松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

教えて韓流☆「大団円」(後)

2012-01-17 00:40:31 | tv
まぁしかし、韓流ドラマなんてのは

なんで、あんなに面白いんでしょうかね?
今、吉川英治著の「三国志」も読んでいるんですけど

それも同じように面白いんですね。
(一巻約700ページ全8巻と、これも先が思いやられる..。)
共通する面白さがある。

それは【完全な悪者】が登場するのである。
救いようのない悪とか、卑怯な小悪人とか。
それが『三国志』(初期)でいえば董卓のような人物が
普通に覇権を打ち立てたりするのだ。

『朱蒙』で言えばヤンジョンとかヤンソルランあたりか。
かたや、日本の作品は悪人といっても
最後は作者にどこか救いの余地を与えられて
完全無欠のワルとは描かれない、って感じ。
どこかで改心させたりすんの。

それだけに
韓国や中国の作品を見ると
100�改心しないだろうな、という悪党がわんさか出てくるから
ボケみたいなもんで
ほんとにね、
笑けてくるんです、それだけで。

(こんな悪い奴いるの?)みたいな。
それで、(こんないい奴、居るんだ)っていうような賢者や善人は
普通に殺されたりするからね。
「おいおいおいおい、死んじゃったよ...」と
何度口にしたか。

善が悪に簡単に負ける場面が日常茶飯事のように繰り返される。
それが日本作品にない、面白さだ。(少なくとも、僕にとっては)
『朱蒙』に関しては、完全にクムワ王が悪いと思います。
反対に、作品の中ではクムワ王は、

優れた人だけど、嫉妬とか立場が邪魔して騒動を引き起こしてしまいます。
だから、最後は善人寄りで描かれたりするんですが、
僕は断じて申しますが、クムワ王が悪い!のです。

ほんとは善政を施行できる立場なのに惰性で周りに迷惑をかける、ウェットな悪性が
僕は嫌なんですよ。

だって、努力次第で良い方向に導けるじゃないですか、

なのにそれができない
否、[できない]じゃない!!

【しない】のだ。あ~、やだ。
逆に、僕にすれば
悪い事しか考えつかない、正真正銘の悪の方がドライで、何か良い。

悪過ぎる、とか卑怯すぎる、って、ほんと笑えるんです。
だってね、反省とか普通しますやんか。

しないんですよ、彼ら。

石橋更新

2007-11-22 01:53:40 | tv
高校時分の友達に石橋に呼び出され

呑んだその後帰れなくなったので
結局漫画喫茶に行ったので、このように更新しているのです。

『石橋』なんてこういう機会じゃないと本当に来ない町で
結果的には、いつものように梅田やらで飲むよりは、このような見知らぬ町に
「来たことがある」という経験が僕の中に残ったのだから、よかったのです。

『石橋』は、通っただけなら3回ある。
その最近は、梅田から宝塚まで歩いた事例だ。
ちなみに、最近はもはや自転車ではなく『歩く』という事の方に価値を置いている。
車では見聞できない事が自転車ではでき、自転車では見知り得ぬ事が歩いてやっと知見できるのである。

今年の9月以降に
東京、西宮~神戸、梅田~宝塚を歩いたが
歩いていて面白いのは絶対的に東京である。
東京は地形的に谷(→坂)が多いので疲労も少ない。
上ったり下りたりしている方が疲れないないので、梅田・宝塚よりは西宮・神戸間の方がまだマシか。

こう歩きまくって都市間の距離を実感していくと
不思議な感覚に襲われる。
その感覚とは、電車や車がトロく思えるのである。
「あの短い距離をこんだけ速かったら、もっと早く着くだろうに」と思う。
いい例が心斎橋~難波間だろう。あれくらい20秒くらいで着けそうな感じじゃないですか。
地下鉄は遅い。以上。

最近観たTVドラマ…
『14才の母』
『未成年』
『Good Luck』
『わたしたちの教科書』
『人間・失格~もしも僕が死んだら~』等々はどれも上質なドラマでした。

特に下の4作品など本当に唸るような秀作。
本当に唸るのです、僕は。
「これめっちゃ面白いやんか~」って部屋で一人で唸っているのです。
「よかったこの作品に出会えて~」って。
お分かりのように、僕は正直なのです。

