昨日から漸く一回目の充電と放電テストを実施しました。
その前に充電器と繋ぐためのアンダーソンコネクターを準備します。
充電テストを始めますが電極の接触が悪く…BMSで感知する電圧が半分に下がりやり直しです。
電極を締め直して、漸く各セルのバランスの取れた状態になりました。
但し、最後の方は第四セルが暴走し始めて上限カットオフになって充電終了です。
184mVもの差がついてしまったので容量が202Ah確保できるか心配になりました。
しかも、充電終了後の電圧が13.52Vと予想外の電圧の低さです。
続いて、30分後に電圧が安定してから400Wの電気ヒーターを取付けて放電テストを行いますが、この際の電圧降下は0.45Vでした。
その後、途中で外出のため中断していますが15〜30分毎にモニターしながら状況をチェックしています。
本来であれば1C、このバッテリーの場合は202Aの出力でテストするのが正しいのですが、筆者の設備では1/5C、約37Aでのテストになるので見掛けの容量は大きくなることになります。
結果は…
21:28に23.82Ahだったものが平均出力37Aで23分後に容量カウンターがゼロになってしまいましたが、これは最低電圧を12Vに設定してあるためそのように表示されてしまうものです。
実際には、この23分間の消費電流は計算上約14Ah(37Ax23/60)となるので、12Vの時点までに約190Ah消費したことになります。
つまり、12VはSoC(充電深度)で言うと10%なので残量20Aですので容量は210Ahの計算になりますが、上述のように低出力での放電テストなので実際の容量より大きめになってしまいます。
但し、気になったのは第一セルで充電の途中までは突出して電圧が上がり、放電時には突出して電圧が下がることと、第四セルが充電の最後の方では暴走してしまうことです。
セルバランスも悪く最高でも14.11Vまでしか充電出来なかったので、今度時間を見つけてトップバランスを取ってみたいと思っています。
関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s
充電する場合は全部のセルが3.45V(13.8V)になった時点で充電を止めた方がいいです。
3.4V以上になるとセルが電圧暴走しますから、電圧はバラバラになります。
全てのセルが3.45Vくらいで充電を止めてしばらく放置するとセルの電圧が3.35Vくらいになりますが、それが満充電の状態です。
充電中に、セルの電圧がバラついたときは、多くがバスバーの取付け不良の場合が多いです。
満充電にしてから10A程度ゆっくり放電すると全てのセルの電圧バラツキは10mV以下に納まりますが、バラツキが激しい場合はバスバーの取付け不良が多いです。
この手のバッテリーはネジも6mmと細く、掛かりもわずかしか有りませんから締め付けが難しいですね。
バッテリー自体がセルバランスが取れてない場合、4つのセルを並列にして、3.65Vの電圧を掛けてバランスを取る方法もありますが、そこまでは必要ないと思います。