をキーワードに、
全市的に取り組む必要があると考えています。
ということで、継続審査になった支所長の件ですが、判断基準として、
・効果 ・コスト ・実現性 ・インパクト ・訴求力 等々
みなさんが、どう評価されるか、ご意見いただけましたら、
とても嬉しいです(^^)!
「初議会まとめ」というタイトルにしているので、その他、気付き・感想も(^^)
一般質問については、ちょっと書きかけでストップしていますが、
そのうちアップします~~~(^^ゞ
思いの外、というか、思っていた以上に、というか、
とても楽しい♪というのが、いちばんの感想です
「いつも笑顔で・・」と、議員さん方からも行政の方からも言っていただくのですが、
楽しくて、つい笑ってしまっているという感じでしょうか(^^)
と言っても、
自分自身の言動では、失敗や反省がとても多くて、落ち込んだりもするのですが、
落ち込んでいる暇がない、
次々舞い込んでくる課題に挑んでいくしかない、
という感じです。
分かったこと、その1
元・行政職員のOさんのメールが、回りくどくて分かりにくく、
彼に文句を言ってしまうのですが、
「例規集」を見ていたら、
彼の( )や、但書きの多い文章の由来が分かりました!
分かったこと、その2
「行政が動くのは根拠が必要」と、
以前から色んな方から聞いていたことですが、
それを実感しています。
そして、新たな疑問として、
条例や計画に基づいて動いていく中で、
それらに依らない「新しいこと」に向けた動きって、
どの時点で誰が持ち込むのかなぁ?
調査・研究みたいなオーダーもあるのかなぁ?
今回、市長が変わって新規事業が出てきたように、そういう場合に限られるの?
と、???も浮かんできています。
その点、フリーに動ける議員は、
風や波を読んで、
こういう方向に進むべきではないか、
こんなことに取り組むべきではないか、等々、
議会での一般質問という形で提案していくわけですよね。
9月議会は、「三原を元気に♪」シリーズで、
ご意見を多くいただいた「地産地消」をテーマに一般質問を考えています。
食と農林水産だけでなく、
エネルギーのこともだし、
公契約のこともだし、
どこまで調べられるか分かりませんが、
(地産地消その1とか、分割しないと追いつかないかもしれません)
がんばって勉強します~~~
6月議会に関するブログ内記事
▼初☆一般質問
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9c47b1848a3089c7fbc787def942b331
▼初質問終わりました~
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/7ba51cd12e7b0a5a388baeade588b9a4
▼三原市補正予算
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5dd84d5689d49333412e77c125efb2db
▼三原の清掃工場
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/48f86d6124e86548045ecc0f48219719
▼補正予算1日目
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5bfaa99cc39504842b550c833c392abe
▼補正予算2日目
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/929a040554a734fbe1439f50bf289db1
1つひとつ、自分で考えて、決める、
その結果が、議会としての決定となることに、
大きな責任をひしひしと感じています。
ちなみに、1人会派で、
会派名は「是々非々の会」です(^^ゞ
決めるまでの過程では、
まわりの人に相談させてもらうこともあるのですが、
いろんな意見をきいても、最終的には自分で判断しなくてはならず、
また、自分の未熟さは、自分がいちばん痛感していることでもあるので、
「こう考えて、こう決めました」を、
できるだけ明らかにして、
「こういう視点も必要なんじゃない?」
「こういう考え方もあるよ」
などなどをご指摘いただければと思っています。
今回の議会では、
国の制度変更に伴って、市の条例が変わるとかいうものが多く、
賛否の判断に困るものはあまりなかったのですが、
職員給与の件と、支所長の件について、書いておこうと思います。
◆職員給与の条例制定
東日本大震災の復興予算を理由に、職員給与の減額を前提とした国からの交付減額で、
市長・副市長・教育長は10%カット、
部長クラスで9%、課長クラスで7%、主任・係長クラスで6%、
主事・技師、保育士、教諭、保健師、消防士等が3%のカット、
総額で1億4600万円の減額見込みです。
すでに労使合意された上での提案なので、
あえて反対ということもないであろうと思いつつ、
気になるのは、議案説明時に副市長も言われた
「財政自主権の侵害であり、自治の本位に悖る」という点。
国に対して、何らかの意見表明をされるのかを委員会で確認させていただきました。
ちなみに、財政面から人件費を見ると、こうなっています。
これには、職員給与だけでなく、議会、審議会などの委員の報酬も含まれますが、
人件費は、減少傾向(公債費、扶助費の伸びに圧迫されているとも言えます)です。
もう1つちなみに、
今回の職員給与のことは時限的なものですし、
目的も違うのですが、
議員報酬が高いのではないかというのもよく言われるところ。
この4月から4議席減りましたが、
定数と合わせて、今後考えていく必要があることだと思っています。
その際に、どういう議会にしていくのかが大事なところで、
ボランティア的に会議費用だけの支給にして、市内各町に議員がいるくらいにするとか、
議員数はぐんと減らして、専門職としてチェック機能を充実させていくとか、
また、議員という職業で家族を養って暮らせるようにするか、
収入源は別に持っていることを前提にするのかとか、
単に議員数、議員報酬額という数字の議論に終わらないよう、
議会の機能、目的、議員に求める資質を明確にする必要があるのだと思います。
私の場合、
4月に財政の勉強に東京に、
5月に公共施設仕分けの勉強に東京に、
6月に行政の社会責任の勉強に大阪に、財政の勉強に東京に、