でも純粋ではないと思う。
心がきれいじゃないのです、多分。
というのは、『人間・失格~』劇中で堂本剛演じるマコトの
正義感よりむしろ、それの土台となる『誠実』『純真無垢』という要素にあこがれる。

よういうものを感じる人間を好きになったり、憧れたりするのです、観てる最中。
人は自分にないものに憧れるって言うて
だから、そういうものに憧れる僕という人間には

そういうものが欠けているという訳ですね。
嗚呼・悲しいほど相当因果関係。

最近みつけたエエ台詞は

「私のことが好き?」
「付き合って…私とキスがしたい?」

「セックスがしたい?」
『未成年』の萌香役桜井幸子の台詞なのですが
どういう角度から分析しても

美しい台詞ですね。
死角がないというか…。

あぁ、ええ言葉。

What turns you on?

2007-06-16 02:48:14 | tv
先ほどテレビで

『叱って!ブロンド先生』(今問題のTBS系)という番組は
見てて結構面白かったと思います。

英語が苦手な男性芸能人がロケを通して英語ぺらぺらなブロンド先生(芸能人)に
叱って(言い回しを指南して)もらうという内容だが
ゆくゆくはもっと放送の時間が繰り上がっていくと思えるような面白い番組だと思います。

中でも僕自身が感心したのは
「グッとくる好きな男性の仕草は?」をどうやって外国人女性に聞くか。
普通「仕草」とかを
難しく考えてしまい
「ジェスチャー(gesture)」などの単語を使いがちですけど

『What turns you on?』
という簡単な言い回しでよいらしいです。
何があなたのスイッチをonにするの?火を点けるの?的なニュアンスで。

僕なんかが好きな女性の仕草や言葉は
やっぱり

「んもう~」です。

僕の無理難題に【呆れながらも、言う事をきいてくれる】というね、
こういうのこういうの♪

例えば、一緒に歩いてて、右行ったらゴールなのに、もうそこにゴール見えてるんだけど、
でも「左行こう」って僕は言うね。だって左行きたいから。
そんな時、相手は言ってくれんのよ、「んもう~」って。

その後、僕が「来ーへんのかい!」って、
そのまま右に行かれてしまうっていうのも

まぁ、新しくて好いんだけど。
でも、「右行ったらゴール」って…
二人なんで迷路歩いてんだろ?

あっ。そっか、なるほどね。
恋愛って、そういうものだから。

どゆことかなー?

夜がスキ(別)

2007-06-05 15:52:53 | tv
僕は、深夜の映像、真夜中のあの

定点キャメラから、ただ延々と映している
高層ビル群の灯りが点々としているの、あの都会(まち)の夜の情景が好きである。

番組なのか
そうでないのか
それに気付いたその時は、きっと、既に遅いんだろうけども、だけど好きなのである。

寂しい感じしか漂わってこないけど
他の人には、ただの映像としか思われないだろうけど、でも
僕に言わせれば、あれは番組である。『番組オブ番組』の称号をアゲちゃう☆
ナショナルジオグラフィックの次に映像が綺麗で、本当に素晴らしい番組だと思うし

僕は、あれを観ているだけで9杯10杯は当たり前のように平らげることが出来る。
あ、ご飯ね。
ただ、僕はあの番組を観ては

そんな静かな都会を歩きたいと思わずにはいられない。
シトシトと優しい雨なんか降ってたら、尚良い。

それで傘を差さずに、びしょ濡れになって、泣きながら歩いて、そしたらきっと気持ち悪がられる。

「篤」という字

2007-05-22 05:45:04 | tv
どうも。

これは多分皆様にも心当たりは御ありかと思いますが
自分の名前で1番愛着のある文字がある。

他の人の名前にはあまり使われていない字だと尚の事。
僕の場合は
「あつ」という音で、「篤」という字は

これまでの人生で周りには殆ど居なかったので、もの凄く好きなのです。自分の字というか...。
だから、ファブに入った当初もそれを考えて
呼び方も「あつ」という音を選んだのを覚えている。
まぁ僕自身の人間性と「篤」という字義が果たして見合っているかは、疑問なのですが。

