体力が落ちてきたなぁ、ジムにでも行こうかなぁと考え始めた半年ほど前。
そこへ舞い込んできた乗馬センターのチラシ。
そして目に飛び込んできたこの謳い文句。
「50歳以上の方、無料体験レッスン」
"無料"…なんと魅惑的な響きなのでしょう。
加えて年齢縛りがあるなんて。
私、、対象じゃん!
いやいや、乗馬って高いっていうよ?
ジムの入会金とか調べて比較してからよ?
とりあえず一回体験してみてからでもいいんじゃない?
そして思わず…申し込んだが最後。
体験後にガッツリ確保されて、気がつけばサインしちゃってました
ちなみに競馬場には一度も行った事がなく、TVやニュースでチラッと目にする程度で、
昨今人気の"ウマ娘"もCMで見た事がある…というレベル。
実は福岡にいた頃、乗馬クラブを数ヶ所見学に行った事があります。
その時は、まだまだ子供達の部活がメインでしたので、「今じゃないな」と。
そして、そもそも、なぜ乗馬をしてみたいと思ったのか…
子供の頃好きだった、キャンディキャンディ、赤毛のアン、大草原の小さな家のローラ、
私の好きなキャラクターたちの共通点…
同世代の方ならわかっていただけるでしょうか。
お転婆な彼女達が、男の子さながらに颯爽と馬に乗って駆け出す姿に、
か、かっこいい…✨
暴れ馬を鎮めるシーンなんて、惚れ惚れしちゃう。
西部開拓時代の映画しかりで、馬に乗る姿勢や、そのスピリット的な部分に憧れていたのです。
憧れはそんなところからですが、やはり馬と触れ合えるというところが大きな魅力の一つです。
ドッグセラピー同様に、ホースセラピーなるものもメンタルヘルスの分野では注目されているようで、愛犬ロスからもうすぐ2年、やはり動物に触れていたい…そして、触れているうちに癒されていくのがわかる。。。
そして、いつかホーストレッキングしてみたい✨
The nature
という、導入部分のお話ですが、
実際にレッスンが始まると、
まぁーーーーー難しい!!!
みなさん簡単に乗っているように見えますが、ものすごくスキルの高い事をされているのです。
これまでなんとなく見ていた乗馬のシーンが、まるで視点が変わってしまって、どうしてそんな体制でそんな事できるの??と、もう完全リスペクトです。
例えば時代劇、最近では大河ドラマで「打毬」の競技シーンがありましたが、平安貴族の装束で、スティック持って、馬も操ってって…
凄すぎる。。。
俳優のみなさん、10ヶ月ものトレーニングを受けたのだとか。
この前見たニュースでは、夏に開催されていた福島県の相馬野馬追が、暑さを避ける為に初夏に開催変更となった旨映像が流れていましたが…
甲冑着て馬に乗ってるやん
そして、馬の方向転換や扶助の出し方すごい〜って、こちらも超リスペクト。
今までサラッと流していたニュースや映像の食いつくシーンが様変わりです。
そんな私はまだまだ乗りこなすレベルになく、レベル毎に進級テストがあるのですが、今度こそ!と意気込んでは合格が遠かったり、どうしてできないんだ
と落ち込み、家に帰るまでの足取りの重いこと。。。
かと思えば、受からなくてもいいや!ぐらいに気楽に臨んだ時に案外合格を貰えたりして…
この、うまくいかない分自分への悔しさ、情けなさ、歯痒さ、もどかしさ…これって…学生の時の部活に似てる〜
大人になると、第三者から何かをしごかれる機会はグッと減りますし、たとえ酷評されたとしても学び直しますよ、という開き直りも出来ますが、
できなければできる様になるまで身体で覚えなきゃ!
人よりもっと練習しなきゃ!
下手くそのままは嫌だー!
ってスポ根学生時代と同じ感覚。
そして、ある日前触れもなくレギュラーに選ばれたりするご褒美が突然やってくる。
これが、クセになるんですよね。。。
鞭ばかりではなく飴もある。
そんな先週末は、進級テストを受けたものの、まだ厳しいな、と合格いただけず。
シュン。。。
いつぞやの野球少年(オノマトペ )と同じ心境でとぼとぼと家路に向かう…
それでもご飯食べて、寝て起きたら、
ヨシ!また頑張ろう!!
飴の甘さを知ってるだけにまた奮起します!
大阪の梅雨入りはいつかなぁ??
紫陽花はもう満開だけどな。。。