三原市議会は、来春の2021年4月に改選を迎えます。
そこで、議員定数を増やすべきか、減らすべきか、維持するべきか、
議論が始まっています。
2020年4月17日中国新聞朝刊より
前回選挙で2議席減らした時は、
無所属も含め全議員の意見をきくプロセスはなかったのですが、
今回は全議員に対して匿名のアンケート調査が行われることになり、
私も意見を提出しました。
提出したPDFファイルはこちら
http://shiho-ando.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/869ea5f73049836b42b6cf6353254b6e.pdf
* * *
私個人の結論としては、
来春選挙では、
2議席マイナスの24議席を定数とし、
そのマイナス金額を、市議会としての研修および活動費に充てさせていただく、
さらに、2040年定数16を目指す
ことが必要と考えています。
* * *
まず、ここまでの議会の状況です。
面倒な方は読み飛ばしてください
平成17年の合併で、
三原市議会28
大和町議会14
本郷町議会16
久井町議会12
の議員定数が、合わせて37になりました。
ほぼ半減です。
当時の議員報酬額は
三原市428千円
大和町230千円
本郷町275千円
久井町208千円
現在も、三原市の428千円が継続されています。
合併時の議員定数37から、
32→28→26と段階的に減らされてきました。
これは全国的な傾向でもあり、流れにのった経緯かと思いますが、
ここへ来て、これ以上議員数を減らすことはいかがなものか的議論が
三原市だけでなく、起きてきています。
主なポイントとしては、
議員数が減ることにより、
●市民の声が届きにくくなる
●市政のチェック機能が低下する
●市長とのパワーバランス負けにつながる
●委員会メンバーの重複など、大変になる
などです。
グラフでは、議員定数が減るにつれて、
議員1人に対する人口が増えていることを表しています。
議員1人に対する人口を、
広島県内13市議会で比較するとこんな状況です。
議員1人に対する人口と議員報酬額に
相関関係が見られます。
* * *
本題です。
20年後を見据えて、今踏み出す1歩
三原市の財政状況は厳しく、
議会費も年々削減傾向ですが、
事務費の節約などで乗り切っているところです。
現状の議員定数や議会費を維持していくとすると、
20年後の人口減少と、伴う財政規模を考えると、
現行維持のつもりでも、負担度は増すことになります。
議会は、企業で言うところの経営管理部門。
管理部門が肥大するのは良い傾向ではありませんし、
自部署を改革できてこそ、
行政全体として適切な経営判断ができるものと思います。
上記の分布グラフで示した数値を試算した表がこちら
2040年人口は国立社会保障・人口問題研究所推計値。
2040年歳出総額を400億円に設定していますが、
三原市の類似団体(Ⅱ-2)人口7万人台の11団体平均は314億円。
秋田県大館市:人口72,623人・面積913㎢・歳出額376億円、
岐阜県中津川市:人口78,950人・面積676㎢・歳出額379億円、
を参考に設定しています。
三原市の財政規模が、現在でも類似団体に比べて大きい傾向ですが、
この試算よりも厳しい状況になることも考えられます。
議員定数を減らすべきか、
議員報酬を減らすべきか。
どう思われますか?
現在の三原市議会は、年齢の偏りが大きい傾向にあります。
※下のグラフは全国市議会の数値です。元データはこちら↓
http://www.si-gichokai.jp/research/zokusei/
議員報酬額が低い場合、
生活のための収入が他に必要となることも想定され
議員のなり手が限定的になる可能性があります。
議会としては、
報酬額を低くして議員数を増やし、
各地域代表みたいな議会を目指すことも可能です。
しかし、
複雑に絡み合う問題を解き明かして課題解決に臨まねばならない昨今、
また、課題解決のために、
ICTなど新しい技術、情報検索力、他の主体との素早い連携なども求められる昨今、
議員数が多いことよりも、
【少数のスペシャリスト議員集団】
を目指すことのほうが、
将来に有効だと考えます。
経費削減の折の仕方ない議員定数削減ではなく、
【これから必要とされる議会】
を目指すための積極的な1歩。
そのための定数削減の提案です。
報酬額は、現在、他自治体と比べて適正範囲ですので、
現状で良いと思います。
【スペシャリスト議員集団】が実現した暁には、
報酬アップを検討しても良いと思います
【スペシャリスト議員集団】を目指すため、
研修の必要性などもアンケートで述べています。
http://shiho-ando.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/869ea5f73049836b42b6cf6353254b6e.pdf
(スペシャリスト議員集団という表現は用いていませんが)
三原市内に、
こういう若い人が議員になってくれたらいいなぁ~
と思う方がたくさんおられるのですが、
ブラックボックスで物事が決まる、
パワーバランスで物事が動く、
そんな議会では、
こういう人達は働きたくないだろうなぁ~
とも思います。
【地域のシンクタンク】のような議会を目指すことで、
優秀な若い人たちが「議員になろう」「議会で働きたい」
と思ってくださると良いなぁ~
と思っています。(遠い目)
20年後、
市民に頼りにされる
素晴らしい三原市議会になっていますように
まずは、
この件が議会としてどんな結論になるか。。。
この件を議論する議会運営委員会!
24日の委員会で初zoom!
みなさん議会に集まられてzoomですが、
私は自宅からzoom参加予定です!
議会にもオンライン会議の波がやっと届きました
20年後は、
きっと大きく様変わりしていることでしょう!!!