などなど動いていると、
また、中には受講料が高いものもあるし、書籍も買ったり、
経費がかかるのは事実です。
構想日本の資料をお借りすると、各国の議会はこんな感じ。
そして、地方議会には厳しい目が(^_^;)!(こちらも構想日本より)
【2013.7.6追記】
以前書いた「市民は議会にいくら払っているか」の記事をリンクしておきます。
※2013.3.30に書いたものなので、三原市の現在の数字とは異なります。
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/cdab73eebd90a32cc49c0eae2a8b80c2
◆大和・久井・本郷支所長のこと
それぞれの地域の方々とお話してみると、期待半分、不安半分という印象を得ています。
この件の問題となっている点は、
他の総務財務委員さんからもご指摘があったのですが、
ソフト事業の要素が大きく、採用された方の資質に結果が大きく左右されること、
何をもって、結果が出た、成功した、とするのかが難しいこと、
人件費削減、行財政改革という方向に逆光するのではないか
(市側からは、行財政改革につながる投資であるというような説明もありました)、
などなど、
効果がはっきりしないことに対する、半年で1千万円(3人分)という経費
という点でしょう。
<現状の課題>
・3町の疲弊(人口減少、高齢化)
・合併後、行政が遠くなった、声が届かない
<本質的欲求>
・不満の声の元となっている現状を受けとめる人(体制)
・不満・つぶやきを、課題解決につなげる企画力のある人材・組織
・過疎地域自立促進計画、中山間地域活性化基本方針など、
すでに策定されている計画を、「地域らしさ」「個々の役割」を付加しつつ実現できる
リーダーシップと行動力のある人材・組織
<課題解決の選択肢>
・他の手法ではダメなのか?
*支所長である必要があるのか?
*既存の地域審議会ではダメなのか?
*地域議員ではダメなのか?
*市長懇談会で市長自ら声をきくことのほうが効果が高いのではないか?
以上は、総務財務委員会と行政とで共有できたものと捉えています。
※選択肢については、市からはそれぞれの役割と特徴を挙げられ、
支所長の必要性を主張しておられます。
<課題解決に向けて、安藤が必要と考えている事>
(1)自治意識が高まること
(2)必要な時に必要な応援(マンパワー、資金・モノ)が得られること
(3)そこに喜びがあり、支援・被支援の相乗効果の好循環が生まれること
(1)は難しいですが、私としては、一般質問で取り上げた
「市民参加」「交流密度」「幸福度指標」をキーワードに、
全市的に取り組む必要があると考えています。
ということで、継続審査になった支所長の件ですが、判断基準として、
・効果 ・コスト ・実現性 ・インパクト ・訴求力 等々
みなさんが、どう評価されるか、ご意見いただけましたら、
とても嬉しいです(^^)!
「初議会まとめ」というタイトルにしているので、その他、気付き・感想も(^^)
一般質問については、ちょっと書きかけでストップしていますが、
そのうちアップします~~~(^^ゞ
思いの外、というか、思っていた以上に、というか、
とても楽しい♪というのが、いちばんの感想です
「いつも笑顔で・・」と、議員さん方からも行政の方からも言っていただくのですが、
楽しくて、つい笑ってしまっているという感じでしょうか(^^)
と言っても、
自分自身の言動では、失敗や反省がとても多くて、落ち込んだりもするのですが、
落ち込んでいる暇がない、
次々舞い込んでくる課題に挑んでいくしかない、
という感じです。
分かったこと、その1
元・行政職員のOさんのメールが、回りくどくて分かりにくく、
彼に文句を言ってしまうのですが、
「例規集」を見ていたら、
彼の( )や、但書きの多い文章の由来が分かりました!
分かったこと、その2
「行政が動くのは根拠が必要」と、
以前から色んな方から聞いていたことですが、
それを実感しています。
そして、新たな疑問として、
条例や計画に基づいて動いていく中で、
それらに依らない「新しいこと」に向けた動きって、
どの時点で誰が持ち込むのかなぁ?
調査・研究みたいなオーダーもあるのかなぁ?
今回、市長が変わって新規事業が出てきたように、そういう場合に限られるの?
と、???も浮かんできています。
その点、フリーに動ける議員は、
風や波を読んで、
こういう方向に進むべきではないか、
こんなことに取り組むべきではないか、等々、
議会での一般質問という形で提案していくわけですよね。
9月議会は、「三原を元気に♪」シリーズで、
ご意見を多くいただいた「地産地消」をテーマに一般質問を考えています。
食と農林水産だけでなく、
エネルギーのこともだし、
公契約のこともだし、
どこまで調べられるか分かりませんが、
(地産地消その1とか、分割しないと追いつかないかもしれません)
がんばって勉強します~~~
6月議会に関するブログ内記事
▼初☆一般質問
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9c47b1848a3089c7fbc787def942b331
▼初質問終わりました~
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/7ba51cd12e7b0a5a388baeade588b9a4
▼三原市補正予算
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5dd84d5689d49333412e77c125efb2db
▼三原の清掃工場
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/48f86d6124e86548045ecc0f48219719
▼補正予算1日目
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5bfaa99cc39504842b550c833c392abe
▼補正予算2日目
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/929a040554a734fbe1439f50bf289db1
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