「どおしたの？なんか元気ないじゃない・・・」
（ふん！） 「なーに？！ なにいじけてるの？言いたい事があったら、いいなさいよ。」
（そおいうこと、よく言えるわね・・・）
（あんたが私を突然洗面所に連れ込んで、
大嫌いなシャワーを浴びせて、こんなにへこませたんじゃない！）
（いや、あの黒い服着た娘がいけないのよ！
折角ここまで、誤魔化してきたアタイの汚れ方を、指摘するから、
オバサンがその気になっちゃったじゃん！
そもそも、火山灰にスリスリするのって、気持ちいいのよ！
オバサンはいつも「きゃ～、灰かぶり姫！」って、大笑いするくせに・・・
いつもは、洗面所で抱っこして「洗うぞ！」って脅かすだけなくせに・・・）
（まっ、終わってしまった事だから・・・毛づくろいも適当だし・・・いいんだけどね
実を言うと、私太ってて届かない場所がいっぱいあるから、時々洗ってもらうとスッキリして気持ちいいのよ。
シャワーも、そんなに嫌いじゃないの。いつもジーッとしているから、オバサン「なんて、お利口なの～！」って何度も叫ぶわ。
また、お外に出て一回スリスリゴロゴロしたら、 ”モトノモクアミ”なんだけどね・・・そこは、許してくれるわけ・・・
お互いに、「折り合って」いるっていうの？！）
（アタイ、亀じゃないからねぇ～～～！！）
