一昨日から本格的に消費税の申告作業に突入しました。
先日触れた家事と事業配賦の切り分け自動計算のバグは対応しましたが、毎年の恒例行事ですが消費税の申告に当たり、混乱を極めています。
基本的な考え方は、国内で課税で仕入れた商品を輸出しているので、その輸出した商品を購入した際に払った消費税を還付するだけなのですが…まとめ表を見ると還付額が仮払い消費税と仮受け消費税の差になりません。
二度ほど入力データと元の帳票をチェックし直しても原因が判らず、購入した商品在庫と売上原価として引き当てた仕入の消費税を税率別に集計したりと分析してみましたが…
その内訳を分析している際に漸く原因が判明しました。
この消費税の取り纏め表を出力する時に、旧税率が適用された取引の有無が計算結果に大きく影響があることが分かりました。
簡単に言うと、前年度から引き継いだ期初在庫高に旧税率8%適用の商品があったのですが、それらが集計されていなかったのです。
また、新年度の入力データの中の軽減税率8%の取引の一部に旧税率8%が間違ってインプットされていることも発見、これらも集計されていませんでした。
今回この分析作業で旧税率8%と軽減税率8%とでは国と地方の取り分に差があることも初めて知りました。
この他にも、消費税の集計にあたり計算方式の関係で誤差が生じてしまうのですが…
(前提:内税方式、税別管理、消費税算出は入力金額単位)
例としては、税込180円(税抜き価格164円、消費税16円)の商品を10回別々に調達すると
調達金額180円x10個=1,800円
内訳 商品在庫(税抜) 164円x10個=1,640円
消費税 16円x10個=160円
合計 1,800円
と記録されますが、この商品在庫全部を一人の顧客に販売する場合
売上原価(仕入高) 180円x10個=1,800円
ここから商品価格と消費税に分ける際に一括比例配分するため
内訳 商品価格(税抜) 1,636円
消費税 164円
合計 1,800円
と記録されて、商品価格(税抜)と消費税部分にそれぞれ4円の誤差が生じてしまいます。
この取引により、商品(在庫)は全て販売したにも拘らず在庫が4円残り、結果として仕入高(売上原価)がその分不足し、仮払消費税が4円余分に計上されてしまいます。
つまり、端数程度ですが当期の所得と消費税還付額に影響がある訳ですの、期末処理としてその修正作業も行いました。
何にしても消費税の申告準備作業は、充分に慣れていないため考え込む時間も多く頭が混乱して梃子摺ることが多いです。
今日の作業はこれくらいで終了ですが、引き続き頑張ります。
関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s
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