あっ、1人だけいるか。もう1人。2人居るわ。
Atsushi(基礎ゼミ)と、きーちゃん(#7、ki-chang)か。
他でも、「あつ」という音を持つ名前の人には、それだけで親近感が湧くのである。
 来年1月からのNHK大河ドラマは「天璋院篤姫」の主人公は
徳川幕府第13代将軍家定の夫人である。

時代が完全に幕末ということで、その篤姫は家定の夫人って事だけは覚えている。
あと、数年前の大河ドラマ「慶喜」の時、深津絵里が演じていて
江戸城退去を愚図り、坂本(龍馬)が好きな薩長派という僕の感情が拍車を掛けて
唯のワガママで生意気な大御所としか僕の目には映らなく、当時ムカついていたのも記憶する。
最近本を読んでみると、果たして明治維新の是非を疑問に思うようになり

それで今
来年の当ドラマの原作「天璋院篤姫」(宮尾登美子著)を読んでて
そのヒトトナリが、歴史物語とはいえ、素晴らしく思えるこの頃なのです。
当役の主演は(宮崎あおい)らしいが

なんか負けたくない感じがする。
僕も「篤姫」演じられるし!頑張るし!
勿論女装もするし!ボウズで「篤姫」やる訳にもいかんからね。

まぁ、こんな事を書いてるのも、来年の大河ドラマ必観と思えるのも、原作を読んでるのも
すべては「篤」という字が運んできた仕合せだと思う。

「篤」のあの字もない宮崎あお…あるわ↓

実際にミニイキテイナー~野球って素晴らしいかもという予感~

2007-04-25 18:33:26 | tv
それほど好きでなかったスポーツは、野球。

それを最近では、テレビではあるが、観ている。
野球の「や」の字も知らなかった…いや、「や」という字は知っていたけど…

何て言うのか…
スライダーは、分からない。
チェンジアップも分からない。

それで、先日友人に球種の違いを聞いてみたのだが
ちんぷんかんぷん、ぷんである。
まずチェンジアップ。球が落ちるのに
「アップ」って!

理解に苦しむ。
でも、部屋の中で投球フォームを真似てみたりなどはしてみる。
気づいたが、ベンチに座っている選手の間って、本当に狭く見える。
ベンチとベンチの間が狭いのだろう。
外来のベースボールを「野球」と名づけた?のは、近代俳諧の正岡子規である。

この度、僕が野球に興味を持ち始めたのは、正岡子規を勉強していて、である。
正岡子規の本名(というか幼名)は、升(のぼる)である。
で、野・球(の・ボール)というカラクリなのだ。
名づけたのかどうか性格には不明だが、野球殿堂に明治の文化人・「正岡子規」という

名が列なっている事は、前述の経緯を知らない人には意外の事と思うだろう。
とにかく、勉強していた正岡子規が間違いなく野球と深く携わっていて
それが今回の一連の動機の一因でもある。

とにかく、野球を知らない人生にバイバイした。
サヨナラ☆ってこと。

バイビー☆ってこと。

みんな、なだがそうそうなんだろうなぁ…いいなぁ

2007-04-23 19:43:05 | tv
「涙そうそう」を観たのですの。

好きです、あの映画。
多分に、雰囲気的にしか理解してないと思うけど、いいなぁって思えた。

そんで
凄く良い!って分かってて
良いのに。良いって分かってるのにさ

僕って、本当に全然泣いてなくて
「泣けよ!俺!」って
自分を一生懸命に励ましてたけど
なみだ

流れなかったんだよね。、けっきょく。
あーあ。いつから
こんなに泣けない男になってしまったのか

と放映中に落ち込む。
自分を客観視できる男っていうことだけが救い。

基本的に、集中してないって分かった。

スタート・ライン~『任』という字~

2007-04-18 18:27:06 | tv
皆様もお馴染みの俳優・時任三郎(ときとう さぶろう)。

『海猿』などにも出ておられた。
今回は、火曜9時からの石原さとみのドラマ(題名忘れた)に父親役として、お出になっている。

最近、はじめて(ときとう さぶろう)と読むと知りました。
最初は
「ときにん さぶろう」と読んでいました。高校生の時です。

これは、僕の昔からの、ま、言ってみれば、命題みたいなモノなのです。
芸能界のことなんて、全く知らないけど
僕は、昔から「この『時任三郎』は、一体何て読むのか」っていうことが
不思議に思い、知らない中でも一番知りたくてたまらなかった事なのです…。