そこで、議員定数を増やすべきか、減らすべきか、維持するべきか、
議論が始まっています。
2020年4月17日中国新聞朝刊より
前回選挙で2議席減らした時は、
無所属も含め全議員の意見をきくプロセスはなかったのですが、
今回は全議員に対して匿名のアンケート調査が行われることになり、
私も意見を提出しました。
提出したPDFファイルはこちら
http://shiho-ando.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/869ea5f73049836b42b6cf6353254b6e.pdf
* * *
私個人の結論としては、
来春選挙では、
2議席マイナスの24議席を定数とし、
そのマイナス金額を、市議会としての研修および活動費に充てさせていただく、
さらに、2040年定数16を目指す
ことが必要と考えています。
* * *
まず、ここまでの議会の状況です。
面倒な方は読み飛ばしてください
平成17年の合併で、
三原市議会28
大和町議会14
本郷町議会16
久井町議会12
の議員定数が、合わせて37になりました。
ほぼ半減です。
当時の議員報酬額は
三原市428千円
大和町230千円
本郷町275千円
久井町208千円
現在も、三原市の428千円が継続されています。
合併時の議員定数37から、
32→28→26と段階的に減らされてきました。
これは全国的な傾向でもあり、流れにのった経緯かと思いますが、
ここへ来て、これ以上議員数を減らすことはいかがなものか的議論が
三原市だけでなく、起きてきています。
主なポイントとしては、
議員数が減ることにより、
●市民の声が届きにくくなる
●市政のチェック機能が低下する
●市長とのパワーバランス負けにつながる
●委員会メンバーの重複など、大変になる
などです。
グラフでは、議員定数が減るにつれて、
議員1人に対する人口が増えていることを表しています。
議員1人に対する人口を、
広島県内13市議会で比較するとこんな状況です。
議員1人に対する人口と議員報酬額に
相関関係が見られます。
* * *
本題です。
20年後を見据えて、今踏み出す1歩
三原市の財政状況は厳しく、
議会費も年々削減傾向ですが、
事務費の節約などで乗り切っているところです。
現状の議員定数や議会費を維持していくとすると、
20年後の人口減少と、伴う財政規模を考えると、
現行維持のつもりでも、負担度は増すことになります。
議会は、企業で言うところの経営管理部門。
管理部門が肥大するのは良い傾向ではありませんし、
自部署を改革できてこそ、
行政全体として適切な経営判断ができるものと思います。
上記の分布グラフで示した数値を試算した表がこちら
2040年人口は国立社会保障・人口問題研究所推計値。
2040年歳出総額を400億円に設定していますが、
三原市の類似団体(Ⅱ-2)人口7万人台の11団体平均は314億円。
秋田県大館市:人口72,623人・面積913㎢・歳出額376億円、
岐阜県中津川市:人口78,950人・面積676㎢・歳出額379億円、
を参考に設定しています。
三原市の財政規模が、現在でも類似団体に比べて大きい傾向ですが、
この試算よりも厳しい状況になることも考えられます。
議員定数を減らすべきか、
議員報酬を減らすべきか。
どう思われますか?
現在の三原市議会は、年齢の偏りが大きい傾向にあります。
※下のグラフは全国市議会の数値です。元データはこちら↓
http://www.si-gichokai.jp/research/zokusei/
議員報酬額が低い場合、
生活のための収入が他に必要となることも想定され
議員のなり手が限定的になる可能性があります。
議会としては、
報酬額を低くして議員数を増やし、
各地域代表みたいな議会を目指すことも可能です。
しかし、
複雑に絡み合う問題を解き明かして課題解決に臨まねばならない昨今、
また、課題解決のために、
ICTなど新しい技術、情報検索力、他の主体との素早い連携なども求められる昨今、
議員数が多いことよりも、
【少数のスペシャリスト議員集団】
を目指すことのほうが、
将来に有効だと考えます。
経費削減の折の仕方ない議員定数削減ではなく、
【これから必要とされる議会】
を目指すための積極的な1歩。
そのための定数削減の提案です。
報酬額は、現在、他自治体と比べて適正範囲ですので、
現状で良いと思います。
【スペシャリスト議員集団】が実現した暁には、
報酬アップを検討しても良いと思います
【スペシャリスト議員集団】を目指すため、
研修の必要性などもアンケートで述べています。
http://shiho-ando.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/04/869ea5f73049836b42b6cf6353254b6e.pdf
(スペシャリスト議員集団という表現は用いていませんが)
三原市内に、
こういう若い人が議員になってくれたらいいなぁ~
と思う方がたくさんおられるのですが、
ブラックボックスで物事が決まる、
パワーバランスで物事が動く、
そんな議会では、
こういう人達は働きたくないだろうなぁ~
とも思います。
【地域のシンクタンク】のような議会を目指すことで、
優秀な若い人たちが「議員になろう」「議会で働きたい」
と思ってくださると良いなぁ~
と思っています。(遠い目)
20年後、
市民に頼りにされる
素晴らしい三原市議会になっていますように
まずは、
この件が議会としてどんな結論になるか。。。
この件を議論する議会運営委員会!
24日の委員会で初zoom!
みなさん議会に集まられてzoomですが、
私は自宅からzoom参加予定です!
議会にもオンライン会議の波がやっと届きました
20年後は、
きっと大きく様変わりしていることでしょう!!!
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