六月になった最初の日 高田世界館で映画をみてきました
哲学者 ハンナ・ハーレント 予備知識は上越タイムス5/30の記事 上越高の教諭 宮越一氏の寄稿
悪の陳腐さ・凡庸さを探る
きっと難解でわからないだろうと思いました でも興味はあります
あらすじ ネットから転用しました
1960年、ナチス親衛隊でユダヤ人の強制収容所移送の責任者だったアドルフ・アイヒマンが、
イスラエル諜報(ちょうほう)部に逮捕される。
ニューヨークで暮らすドイツ系ユダヤ人の著名な哲学者ハンナ(バルバラ・スコヴァ)は、
彼の裁判の傍聴を希望。だが、彼女が発表した傍聴記事は大きな波紋を呼び……。
私は11時の上映をみました 多くの入場者がいましたよ 女性が多く 年代もさまざまだったと思います
ハンナ・・・頭がよくて 友人にも生徒にも慕われ 夫に愛されている女性 生きることに前向きな人 信念をもった人
自身もユダヤ系ドイツ人 収容所にとらわれていたけれど 奇跡的に脱出しアメリカへ亡命できたハンナ
アイヒマンの裁判映像は実際の映像だそうです ポスターの右端にアイヒマンが写っている・・ 小心そうな顔
レポートを書いたせいで非難されるハンナ 大学にもいられなくなったとき 授業でのハンナのスピーチは圧巻でした
アイヒマンは自分で考えることをしない人 上からの命令を忠実にこなしただけの人
それがどうゆう結果になるのかを考えようともせず・・・・・
人は考えなくてはならない
悪か善かを判断するのは人の思考だ
本当に怖いものは思考をやめた平凡な人間だ
ユダヤ人の指導者のなかにもその行動が見られる者がいた・・・・
これが世界中の人や同胞からもバッシングをうけることになった
でもハンナはアイヒマンの 悪の凡庸さを主張しつづけた 信念を持って。。。
いやあ 難しい映画だったけれど 見てよかったと思いました
上映してくださった方々に感謝します
6/1はアイヒマンが処刑された日とのこと 偶然なのかしら・・・