もちろん、そのことを何食わぬ顔でバスケしていた自分が今ではとても恥ずかしく
もっと早く皆さんに相談すればよかったと、今ではとても後悔しています。
でも、もうハタチも過ぎて(時任三郎)も読めないなんて周りの人が知ったら
どんなに恥ずかしいだろうと、怖がって、そんな自分にさらに自信を失くし
だから、そういった自分のこと、特に弱点などを人に打ち明けたりしてこなかったのです。

そりゃあ、人に「何考えているのか分からない」なんて言われますよね。反省反省。
そりゃあ、「電話のとき愛想がない、暗い、ヒドい」って言われますよね…関係ない。
で、先にも述べたように、高校時代はもっぱら「ときにん さぶろう」。
でも、さすがに違うだろうと気づきました。何か「ジキニン」みたいじゃないですか。

その気づきが、大学に入って思慮も段々深深となって来た秋のある寒い日でした。
そして、「あ、これは【とき にんざぶろう】なのだ!」と発明者顔でいい気になっていました。
大体、テレビ情報誌読んでても、名前に一々仮名なんて打ってないじゃないですか。

で、先日やっと名前の横に「SABUROU TOKITOU」と載っていて、全てを知ったのです、そう、全てを。
僕は…僕はようやく、時任三郎の全てを知ったのです。

否、スタート・ラインに立ったばかりだ!  応援してね♪

『君を忘れなゃい』

2007-04-17 17:40:19 | tv
どおおおも。

先日、ツタヤがレンタル半額やっていたので5本ほど借りてきた。
一つに、以前#91…うめが推薦していた?ようなドラマ『君を忘れない』というのを借りてきた。

時々夕方再放送でやっていた映画であるが、面倒臭くて見てこなかったが
やっとお金を出してモチベーションを上げて、観た!
此れ、立派な自己管理。

大体、僕の映画にというかDVD(ビデオ)というか
まぁ、本でもなんでもそうなんだが
モチベーションが低くて
ビデオ借りて観ずに返すっていうのはしょっちゅうあって

少し前、2,3年前に買った『スクールオブロック』をやっと観た始末である。
で、まだ黒澤明の『用心棒』を3年間観ずに居るどころか封も開けてない。
来年観よ♪
…億劫になってしまうんよねぇ。
DVDとか買ってる人は結構そういう心理状態に陥ってしまいがちじゃないかと、分析するんだけど。

で、話は『君を忘れない』なんですけど
'95年製作で出演者は今だからこそ言えるが、豪華。寿明(唐沢)、拓哉(木村)、隆史(反町)、邦彦(松村)等々。
太平洋戦争末期の特攻隊の中の話で、勿論、反特攻という論調。
結果的に、僕の感想は、(良かった)かも知んなーい。良かった。
何が良かったて、全体を通しての、そして特に結末の爽やかさなど。
恋愛の映画とか別に何の感情も湧かないんだけど(『愛と青春の旅立ち』は良かったけど)

男の友情とか、そういうのはやはり好いね、僕の場合。
心を閉ざしていた人が心開く、とか
悪そうなやつが、実はとても良いやつで身を挺して人を守る、とか
そういう展開に頻繁にイカされるんだが
それは、僕自身に潜む慢性の「ストックホルム症候群」のせいかも知んなーい。

自分が死ぬって時に
「君を忘れない」って言われたら
なんか安心して死ねるような気がすると思った。
その言葉は、死の恐怖を少なからず和らげてくれてると思う。

その言葉は別に、作品の中でそういう風に使われているわけではないのだが
僕の場合、「自分がもし特攻隊に…」とか、「戦時中に生きてたら…」とか一々考えるので
この作品を観てて、そう考えてしまったのである。少なくとも僕は、忘れられるのが怖いんだと思う。

せこい人間かな…。
なんて、今言ってきたことなんて

結局、死に全く直面したことのない温い僕の軽率な発言でしかないかも知れないけども。